徒然BOON

徒然なるままに気になることを綴ります

風光る 第220話

2016-11-26 01:04:58 | 「風」のひとり言

品川に着いた富士山丸から下船するため、休んでいた二段ベッドから降りようとした

沖田組長は、ふらついて尻もちをつき、目の焦点も合わず、立ち上がれぬ様子。

真っ青な顔をして目を覆うように手を当て、めまいを訴えるが・・・

『船酔いは二日目には慣れたのに、どうして今更・・・?』と、心配しつつ訝しむ

主人公。労咳の症状ではないが、何しろ5日間も船に揺れていたので、ほかの病を

引き起こしてしまったのかもしれぬと、急ぎ松本法眼の下へ。

健常の隊士は品川の旅籠に逗留し、近藤・沖田ら軽症者20数名は医学所へ向かった。

先触れによって、近藤らの到来を門前で待っていた法眼らに気付き、駆け寄った

主人公は、法眼への久方の挨拶もそこそこに、一刻も早く沖田組長を診てくれと、

涙目で懇願し・・・

富士山丸から川舟に乗り換えて医学の近くの船着き場へ、そこから籠に揺られて

医学所までやって来て、更に部屋まで担架に乗せられて運ばれる沖田組長・・・

まあ、めまいがするから歩けないか・・・でもすごく体力が落ちてますって感じ(汗)

布団に寝かされ、法眼の診断を受ける沖田組長。

『幽霊みたいな面しやがって 吐き気もあるのか?』と問診ながら下瞼を引っ張ったり

して症状を診た法眼の診断結果に『えっ!?』と驚く主人公。

 

 めまいの原因は・・・ 『貧血』だとな。栄養失調か。

食事の際、ご飯を食べずに隠していたとな。もどしてばかりいては迷惑になるからって・・・

懐紙に包んで隠し持っていた干からびた握り飯が沖田組長が背にくくっていた風呂敷

包みからゴロゴロと・・・

先生に給仕した後、いつも他の隊士たちの様子を見に行っていたから食べているところは

見ていなかった、いかにも沖田先生が考えそうなことを・・・迂闊でした、と詫びる

主人公やそれをかばう沖田組長に、法眼が一喝。

『いいか、すこしばかり調子がいいと思って労咳をなめるな! 

この病は食えなくなったら急激に増悪する それは闘う力を失うってことだからだ!

一食抜ければ 一日命が縮まると覚悟して 以後二度とこんなマネはするな!!』

うん、うん、まったくだ。 体力温存・滋養強壮に専念してください、沖田先生。

 

と、そこへやって来たのは、法眼の奥様・おトキさん。 

なんだかんだアツアツのご夫婦に当てられて、そそくさと部屋を出て行こうとする

沖田組長らを引き止め、『特別な患者』だとおトキさんに紹介し、医学所ではなく

すぐ近くにある法眼の役宅の離れに床を用意するよう指示する法眼。

おお、また『離れ』ですか!! 局長妾宅の離れでは何もなかったようでしたが、

江戸ではついに!、何かが!!、起こるのでしょーかー!!!

先ほどの紹介のされ方から、自分の正体がおトキさんにバラされていることを察した

主人公に、ギッ睨まれるも、『心配するな 心得た女だ きっとお前の役に立つ』と

受け流す法眼。

再び担架で、法眼宅の離れに運ばれていった沖田組長。

こんどの離れは、母屋から渡り廊下等でつながっていない独立した離れのようだ。

8畳二間ぐらいかな?

法眼が沖田組長に飲ませるように言った〈滋養汁〉を持って、離れにやって来た

おトキさん。 牛乳のことを〈滋養汁〉と言い(法眼の命名)、少しクセがあるので

砂糖を入れて甘くして飲みやすくしてあるそうな。

ほぼ空っぽの胃にじんわりと温かさが広がり、眠りについた沖田組長。

沖田組長の寝顔を見つめ『こんなにお疲れだったんですね 本当は・・・』と

つぶやいた主人公に、『お目覚めになったらお粥を炊いて差し上げましょう。

卵を入れれば これもとても滋養になりますのよ』と柔らかな笑みを浮かべながら

離れを後にしたおトキさんに、ぽ~っと見とれる主人公。

   とても心地よい柔らかさ

   ふんわり包み込まれるような・・・

   こんな女性に生まれたかったな・・・

   愛し 愛され  子を産み 育て

   旦那様と家を守る

   ただそれだけに 日々精一杯

   そんな暮らしのことなんて

   幼い頃は退屈としか思えなかったのに

   それがどんなに幸運な奇跡か

   こんなにも思い知る日が来るなんて

なんだ、なんだ、このモノローグは!! 

主人公の心境が『女子』に傾いてきたってこと? 

この先『女子』戻すのだろか、作者さんは・・・

 

一人、離れの縁側に腰かけ、物思いにふけっていた主人公に『神谷』と声をかけたは

斉藤・・・じゃなかった山口組長。

彼も腕に弾傷を負い、軽傷者としてこの医学所に来ていたが、主人公がまったく

そのことに気づいていなかったことにちょっと傷つくも、ポーカーフェイスのまま

『――少々緩みすぎではないか 神谷 

あんたの仕事は沖田さんの世話だけではないはずだ』と、ガツンと叱責。

副長から頼まれていた負傷隊士らの宿泊場所を確保すること、そして局長が肩の

再手術を受けていることまですっかり失念するほど、女子思考に陥っていた主人公に

士道を思い起こさせ、尚且つ、医学所の事務方に確認したところ、幕府の命で

近くの大名が屋敷の一部を負傷兵の部屋として用意してくれていることまで調べて、

主人公をフォローする兄君。

さすが、使える男(by副長)

 

診察台に横になり、肩に残っている骨片を除去する手術を受ける局長。

ひえ~~~ 麻酔なしだって!! 痛みを想像しただけで失神しそう。

 

無事、手術を終えた局長は傍にいる法眼に負傷後ずっと気にかけていたことを口にした。

『治りますか この肩は?  元の通りにーー…  』

うう、やはり気になりますよね。剣使いとしては・・・

即答しない法眼の様子から、『やはり・・・ この肩は・・・』と落胆する局長に

『ーーー寝ボケてんのか 近藤・・・? 将軍家典医にして医学所頭取!

この松本良順の治療を受けておいて「治るか」だと!?

治るに決まってんだろ べらぼうめ!』と、怒りながらも力強い確かな言葉をかける

法眼。

その励まし?に涙を流しながら礼を述べる局長。

そんな二人のやり取りを、神妙な面持ちで障子の外から聞いていた主人公。

 

ここから彼らの江戸が始まるーー

 

次号へ

 

 

沖田先生は法眼宅の離れに厄介になったあと、例の植木屋の離れに移るんだろうか?

そう思うと着実に最終回が近づいてきている感じがひしひしと・・・

今、旧暦で1月半ば頃でしょう。 あと残り・・・

そういえば連載始まって何年経つんだろう? 何年か前に連載15周年だか何だかの

記念号があったような気がするが・・・  あれは・・・ 200話記念だったか?

 

あ、沖田先生の布団の掛布団が、ちゃんと「かいまき布団」になってる!

関西のかけ布団は四角で、関東はかいまき型だと、東西の違いを何巻かの巻末で

紹介していたような。 さすが、民俗というか ディテールにこだわる職人さんだ。

 

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2 コメント

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Unknown (romeo)
2016-12-04 18:14:16
なんだか今回は少しほっとする回ですね。
ここしばらく死や戦闘シーンが多くて暗かったので、ちょっと息がつけるというか。
もちろん幕府勢の崩壊は止められないし、先生の病気もあるから、よくはならないんですけど。
セイちゃんが女子思考になっているのが木になりますね!千駄ヶ谷ではセイちゃんが女装して夫婦の偽装でもするんでしょうか。

ラブラブってもう死語w? (七草)
2016-12-14 17:06:33
romeoさん、こんにちは。 コメント、ありがとうございます。
ほんとに、鳥羽伏見の戦いから源さん山崎さんと辛い場面が続いたので、ここしばらくは平穏っぽい内容になりそうですね。
法眼の「女子になれ」、永倉さんと赤子の話、法眼とご妻女のラブラブ夫婦っぷり・・・と、主人公の意識を変えさせるようなフラグはいっぱい立ってますけどね・・・ どうすんでしょう?

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