信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

マムシグサの花

2017年07月01日 | 山野草

薄暗い茂みの中にたたずむのは、サトイモ科テンナンショウ属のマムシグサです。
名の由来は、茎の模様や花の様子がマムシに似ているからなどと言われています。


草丈は30~100cm、花部の長さは8~10cmほどと大きく、この辺の花期は5~6月です。
茎は図右下の中心の細い部分で、そこに2枚の葉の葉鞘が囲い、偽茎となっています。
偽茎の上部に、ふつう2本の葉柄が出て、その先に小葉が鳥足状に並んでいます。
花弁のように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、葉で花を包み守っています。


マムシグサは雌雄異株ですが、外見での見分けは仏炎苞筒部最下部の合わせ目です。
雄株は、虫に花粉を運び出してもらえるよう、外に出られる隙間があります。
雌株は、虫にたっぷりと受粉をしてもらえるよう、出口を塞いでいるのです。


運良く道脇の草刈り作業に出くわし、刈り取られた株の仏炎苞を開いてみました。
仏炎苞の中は花と付属体があり、雄株の花には白い花粉がたくさんついています。
雌株は種子が膨らみ始めていますが、受粉を介した虫が息絶えています。


今年はカルイザワテンナンショウを探しに軽井沢を何回か訪ねました。
マムシグサの仲間は変異が多く中間的な形質を示す株もあり、区別に迷います。
特徴は、花序が葉より高く、仏炎苞の舷部が長く垂れ、付属体上部が前曲するとのこと。
何株かそれらしき株にめぐり会え、画像はそのうちの1株です。


カルイザワテンナンショウを探す道すがら、いやしの風景に出会いました。
手入れの行き届いた苔むした庭の石垣にユキノシタの白い花弁が舞っていました。
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