ノグリの穴

映画をのぞいたら、プイプイっときた。

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Wの悲劇

2007-04-03 03:18:09 | Weblog
薬師丸ひろ子-Woman~Wの悲劇より~
もう行かないで そばにいて
窓のそばで腕を組んで
雪のような星が降るわ
素敵ね

もう愛せないと言うのなら
友だちでもかまわないわ
強がってもふるえるのよ
声が・・・

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
横たわった髪に胸に
降りつもるわ星の破片(かけら)

もう一瞬で燃えつきて
あとは灰になってもいい
わがままだと叱らないで
今は・・・

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
やさしい眼で見つめ返す
二人きりの星降る町

行かないで そばにいて
おとなしくしてるから
せめて朝の陽が射すまで
ここにいて 眠り顔
見ていたいの


ジャン=リュック・ゴダールの「映画史」の中には、沢山の作品が登場し、引用され、言及もされているのでしょうが、それを理解したかと問われれば、まったくといっていいほど自信がない。というより、大体のゴダール作品はわからないことが多すぎて、ワタクシのような馬鹿だと自覚がある者にとっては、ついていけないんです。
でも、馬鹿にはわからない絵を沢山描いた、ピカソのデッサン力がずば抜けて凄いように、ゴダールの映画力(?)が凄いんだろうというのは、作品を観ると感じてはいるんです。
ゴダール←こいつの映画なんて、くそつまらん!と、観ていて感じて、そう言いつつも、
うーん。と唸るものがあって、それは他のものでは感じ得ないもの。
だから、自分ではのぞくけど、人にはすすめません。

で、「映画史」の中ですが、【狩人の夜】の一場面が登場しました。
1955年の白黒作品です。
そのシーンは、幼い兄妹二人の乗ったボートが夜の寂しい河を滑り出します。
父はなく、再婚相手の男に母を殺され、その男に追われ、間一髪で逃げ出せたところです。
恐怖と不安としばしの安堵。
これからどうなっていくのか、だだ、河の流れに身をまかせ、二人は小さなボートで眠りにつく。
夜空には美しい星々がきらめいている、そういう場面です。
心を揺さぶられる場面で、自分はその時、【狩人の夜】を観ていなかったのですが、すぐその後、レンタルして観ました。

映画【Wの悲劇】の主題歌は勿論、主演の薬師○ひろ子が歌っています。
日本映画界の「アイドル」だった。
知ってる曲だったのですが、映画をのぞき、その歌を聴き直したら、なんか「映画史」で登場していた【狩人の夜】の場面を思い出しました。
作詞は松本隆、作曲は呉田軽穂、ご存知、「女王」ユーミンです。
そのユーミン、何かのテレビ番組で松本隆さんのことを「乙女」といっていました。
まさに松本隆の歌の詩は「乙女」が多くて、自分は「乙女」なので、ついつい、刷り込まれ、意識せずして、口ずさみ、気づけば、あの曲も、この曲も、作詞は松本隆。
特に「アイドル」松田聖子は、そのパターンで知ってる曲が多いです。
ボートつながりで言うと、松田聖子の『哀しみのボート』も良いです。
ああ、凄く、カマカマしい話題になってる~

恐怖、哀しみ、不安の中、オールはなくて、自分ではどうすることも出来ず、
流される。
そのボートの中で、感じる儚さや美しさ。
そこには、彼岸(ひがん)⇔此岸(しがん)に通じるものを、感じられずにいられない。

眠り顔 見ていたいの
愛を感じずにはいられない。

【Wの悲劇】2007.4.3
監督:澤井信一郎 出演:薬師丸ひろ子 三田佳子

「オンナ、使いませんでした?」

小学生くらいに観た記憶があって、なんだか、けがれてる薬師丸ひろ子にドキドキしたような・・・
自分が、けがれた頃には、この映画、カマうけする映画として(一部の間で)広く知れわたっていました。

で、薬師丸ひろ子特集があったので少し前に録画、再度、のぞきました。

凄いです。三田佳子。
期待以上の熱演でした。

「女優!女優!女優!勝つか負けるかよ。いぃひ?」

声色の使い分け、っていうか、声の裏返り方が女優です。

「乙女」も「女優」も、誰もが持ってる、
女の、womanな部分かもしれません。

また今度。
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3 コメント

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あなた役者でしょぉ?違うッッ?!怒 (竹美汁)
2007-04-12 14:15:35
 「Wの悲劇」。
 ちゃんと観ると案外ちゃんと作ってあるあの映画。

 その歌の歌詞、僕は、「水の影」ってユーミンの歌を思い出すわ。
 
 たとえ異国の遠い街でも
 風がのどかな隣街でも
 私は多分同じ旅人
 遠いイマージュ水面に残す
 時は川 昨日は岸辺
 人は皆ゴンドラに乗り いつか離れて
 思い出に手を振るの

 なーんて1人でうっとり乙女なんでしょうか。そしてこの歌詞に、中学生のときにはまってた自分。「えー男なのにユーミン聴くとー?」と女子達に白い目で見られ、ためらいがちだった私。あの頃からひと目気にしすぎ。ひと目を気にして生きるとろくなことが無いね。最近分かってきた。



 どうでもいいけど、1月の日記であなたが似ていると言われたという、金正男(김정남)、日本の太め&ヒゲ好きゲイのアイドルとしての潜在力はどうかしら。サムソン系。
 最近合唱団の人と話してたのだけど、もうちょっと彼が痩せれば、日本のガチムチヒゲ好きにまでアピールしちゃって、G-menのグラビアに載っちゃったりして、ミクシーで応援コミュとかできちゃったりしてー!!!WAKU―WAKU!!!
 父君がどうみても太りすぎのおばさんにしか見えないのに比べ、正男さんは男っぽいじゃん?どうかな。
演じてる自分と、本当の自分。 (ノグリ)
2007-04-13 08:24:53
立ち去るときの肩のあたりに
声にならない言葉きこえた
あなたをもっと憎みたかった
残る孤独を忘れるほどに
よどみない浮世の流れ
とびこめぬ弱さ責めつつ
けれど傷つく
心を持ち続けたい

「水の影」それも、思い出すの、わかる。

竹美ちゃんは「女優」だから、人目を気にして、
なんぼのもんじゃいって感じがするけど?
「客」の反応って、やっぱり大事でしょ!

「カーテンコールも芝居のうちよ。」


>金正男

あの無能な男っぷりや、ふてぶてしいところに、
ヌレヌレ~、
グッとくる人、いるはずなのは、予想つく~

でも、それとこれと、ワタクシとは別よ!


>太りすぎのおばさん
>潜在力

某レーベルで親子共演どうかしら?
「おじいさまを殺してしまったの!」
おじいさまを殺してしまった、って・・・ (竹美汁)
2007-04-13 10:38:09
あーもうユーミン話、ぴー太さんカモン!!

正男さんの祖父は、王朝の開祖ですから!
「おじいさまを殺してしまった!」って怖いから!!
(って自分から話振っておいて、アンタさ・・・)
94年の7月に王国を襲った悲しみは陰謀だったのね?!!!

正男さん、王朝が滅びた後には王族の末裔としてひっそり暮らさないといけないから、今のうちに日本に駆け込み先を用意しとかなきゃね!!プライド高そうだけど、見た目だけで人を王様待遇してくれるのは、ゲイだけの風習よ!!!


このページにミサイル(悪態書き込み他)が飛んでこないか心配・・・ごめんよぉぉぉぉ←ひーひひひ他人のページで好き放題見放題だわーーーー


僕の場合は、ひと目の気にし方が守りに入る形だからダメなのね。女優になれない。演技のテクニックが無いから人の言葉に正直に反応しちゃうの・・・その意味では向いてないなあと思うけど、まあ、皆様のサンドバッグとして生きるわ!あまり長くはいられないけど!←変形しちゃうからね。もうボコボコ。「アンタってグダグダ女ね」とか「いじめたくなる」とかって言われたときは、あまりの的確さと毒々しさに落ち込んだ・・・

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