いろはにぴあの(Ver.4)

音楽、ピアノ、自然大好き!

間違えないように することよりも

2017-05-18 | ピアノ、音楽
 イタリア協奏曲、弾いても弾いても、いまひとつ、気持ちが入らなくなっていて、困った、どうしたものだろうと感じていた。相変わらず間違えやすいところがところどころであり、今までのように楽譜の一部をピックアップして書けそうなネタは沢山あったのだけど、その個々の現象をあげながらも、心の奥底で、何かが違う、というもやもやした気持ちになっていた。
 そんな中、とある生き生きとした演奏の録音に出逢って、気持が変化、今までの記事で書いてあるように、間違えないように、することも大切だけど、それよりももっと大切なことがあったと思うようになってきた。楽譜に書かれた音符ひとつひとつから、どこまで音楽の魅力を、引き出せるだろうか、そのためには、曲の魅力を、その瞬間瞬間で、丁寧に感じ取り、その感じ取ったものを、少しでも、表せるように、と思うようになってきた。ただ、技術面で及ばない今、何かを引き出そうと思ったとたん、ちょっとでも苦手な要素があったらたちまちミスしやすくなっているのも事実。けれども、今は、その時点ではミスしやすくなっていても、何かを引き出せるように、試みてみる時期のように思えてきた。大切なのは生き生きとしていること、たとえミスタッチがあったとしても、こうしたいという思いが自分の中にあって音楽を感じ取りながら弾けていれば、少しずつ慣れてくるはず、と信じて。ウィリアム・ウェストニー著の『ミスタッチを恐れるな』という本を、思い出している。
 
 本当にピアノって、奥が深いなあ。やることいっぱいあるけど、そこが楽しい。「今回はここまでやった、今度は少しずつこのように弾けたらよいな」と思いながら、毎回新鮮な気持ちで臨むことが出来たら、と思う。

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