Noel's Blog

Noelのブログ、略して「のえぶろ」。

Harry Potter and the Deathly Hallows

2008年10月29日 | 
Harry Potter and the Deathly Hallows/J.K.RowlingHarry Potter and the Deathly Hallows/J.K.Rowling

原著の刊行から遅れること1年。今年の夏、日本語版『ハリー・ポッター』が
ついに完結しました。全7巻。途中で投げ出したお子さんも多いことでしょう。
4巻以降は2分冊になり、お値段は上下巻セットで4千円前後に。お小遣い
で買うのはひと苦労だったはずです。
大枚(?)はたいて買ったものの、あまりに読みづらくて挫折した、という声
も少なくないようです。
4巻あたりから、アンブリッジ・・・じゃなくて、松岡祐子さんの珍妙な翻訳が
鼻につくようになってきました。
「我輩」や「俺様」「ヴぉく」といった陳腐な一人称、「〜だもン」「でーす」に「ざんす」といったまるでギャグマンガの
ようなのようなふざけた語尾、ローリング女史の見事なネーミングセンスを台無しにするおかしな固有名詞の数々、
そして、あまりに唐突過ぎる「僕を・・・見て・・・くれ・・・」。
おかしいのは言葉遣いや名詞だけではありません。あからさまな誤訳もあるんです。
第7巻の、とある登場人物がハリーに生まれて間もないわが子を紹介する場面でのこと。
わが子の名前をはっきり伝えた直後に「君が名付け親になってくれるか?」・・・えっ、なんですって?
こりゃもう、驚き桃の木おったまげー、としか言いようがありません。
ここでいう名付け親、すなわちgodfatherは、どう考えても後見人のことでしょうに。
松岡さん、おかしいとは思わなかったのでしょうか。
「一生分の厄介」から開放された今、ハリポタの世界にはもはや興味がないのかもしれませんね。
ずいぶん辛らつなことを書いてしまいましたが、そう書かずにはいられないほど、私はハリポタが好きなんです。
かつて、ひどいめまいで入院したことがありました。
入院当初は歩くこともできず、目が回っているので病床で手紙を書くことも本を読むこともままなりません。
そんな私が読書の喜びを取り戻すことができたのは、松岡さんが訳した『ハリー・ポッターと賢者の石』のおかげ。
病室で読んだあのときの興奮と感動が忘れられないからこそ、とんちんかんな翻訳を読むのが辛いのです。
願わくは美しい日本語、きちんとした翻訳で読んでみたかったです。
残念ながら、その願いはなかなか叶わないでしょう。
というわけで、私はこれから原著でハリポタの世界を堪能してみたいと思います。
みなさんも秋の夜長に挑戦してみませんか?
なお、今回の記事を書くにあたり『ここがヘンだよハリー・ポッター日本語版』及びいくつかのまとめサイトを参考
にさせていただきました。日本語訳に疑問を感じた方は一度目を通してみてはいかがでしょうか。
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ギャグマンガ
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