

オホーツク地方のほぼ中央に位置する農業と林業の町、遠軽。
えんがる町観光協会は太陽の丘、コスモス園のPRに力を入れているようですが、
遠軽の観光名所で真っ先に思い浮かぶのは瞰望岩(がんぼういわ)。
街の中心部、遠軽駅の裏手にそそり立つ高さ約80mの奇岩で、アイヌの人々は
ここをインカルシ(見晴らしのよいところ)と呼んでいました。
遠軽という地名はこのインカルシに由来するんだそうです。
見晴らしのよさは岩のてっぺんに登れば一目瞭然。街を一望することができます。
ただし、高所が苦手な方はやめておいたほうがよいかも。
頂上の見晴らし台には何故か柵が一切なく、足を踏み外せば一巻の終わり。
地元では自殺の名所として知られる、いわくつきの魔所なのです。
とはいえ、不気味な感じはしません。私が感じたのは「恐れ」ではなく「畏れ」。
天に向かってそびえ立つその威容に、畏敬の念をおぼえたからです。
想像するに、この岩はかつてアイヌの人々の聖地だったのではないでしょうか。
言わばパワースポット。
気軽に訪れることができますが、大地の大いなる力には敬意を払うべきでしょう。
尊い場所を汚しちゃダメ。まして、尊い命を投げ出すなんてもってのほかです。











