つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

がん患者の選択・・・

2017-07-08 | 私事ですが

     「カバー写真 2017.7.8  5:10 梅雨の晴れ間」

 小林麻央さんが長い闘病生活の甲斐もなく、享年34歳という若さで亡くなった。小さな子ども2人を残して、さぞや心残りだったろう。
 なぜ、乳がんと診断されたとき標準治療を選択しなかったのか、私は不思議でならなかった。諸々の事情があったとしてもまだ若いのだし、2人の子どものため母として生きることを選択すべきではなかったか。残念でならない。
 彼女の死後、初めてブログへアクセスしてみた。昨年9月4日のブログに、
  あのとき、もっと自分の身体を大切にすればよかった
  あのとき、もうひとつ病院にゆけばよかった
  あのとき、信じなければよかった
とある。私にはこの言葉に、標準治療を選択しなかったことへの後悔の念がこもっているように思えるのだが…。あのときの彼女の気持ちを思うと胸が痛む。 

 人生の運、不運は何で決まるのだろうか。姉弟より大事な親友が2005年3月、大腸がんと診断され手術した。術後、彼女の家族らとともに医師の説明を聞いた。30㎝ほどの切除した患部を見せられ、ステージIVに近いステージⅢ、リンパ節への転移も見られ、5年生存率は50%と…。それを聞いたときは脳天をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。
 しかし「病は気から」か、彼女は持ち前の体力と強い精神力で病を吹っ飛ばした。術後の経過もよくて、1ヶ月足らずで退院したときは本当にうれしかった。
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年間は定期検査が必要なので、しばらくはゆっくり静養するように忠告したが、私の忠告など意に介さず、2ヶ月も経たないうちに職場復帰したのには驚いた。あれから14年、5年生存率50%と言われたのが嘘のようで、今はもう大腸がんに関しては完全に病院との縁は切れている。 

 そしてもう一人。5月半ば、マンションの85歳の知人がすい臓がんの手術をした。普段からとても元気な女性だったので回復が早く、術後10日すぎには退院した。が、あまり早いので心配した。
 本人からステージⅢで、すい臓の半分以上を切除した、と聞いていたが、どうも心配が的中したようである。すい臓がんは極めて予後が悪いがんだといわれるが、いまだに食欲不振が続いているそうで、すっかり痩せて、以前の元気なころの面影はまったくない。時々、顔を合わせて話をするが、何とも声の掛けようがない。
 手術は成功しても、予後が悪くて寝たり起きたりではどうしようもない。やはり高齢者は手術した方がいいのか、しない方がいいのか、よく考える必要がありそうだ。 

 私は40年前に父を胃がんで、26年前に義兄を肝臓がんで見送った。2人とも最期はただ生かされているという状態で、見るも無残だった。それをみて、こういう死に方だけは絶対にイヤだ、つくづくそう思ったものである。
 この年になったら自分の死に方を決めておかねば…。がんになっても手術はせず、自宅で緩和ケアを受けながら生活して、自然のままで生きていたい。そして、
いよいよとなって在宅療養が無理となったときは、鳥取市にある「野の花診療所」へ行こうと。ここなら人間らしい最期を迎えられそうだから…。

 我が家はがんの系統の一族なので、アフラックがん保険に加入して30年近くなる。年間4万円の掛け金はもったいないが、お守りのつもりで解約せずにいる。他の病気ではお金が出てゆくだけだが、がんで入院したら1日1万5千円の入院給付金が出る。手術しなければ1~2年で勝負がつく。病気になるならがんに限る。神様、どうか認知症でなくがんでお願い!

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6 コメント

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Unknown (sirousagi gamanoho)
2017-07-08 18:56:38
あまり重いテーマなのでコメント躊躇したのですが、やはり「死」の話題は避けて通れないと思い直して一言
老衰で静かに逝く」はずが思いがけない修羅の闘病が待ち受けている近頃の高齢者群団
願いも希望も切実ですが最期は「神」のみぞ知る!それ以上でもなくそれ以下でもない、覚悟だけはしておきたい思うsirousagiです。社会、家族、親族の重荷になることも哀しいですが腹を括っておかねばならないと。
Unknown ()
2017-07-08 19:30:55
今年5月末日、日赤金沢病院の副院長が胃がんでなくなった。病院で倒れた時には、もう手が付けられないほどの末期がんだったそうだ。
多忙な先生は自分だけは大丈夫と健康診断を受けてこなかったそうだ。医者の不養生と反省してももう遅かったのだった。専門の胃がんの先生が人には健康診断を受けるようにと勧めておきながら自分は多忙を理由に受けてこなかったと反省してももう遅かったのである。先生は「余命半年、僕はこうして乗り越えた!」という本まで出している。
家内は健康診断の案内が毎年きているにもかかわらず一度も受けていない。理由はがんと診断されるのが怖いのだそうだ。
彼女の友だちも同じような理由で健康診断を受けない人がいる。
もし、「あなたはガンだ」と言われたら自分だってどうなるか分からない。怖いですね。
オールレディさま (suri-riba)
2017-07-08 21:07:38
どう言う最期になるか、知りたいけれどこれは神様だけのシークレッド事項。
こてこてに周りに迷惑かけて行くか、さっと
あちらに旅立つか、う~んこればかりは・・

麻央さん「標準治療」ではなかったのでしょうか??
Unknown (オールドレディー)
2017-07-09 08:51:35
★shirousagig-amanohoさま
「一寸先は闇」、何が起きるか分からないからこそ、ある程度のことは考えておかねば、そして最期の選択は自分で…と思っています。
人に迷惑を掛けない死に方をしたい。思うとおりになるとは限りませんが、最期まで自分流で生きたいと…。
Unknown (オールドレディー)
2017-07-09 08:58:58
★亀さま
「医者の不養生」はよく聞く話です。がん検診は初期段階で発見することが目的ですが、最近はがん検診に疑問を唱える専門家もいます。
私も10年くらい前は毎年きちんと受けていましたが、もうこの年になったらどうにでもなれ、という心境です。
Unknown (オールドレディー)
2017-07-09 09:18:02
★suri-ribaさま
毎朝お地蔵さまへのお願いは「認知症になるならがんで…」と。おかしなお願いですが、勝負が早いし、自分の死に方を決めるだけの時間がありますからね。

真実かどうかは分かりませんが、彼女はがんが発覚した直後に治療に取り掛かれば、5年生存率は90%を超えていたそうですが、乳房切除を拒否したとか。
海老蔵が占いや風水などのスピリチュアルな世界に興味を持っていたことから、1年以上も気功治療を行っていたとか。
ブログを始めたころにはすでに時遅しという状態だったようです。2人が治したい一心で努力してきたことは間違いないでしょうが、現在の医学を信じて標準治療を選択していれば、と残念に思います。

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