徒然BOON

徒然なるままに気になることを綴ります

風光る 第231話

2017-11-16 17:26:21 | 「風」のひとり言

今月号の扉絵はまるで『ウォーリーを探せ』(笑)

さて、沖田先生とおセイさんはどこかな・・・ あ、沖田先生が壁ドンしてる(笑)

 

密かに内藤副長を呼び出したのは、松本法眼だった。

   さすが密会であるから、二人とも無紋の羽織だ。

そこで、衝撃的な事を知らされ、凍り付く副長。

  「総司と神谷が

   惚れあっている――?」

瞠目し相手をじっと見つめ、法眼の衝撃的な言葉を頭の中で反芻する副長。

ぷつっ  

ぶつ  ぶつ  ぶつ  ぶつ・・・

青ざめた顔で蕁麻疹が発症した首や腕をぼりぼりぼりぼりと猛烈な勢いで掻きまくり

『否!!  否!  否!  否法!! そんなことは金輪際あり得ません!!』

と断固否定する副長。

副長の異様な様子にちょっと臆するも、『なんだとう? 何を根拠に?』と怒り顔で

理由を問う法眼。

総司とは子供のころからの付き合いで、いくら神谷が女々しいとて衆道に走るとは・・・

と話し出す副長を、

『けっ 唐変木め! 未だ気づいてなかったのか!』と一蹴し、

『清三郎は生来(はなから)女子だよ!!』

と素性を明かした法眼。

呆然としたあと、騙されていた怒りをぶつける副長に

『ずっとお前にだけはバレるんじゃねんかと案じていたが 存外素直なんだな土方』

はっ はっ はっ とおちょくる法眼。

嘘をついた理由、主人公の硬い意思を説明され、これまでの武士としての働きに

不足はなかったろ、と法眼に迫られ、言葉に詰まる副長。だが、気になる点があった。

『・・・総司は・・・  あいつはいつから知っていたんですか・・・?』

『入隊したその夜にはもうバレた』と聞いていると法眼から教えられ、

『あ…ンの野郎・・・っっ!!  俺ばかりか近藤さんまで騙して・・・っ!?』

と頭をガクッと落とし、怒りで肩を震わせる副長。

 『何度も 何度も 何度も思いましたよ 「これはまるで女子だ」と!!

 だが法眼にそういう病だと言われたら―― ・・・くっそおお!!』と、以前、

伏見の寺田屋を定宿としている坂本龍馬を偵察するため女子に変装した際の

主人公の姿を思い浮かべ、こぶしをぐっと握りしめる副長。

『ああ 見事に騙されましたよ!!  あんた達3人に!!』

先ほど、士道に女子の入る余地はない、と突っぱねたが、5年も見抜けなかった奴が

何ほざいてやがる、と痛いところを突かれた手前、

『神谷が今や隊にとって欠くべからず隊士だって事も認めましょう!』と折れ、

怒りが収まらないまま、密かに呼び出され、主人公の素性を打ち明けられた目的を

『今になって総司の為に女子に戻りたいと 法眼に泣きついたって話ですか!?』

と邪推し言い返すと、

 『清三郎をナメんじゃねえぞ 土方! それっ位のタマなら疾うに組なんざ

逃げ出していただろうよ! だがあいつは本気なんだ! 本気で誠の武士として

死にたいと願っている!』

と法眼に一喝され、

『沖田への恋心よりも 沖田への忠誠と士道を守って甲府へ行くことを選んだんだ!!

そこまでの思いを 所詮女子の戯言とお前は笑うのか 土方』と問われ、

寝巻姿でたたずむ沖田組長の背を守る様に黒の紋付の隊服姿で大刀に手をかけ、

いつでも抜刀できる態勢でいる主人公や過去の入隊試験や池田屋での時の主人公を

思い出し、しばし空を見つめる副長。

 

『どうせ 気づいちゃいたんだろ? とっくに沖田も清三郎に惚れていると』

 

 で、いよいよ本題を話し始めた法眼。

『やつは誠の武士なんだ! 己の心は殺しても 主君の命には死んでも従う!!』

そこでだ・・・

近藤の指図として、あいつに江戸に残るよう命じてやってくれ、と頼み込む法眼。

おめえなら どんな理由付けもできるだろう!?

頼む 土方!!

と懇願され、 どうする… と冷や汗をうかべながら悩む副長。

なかなかうんと言わないので、『これは 誰より沖田の為なんだ!!』と訴えてくる

 法眼のダメ押しの言葉を聞き、

 ・・・そうか   そうだった・・・

と、何か考えが答えが浮かんだ模様。

ふぅ~と長い息を吐き、おもむろ立ち上がって頭巾をかぶり、帰り支度をはじめた

副長が法眼に伝えた(法眼が驚愕し、狼狽えた)内容とは・・・!?

   副長・・・何を考えているんだろう。

   素性を知ったからには、主人公をこの先、どう扱うのか・・・

   甲府へ同行させるのか。 江戸にとどませるのか。 あるいは・・・

   主人公にも『お前の素性を知っている』と明かすか、己の胸の内に留めておくか・・・

 

 

 法眼役宅の離れ

少し喀血したが収まり、医師の手当てを受け、布団に休まる沖田組長。

医師が退出し、イマさんと二人になった沖田組長は、弱弱しい声で尋ねた。

『教えてください・・・  新選組は・・・ どこかへ行くのですか?』

ドキッ、と返答に窮したイマさん。 

その表情と間で「是」と解した沖田組長は、必死に知らないと否定するイマさんに

『嘘のつけない人だなイマさん・・・  そして やさしい・・・』

私のためを思ってとか、後生ですからからとか、何とかかんとかウマいこと言って

イマさんの母性を刺激し、情報を引き出させた沖田組長。

  ← 私の見方がひねくれているからかもだが(笑)

深夜、灯の落とされた暗い部屋の中で独り、天井を見つめ逡巡する沖田組長。

局長や副長、仲間の顔を次々と思い浮かべながら

  新選組が  甲府へ行く

  近藤先生が  土方さんが

  血盟の同志たちが 皆行ってしまう

 

  私だけをひとり残して

 

  あの人までもが  私を・・・越えていくのか

 

浅黄色の隊服で『沖田先生ー!!』と満面の笑みで自分を呼びかける主人公が

頭をよぎる・・・

  悔しさがあふれだし右手首で瞼を覆うが枕を濡らしていく。

 

夜間も看病したいと願い出たイマさんを帰らせて、私が隣室で眠らずに番をします、

と宣言していたトキさんは夢の中。

 

羽織袴の隊服に着替え、二本を指し、マフラーを頭にかぶり、そっと離れを抜け出し、

通りに出た沖田組長。

その直後、沖田組長に声をかける人物が。

その人物の少し後ろには駕籠が・・・

 

   どうする 沖田先生・・・!?

 

 

次号へ

 

長かったね~、副長に知られるまで。 てっきり副長が自分で気づくのかと予想していたが

まさか、法眼からバラされるとは・・・  自分で気づくパターンだと斉藤・・・じゃなかった

山口組長と同じようなシチュエーションになりそうだからかな?

斉藤・・・じゃなかった山口組長にばれたのが22巻、今号は41巻?42巻?に入るのかな?

その間、約20巻・・・(^^;)

 

それはそうと副長、かわいい弟分が 衆道 でなくてよかったね。 

ずっと、疑ってきたからちょっとは安堵したでしょう(笑)

 

調布市の郷土資料館で「近藤勇展」をやっているらしいね。明治維新150年記念として

地元の英雄?のことを知ってほしい、と。

興味のある方は足を運んでみては。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ってました! (草)
2017-11-25 02:25:39
初めまして、10月手前?頃に風光るの検索結果からこちらを見つけ、更新を今か今かと待っておりました(笑)草と申します。
230、231話のブログ拝見出来て本当に嬉しかったです!有難うございます!
漸く副長の知るところになって、早く漫画として読みたい気持ちが倍増です!
勢い余ってコメントする始末で本当にすみません。
学生時代から読み始めて気付けば30代…ここまで本当に長かったとしみじみ思いますね。
終盤に向かっているので、これからのセイちゃんと沖田先生のことを思うと胸が痛みますがそれでもブログ更新、楽しみに待ってます(*´︶`*)

※補足です
たまに入るツッコミ(?)笑わせて貰っています(笑)
お待たせ! (七草)
2018-01-28 12:02:09
草さん、こんにちは。コメントありがとうございます。管理人です。

しばらくぶりに感想等を書いてみて・・・ やはり文章を書くのは苦手だと痛感(笑)  内容を書きすぎずに興味を引くように書くことを目指していますが・・・ ここのところ明かしすぎかと反省。
でも、このようなコメントをいただけると嬉しいです。

主人公の素性をやっと副長の知るところとなりましたがこの先どのような展開となるのか・・・楽しみですね。
では、また。

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