六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

キャンドル☆ナイト

2009年06月22日 | 日々のこと
 夏至です。
 でんきを消してスローな夜を

 ・・・でもすっかりエコがブームになっちゃって。テレビでも特番だと。これじゃ人件費とか収録とか中継とか、全然エコじゃないぢゃんね~。
 世間でこんなに盛り上がると、逆にやる気をなくすB型自分

 いやいや。世間に惑わされず、毎年、やるのだ。

 夏至の夜、20時から2時間、ローソクの明かりだけで過ごします。
 (・・・本当はTVも消さなきゃいけないんだけど、そのあたりは、まぁ・・ムニャムニャ・・固ぇこと言うなよぅ

動機3

2009年06月04日 | 文化・社会
 天安門事件から20年が経った。

 丸腰の学生達に軍が発砲し、戦車が轟音をたてて街路に倒れた犠牲者たちを蹂躙していったあの日のショックが、過去の事実という認識ではなく、ゆさぶられた感情の記憶として私の中に残っている。

 子供のころから教科書で習い、私が生きているうちはおそらく変わることなどないだろうと思っていた東西対立の構造がゆらぎ、ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊したときの驚き。
 世界は動くのだ、生きている歴史・時空の中に、自分はいまリアルタイムどっぷり浸かっているのだと実感した時の高揚感。
 世界を、ちゃんと見たいと思った。
 その暢気な希望のような動機に一気に水を差し、かわりに無力感を手渡してきたのが、この天安門事件だった。

 だから天安門は私にとって「他国のこと、よそごと」ではなく「自分の体験」と言って差し支えないと思う。

 その「20年前の体験」を、なかったことにしようと、自国の教育現場でも一切取り上げず、昨日今日の海外メディアの報道も事件に触れる部分だけブラックアウトさせて情報から大衆を切り離そうとする中国共産党政権のやり方の卑劣さ姑息さを、まことに苦々しく思う。

 中国人ジャーナリストが言う。「いずれ、歴史がこの事件を評価するだろう」と。

 その日まで、私は忘れない。
 斃れていった名も残らない中国人の学生達のかわりに、お隣の大国のより良い発展を祈り、民主化の希望を抱き続けよう。
 テレサの歌をカラオケで愛唱し続けよう。
 そして、教えられないため何も知らず世界の笑いものになってしまいかねない現代の中国の若者たちに、知る勇気が必要だよとアピールし続けよう。
 チベット・ウイグル・モンゴル・台湾。
 私の動機は、この辺にもある。