六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

さよなら安倍ちゃん・・(涙)

2007年09月24日 | 文化・社会
 記者会見でカメラの前に現われた安倍ちゃん。別人のようにオーラが消えていて、あらためて総理の座にあった間はどんなにか気を張ってたのだろうとしみじみしてしまった。

 その映像に対して、街頭インタビューに答えてたザーマス系のおばちゃん「安倍さん、初めて国民に謝ってくれましたよね。遅すぎ」とコメント。
意味不明。
 何でアンタは安倍ちゃんに謝って欲しかったの??
 この街頭インタビューを採用したテレビ局の意図も分からない。

 安倍ちゃんが急に辞任表明をしたおかげで国会が空転して維持管理費に税金がムダに使われたとかゆーワイドショー的憤りを得々と述べ立てているに過ぎない。
 あー気分悪い。

 政治、とはつきつめれば何かというと、結局は「人を動かすこと」であり、裏をかえせば「何によって人が動かされるか」があぶりだされてきた、とも言える。

 安倍ちゃんの挫折。それは文字通り「美しい国」の挫折。日本はまだまだ「美しい国」には程遠いのだという現実に暗澹たる思いがする。今朝の産経新聞で文芸評論家の新保祐司さんが安倍ちゃんの「美しい国」という掛け声をモーセの出エジプト記になぞらえて解説していたけれど、言い得て妙だと思った。

 「戦後レジームからの脱却」「テロとの戦い」。その言葉が、ある人々には空虚なものとしか響かなかった。自分の生活には関係ない、そんな遠いものは見ぬふりをして関わらないよう済ませばいいじゃないか、と。そういう人々が多数を占めていたと解釈しても良いし、それが多数派になるようなネガティブキャンペーンが張られたとも言える。
 
 安倍ちゃんが示そうとした、美しい国を志向する流れ。それがそのまま麻生支持につながっていることを、永田町のどのくらいの人々が自覚してくれているだろうか。

 未来の日本の姿について、明確なビジョンが福田さんにはあるのか?
 ・・疑問だな。
 近い未来の「自民党の」ビジョンしか、無いんでないの?

 拉致問題を自分の在任中に解決すると仰っているけれど、まさか将軍様の言う「解決済み」に「そうですね」と頷くことを指しているのではあるまいな、という危惧を抱かざるを得ない。くれぐれも、それだけは頼みますよ、下手なことをやらないで下さいね・・。

ふしぎ

2007年09月20日 | 日々のこと
 自民党総裁選を前に、外国人記者相手の会見を開いた候補者のお二人。

 たろちゃんは得意の英語でスピーチ。

 ・・しかし、何で英語しゃべってるのに「べらんめぇ」に聞こえるのか不思議だ・・

 発声(声の響かせ方)のせいだとは思うけどね。

うみぶどう

2007年09月17日 | 食べもの
 うみぶどうです。
 前からずっとずっと気になっていた。

 でも(価格統制でもしてるのか?)いつも売られているのは1パック4,5人前入りで\1,200- ・・・試しに買ってみてもし気に入らなかったら、あきらめるにはちょっとお高すぎるお値段。それでいつも購入をためらっていた。

 先日、新宿に行ったおり、通常の半分程度の分量で\780-で売っていたので、割高ではあるけれど、お買い上げ~。念願の初食とあいなりました。

 パックをあけたとたん、ふわっと潮の香。・・あ~、今年の夏も海に行けなかったなぁ・・

 うみぶどうは、海のトンブリとでも言えばよいでしょうか(笑)
 魅力的な食感でかつクセがないから、また機会があったら購入しようと思いました。

 でも「4,5人前入り \1,200-」の売り方は、改善してほしいなぁ。

そんな・・

2007年09月12日 | 日々のこと
 今日、仕事中のできごと。

 顧客に用事があって電話をかけた。相手は大阪のおばーちゃん。年の頃は70代後半。自営で定食屋をやっている人で、客商売の人らしく、それはそれは感情豊かに楽しそうに喋る喋る。漫才師の大介花子の花子みたい。

 彼女が、契約にない事項を「当然認めてもらえるでしょ?」という思い込みのもとに話を進めるため、それはダメですと断った。「だって、前回は認めてもらった」と主張して譲らないので、前回と今回の状況の違いを丁寧に、事細かに噛み砕いて説明した。すると「契約した最初の時は、そんなこと言われなかった」とごね始め、「契約書なんか、字が細かいから読まないわよ!あんなの、書いてないも同然にしか書いてないやないの」と開き直る始末。

 多いんだ~、こういうの。
 でも一応顧客だからさ。(おばーちゃん、契約っちゅーのはね、内容をきちんと納得してからするもんでしょ?確かめなかったのは、そりゃ自己責任だべ)とも言えないしさ。
 認めてもらえないことに激昂して関西弁でしゃべりまくるのを、ひたすら聞いて相手の気持ちが落ち着くのを待つ。しゃべりまくっているうちに、おばーちゃん自身、自分がいま何のことを喋っていたのか時々迷子になるので、主張の要点を整理してあげつつ、「認めてもらえないのがどんだけ腹がたつか」について、ひたすらかしこまって耳を傾ける。

 こういう対応も仕事のうちだからね。何たって相手は客だからね。

 するとおばーちゃん今度は、「あんた、丁寧だけどカンジ悪い」と言い出した。
 「あのねぇアンタ。こーゆー時はね、マジメにひとつひとつ説明しなくても良いの!『ほな次からは契約書、しっかり読んどいてや~』って軽ぅく、明るぅく言ってくれりゃ、それで済むのよ!こっちだってその方が気分良いわ!」

 は・・?
 東北出身・関東在住の、この口下手な私に、「大阪のおばちゃん」にツッコミをいれろと・・?
すみません、とても無理・・

 対話を通して客との距離感を縮めるのがすっごい上手な人って居るよね~。セールスのおばちゃんとか。そういう人って、時々心底うらやましくなります。
 そういう人ってズケズケ人の心の守備範囲に押して踏み込んでいっても、「言い過ぎた?」「入り込み過ぎた?」と気を遣う様子も無いし、直感でできるからラクそうだし、達成感も喜びもあって、仕事が楽しいだろうな~。
 私はダメ。気ばかり遣ってクソ真面目なだけで、距離を測りすぎ言葉を選びすぎて相手に充分伝わらなかったりして、あげく「丁寧だけどカンジ悪い」「正しいけど面白くない」で片付けられて終わり。残るのは徒労感だけ。

 アタシは、客商売には向かない・・

憧れの生活

2007年09月06日 | 日々のこと
 出版社から届いた小さい封筒を開けると、印税の支払い通知書だった。

 「◎月△日、ご指定口座に★*円振込みましたので、ご査収下さい。」

 う~ん、ス・テ・キ 

 私は約10人の著者団の1人だったので、印税率は何割何分どころか何厘という大笑いな世界 振込まれていた金額は「これじゃ1回飲みに行くにも足りなくね?」程度ではありましたが。

 知らないうちにどこかで本が売れてそのお金が入ってくる・・というのは何とも不思議なキ・モ・チ

 コミケとかで本を売るのとは違う感覚。
 もちろん、日々の仕事の給料とも違うし、舞台の出演料とも違う。
 何ともフワフワした、不思議な感覚。印税

 例えば売れっ子作家はこういう感じに、ウハウハお金が流れ込んでくるのかなぁ~いいな~

 あー憧れの印税生活 (←なーんて、そゆことばっか考えてる奴には無理

弔電

2007年09月02日 | 心や命のこと
 夕飯の買い物のために外出していた間に、実家からFAXが来ていた。母の親友が、昨夜10時に急逝したとのこと。
 親戚のように親しくして頂いてた方で、その娘さんと私は3歳しか違わないためほとんど従姉妹ハトコみたいな感覚。数年に一度は顔を合わせていた間柄なので、さっそく弔電。
 今は弔電ってネットで発注(と言うのかな?)できるのね。
 きっと本日中には配達されるでしょう。便利な世の中になった。

 夏は嫌いだ。
 特に晩夏は。

 8月。
 いのちのどよめきの中に死の気配が満ちる。6日が、9日が、15日があって、日航機の墜落とかもあって、お盆、魂送り、そして家族の命日。愛犬が逝ったのも9月の初旬だったし、今回のご逝去も。またこの時期に、命のことを考える日が増えてしまった。
 哀しくって、やりきれない季節。

 親友が急逝してしまって、またひとつ、母の心の「やわらかさ」の拠りどころが無くなった気がして、とても気がかりだ。悲しみや淋しさゆえに頑なさがなおいっそう増していくのではないかと思うと、気が重い。

 親の心を、子は救えないのか。
 救えるかもしれないと考えるのは「子の驕り」「浅はかさ」に過ぎないのか。
 親の生き方の犠牲となるか、親を見放すか以外に、第三の選択肢はないものか。