つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

親の愛情って何だろうネ・・・

2017-04-07 | やりきれません

 先月23日埼玉県警川越署は、自分の子どもたちにおもちゃを万引させたとして、窃盗と児童福祉法違反の疑いで、長野県上田市の無職、石川幸子被告(33)と養子のとび職、石川愁被告(25)を逮捕。2人は「子どもを使った方が店にばれたときに許してくれるから」などと供述、容疑を認めているという。
 2人は昨年11月、幸子容疑者の子供の男児(10)と女児(6)に超合金ロボットの人形や、おもちゃの変身ベルト計4点(約13万円相当)を盗ませ、それを転売して換金、生活費に充てていたという。
 この手の犯罪はこれまでにもたくさんあったが、「子どもを使った方が店にばれたときに許してくれるから」というのを聞くと、ほんと腹が立つというよりあきれてものが言えない。昔から「雀百まで踊りを忘れず」ということわざがある。これは「雀は死ぬまで飛びはねるくせが抜けないように、人が幼い時に身につけた習慣は、年をとっても直らない」ということだが、子どもの頃からこうしたことを教え込まれたら、末は立派な大泥棒になること間違いなし。ほんと、何て親だろうね。

 その他にも、小さい子どもには万引きを、小中学生の娘にはホステスをさせたり、挙句の果ては売春を強要したとして逮捕された事件は数知れないほどある。そのお金がすべて親の生活費になると聞けば腹立たしさが倍増する。
 
育児怠慢や育児放棄も許せないが、子どもを利用して生きようなんて親は、犬畜生にも劣る人間のゴミである。こういう親には子どもへの愛情はまったくないのか、聞いてみたいわ。
 
親の愛情と言っても様々な形がある。愛情不足で育った子ども、過保護・過干渉に育てられた子ども、子どもにとって親の愛情はほどほどがいいに決まってるが、なかなかそうもいかないようである。

 毎朝、近所で見る親子の話。寒い朝、ウオーキングの途中に必ず見かけるのだが、まだ夜の明けきらぬ薄明かりの中で、エンジンをかけて、霜が降りて真っ白になっている車のウインドを拭いている母親と、家の方から歩いてくる30歳前後の男性。母親は70歳前後に見えるので、おそらく息子だろう。
 
彼はエンジンがぬくもったころを見計らって出てくるのだろうか、しごく当然のように車に乗って出てゆく。それを見送る母親の満足そうな顔、これが母親の愛情というものだろうか。そこに「ありがとう」のひと声があったかどうかは分からないが、私には、とても麗しい親子の情愛というふうには感じられないのである。
 
過保護な母親と、それを当然のように受け入れている息子。過保護もここまでくれば何をかいわんや…。もうバカ親、バカ息子としか言えないわ。まあ、大きなお世話だけどネ。

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