なまけものの鏡

人と技術、人類史の中で21世紀はターニングポイントであったといわれる世紀になりそうです。

フランス女性が権利を獲得するまで

2017年06月14日 12時57分23秒 | Weblog

フランス女性が権利を獲得するまで

http://philofrance.com/post-1038/

 

という記事があったので「メニューに値段が無い理由」の補強材料としてご紹介しておきます。

 

ただ、

あああ、未婚だとお父さんの戸籍で、結婚したらほぼ夫が戸籍筆頭者になってその中に組み込まれる!離婚でもしない限り大概男性に紐づけされてる!ガタガタ。笑えない全然笑えない。このシステムって20世紀の遺物じゃないですか。もはや」

というのは的外れもいいところ、

なぜなら、日本の戸籍の筆頭者は女性でもなれるし、結婚して筆頭を女性にすることもできるし、なんなら自分だけ戸籍を分けることもできるからです。

戸籍制度そのものがあるのは日本だけなので、その良し悪しは別として「男性に紐付けされている」というのは、

・戸籍の筆頭者は男性のみ

・女性はいかなる場合でも、自分だけの戸籍は作れない

というようなことがあればの話でしょう。全く違うんですよね。

なぜ、戸籍の筆頭者に男性が多いかは、以前から書いている「外の役割分担は男、内(奥)の役割分担は女」という日本的な分業があるからです。

昔のフランスは女性には財産権もないし(1907年既婚女性が自分たちの収入を自由に使えるようになる(それ以前は夫のもの)と書いてある)、夫が家計管理していたのは分かっているのに、日本のように昔から女性が家計管理していたことを比較できないのはどうしようもないでしょう。
 
それとOECD諸国の統計では「主婦はニートと同じ」とされているようです。つまり「生産性がなく、家族に養われている状態」という概念ですね。日本の主婦は全く違います。だって、家計の主体者ですから、日本の消費者の実態は「主婦」であり「主婦の判断」が経済に大きな影響を与える国、ということです。欧米では「家計を握っている男性の判断」のほうが大きく影響するから、統計で「主婦=ニート」になるわけです。
 
つまり、日本の男女平等という概念には「欧米とは違う何かがある」ということに気がつく必要がある、ということです。
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