つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

祭りだ! 祭りだ!・・・

2016-10-10 | 懐かしいです

 10月、11月は祭りのシーズンだ。先週土曜日、早朝ウオーキングの途中、国道に「春日大社大祭」と書かれた赤い幟が道の両側にずらりと並んでいるのが見えた。名前だけは仰々しいが、春日大社の末社の末社、そのまた末社の末社というところだろうか。
 
当地の神社といえばこの春日神社(郷社)と、もう一つ八幡宮(村社)というのがある。八幡宮へは一度参拝したことがあるが、春日神社は家から少し離れているので行ったことがない。もう1週間たったのにまだ幟が立っているが、御神輿やだんじりが出るにぎやかな祭りが行われる、ということも聞かない。
 
毎年、この時期になると、軽四トラックに小さな神輿らしきものを積んで、スピーカーで太鼓の音を響かせながらが我が家の前を走り過ぎてゆく。運転手と助手席に1人乗っているだけの、まことに寂しい様相だが、まさかあれが春日神社のお祭りではあるまいなあ。 

 お祭りというと、60数年前の子どもだった頃のお祭りを思い出す。たしか中学1年だったと思うが、当時のお祭りは、それはそれはにぎやかで楽しかった。宵祭りは御神輿やだんじりが大勢の人に囲まれて賑やかに町内を練り歩き、夜遅くまでにぎわった。
 
お祭りのご馳走といえば、ちらしずしや巻きずし、茶碗蒸し、すき焼きが定番で、親せきや知人を招いて酒宴を開く家も多かった。今思えば嘘のような話だが、当時はマツタケが豊富に採れたので、八百屋の店頭では1皿いくらの山盛りで売られていた。貧乏な我が家ではお祭りのご馳走で酒宴というのはなかったが、マツタケだけはたらふく食べさせてもらった。
 
本祭りの日は学校もお休みで、子どもたちは朝からそわそわして御神輿やだんじりが出るのを待った。そして、それらと一緒に神社まで行って、お参りもそこそこに一目散に川原へと急ぐ。神社は階段を上った小高い所にあったので、道路を渡った広い川原に見世物小屋や露店が所狭しと並んでいたのである。
 
裕福な家の女の子はきれいにお化粧をして着物を着ていたが、我が家は貧乏だったので普段着のまま、ちょっぴりうらやましかったなあ。お小遣いはいくらもらったかよく覚えていないが、露店では5円、10円で買えるものがたくさんあったから、多分50円だったろう。仲良しの友だちとイカ焼きやおでん、綿菓子を食べながら歩き回ったが、それがとても楽しくて、楽しくて…。
 
見世物小屋へは入ったことはないが、へび女やだるま女、首が長く伸びる女や、珍しい動物などの奇怪な看板を見上げるだけで恐ろしかった。当時は人買いがいて、貧しい家の子や親のいうことをきかない子は、こうした見世物小屋やサーカスに売られて芸をさせられる、そういう風聞を信じていたのである。 

 あんな楽しかったお祭りの記憶はあの時だけである。県北にいたころのお祭りは10月の第3土・日で、隔年で5台ずつのだんじりが出たが、何年目かに、一度に10台のだんじりが出そろい、町内を練り歩く様は圧巻だった。揃いの法被をきた小さな子どもたちがだんじりに乗って喜んでいる姿や、夜になって太鼓や鉦の音が聞こえてくると、窓から身を乗り出して提灯の明かりに浮かんだ美しいだんじりをデジカメでパチパチ撮ったものである。が、それも6年前のこと、最近はお祭りとはとんと縁がなくなった。
 
どこの地域でも御神輿やだんじりを担ぐ若者がいなくなり、やりたくてもやれないというのが現状らしいが、こうした日本の伝統行事が廃れてゆくのはとても残念である。

ジャンル:
ウェブログ
コメント (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 超リアルなシルバー川柳!・・・ | トップ | 男の手料理№11・・・ »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お祭りっていいですね。 (千菊丸)
2016-10-10 15:02:48
わたしが住む地域では、毎年10月に獅子舞があります。
ネットで調べると、500年以上もの歴史がある伝統行事がそうです。
昨年の獅子舞の様子をブログに納めましたが、秋晴れの空に獅子舞が舞う姿は颯爽としていて素敵でした。
少子高齢化が加速する中、こういったものが廃れつつあるのは残念ですね・・幸い、自治会が後継者育成に力を注いでいるので、獅子舞は廃れませんが。
秋祭りの賑わい (shirousagigamanoho)
2016-10-10 17:07:19
子供の頃の郷愁は
だんじり、太鼓台の宮入、勇壮な男たちの晴れ姿、ほん宮の日は小学校はおやすみ、ゆとりある粋な計らい
お小遣い手に、友と露店を廻る、非日常の嬉しい時間。
オールドレディさんの記事其のまま
懐かしい
今年11月に造替行事が華やかな奈良春日大社の本家、河内一之宮枚岡神社がわが産土神、暫くごぶさただが今月14、15日の祭礼はきっと、賑やかで、華やかなものだろう。泉、貝塚のだんじり祭ほどメジャーではないが
Unknown (オールドレディー)
2016-10-11 08:34:27
★千菊丸さま
獅子舞いってお正月のもの、と思っていましたが、お祭りでも見られるのですね。
お祭りといえば鬼ですが、私はだいぶ大きくなるまでこの鬼が怖くて…。人間だと分かっているのに、小さい頃は近寄るだけでも泣き喚いたそうです。今では鬼の方が怖がるのに…ネ。
Unknown (オールドレディー)
2016-10-11 08:42:23
★shirousagigamanohoさま
同年代の方のお祭りの思い出は、みんな同じようなものなのですね。
郷愁に浸りながらも、60数年も前のことがありありと浮かぶ、ということは老いた証拠かと、懐かしくもあり寂しくもありです。
でも、子どもの頃に色々と楽しかった思い出があるというのは幸せなことでしょうね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む