つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

白鳳が日本国籍取得?・・・

2017-08-09 | 天体、自然 写真

 名古屋場所で歴代最多となる通算1050勝、幕内最高優勝39回という「角界史上最強の横綱」となった白鳳。その白鵬が、ついに日本国籍取得を決めたという記事を読んだ。
 名古屋場所の千秋楽翌日に開かれた横綱審議委員会で北村正任委員長は通算勝利数が歴代最多となったことを「大変な偉業」と称える一方、「張り手など若干横綱らしくない取り口も見えた。私はあまり良い印象をもってない」と注文をつけたとか。
 相撲はスポーツニュースでしか見ないが、私も白鳳の横綱らしくない取り口にはいつも不快感を覚える。一口に言えば「汚い!」だ。 白鵬は長く日本の大相撲界を支えてきた功労者に違いないが、こうした賛否が渦巻くのも「身から出た錆」だろう。
 白鵬は“モンゴル国籍のまま一代年寄になりたい”そうである。が、生前の北の湖理事長は「一代でもなんでも年寄なのだから、日本国籍を有する者と決められている。どんな実績があっても、これは規則です。相撲は日本国の伝統ある国技ですからね。ダメなものはダメ。日本の伝統は曲げられません」と言ったとか。現在の八角理事長もその方針を引き継いでいるという。
 白鳳としては、最後の手段として日本国籍を取得する以外にないそうだ。が、ただ勝てばいいという白鳳の姿勢は相撲道に反している。いくら優れた技量や相撲勘を持っていても、人間としての人格や品性に欠けていては困る。そういう親方のもとで、いい力士が育つとは思えない。 

 週刊ポストの記事に、「白鳳は自らの部屋を大きくて、協会への“意趣返し”を企図しているのではないか」とあった。白鵬にはすでに3人の内弟子がおり、独立への布石とも言われている。が、内弟子ばかりをえこひいきするという良くないうわさもあるとか。
 また、「今年の初場所で稀勢の里が初優勝すると、たった1回の優勝で横綱昇進させ、角界は一気に“主役交代”の空気に包まれた。懸賞金は稀勢の里に集中し、マスコミの扱いだけでなく、館内の声援も稀勢の里や新大関の高安ばかり。モンゴル人横綱は完全に脇役となってしまった。相当、複雑な思いがあるでしょう。協会との過去の因縁の深さを考えれば、“史上初のモンゴル出身理事長になる”というくらいの野望があってもおかしくない」という人もいるそうだ。
 白鳳の気持ちも分からないではないが、こういう話を聞けばなおさらイヤだ。これは単なる感情論かもしれないが、日本の伝統や格式を重んじる各界の親方は日本の文化や伝統を理解し、人格・品性を兼ね備えた人でなければならない、と私は思う。相撲界に“ヒール”は不要だ! 

 余談だが2年ほど前、テレビに出ている伊勢ノ海部屋・大阪府出身の勢関(現在前頭6枚目)を見て、以来、ファンとまではいかないが、気にかけるようになった。身長194cm、体重157kgの堂々とした体格、それにイケメンときている。おまけに声が良い。相撲取りには歌のうまい人が多いが、彼の歌は抜群だ。
 相撲中継は見ないが、スポーツニュースや新聞で勝敗結果だけはいつも見ている。なのに最近はまったく期待に応えてくれないのでおもしろくない。もっとしっかりしろよな!


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2 コメント

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オールレディさま (suri-riba)
2017-08-09 18:39:33
相撲も国際化したらいろいろ問題がでますね
柔道もプロではないけれど、国際ルールとかでだいぶ日本古来のものと変わったのでは・・。国技だけに難しいもんだいですね。
Unknown (オールドレディー)
2017-08-10 08:51:27
★suri-ribaさま
昔の「巨人・大鵬・卵焼き」時代の相撲は何となく国技らしい品性のがあったと思います。
昨今は国際色、といっても上位を占めているのがモンゴル勢というのは情けない。その上品性のない相撲を見せられては不快にもなります。
しっかり稼いでモンゴルへ帰るというならいい。が、親方になって相撲協会を牛耳ようなどとはとんでもないことです。何とか阻止してほしいです。

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