東方小説(オリジナル)とメルブラ〜☆ 都古使いのROGです。

ちょびっと最近忙しいです。
小説がメインになりそう・・・
メルブラ最近やってないや。。。
作詞がんばってますぞぃ☆

閉鎖。

2008年06月27日 12時44分35秒 | 東方小説(オリジナル)
ブログ更新することないと思いますので。

mixiにはまっちまった。

見てくれた人、リンクしてくれた人。

今までありがとうね^^

ミクシーでもよろしくー^^
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6/7(土)持って行く物

2008年05月31日 20時49分22秒 | 日記(仮)
オフ会で持っていく物(他)
こちらはプレゼントではございませんっ!(サーセン
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6/7(土)のオフ会の景品

2008年05月27日 19時13分57秒 | 東方小説(オリジナル)
例大祭で購入した景品その3
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6/7(土)のオフ会の景品

2008年05月27日 19時13分20秒 | メルブラ関係
例大祭で購入した景品その2
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6/7(土)のオフ会の景品

2008年05月27日 19時12分39秒 | メルブラ関係
来る6/7(土)のオフ会の景品です。
みなさんに行き渡る分の量は確実にあります〜♪

他にも、景品ではありませんが、上海アリスの新作の体験版や
緋想天など、例大祭で購入してきた沢山のCDなどもお持ち致す予定です。
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西海道自治区様にて〜♪

2008年05月02日 19時34分41秒 | メルブラ関係
西海道自治区様主催の、メルブラの3on3大会がありまーす♪

08/5/4 メルティブラッド 3on3大会
テーマ:大会情報
毎月恒例の石神井公園駅前センターでのメルティブラッド大会。GWなのでお暇な方はどうぞご参加ください。

開催場所:石神井公園駅前センター
開催日時:5月4日(日) 16:00〜
試合形式:3on3
参加費:1人100円(1チーム300円)
備考:斡旋あり、チーム内同キャラ可能
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意外にも好評すぎる件についてw

2008年04月12日 12時38分17秒 | 東方小説(オリジナル)
とあるサイトに、東方小説を投稿してるのだが・・・
意外にも俺の作成している第三話が好評すぎた。
まだ途中までしかUPしてないが、こっちのブログにもそのうちUPする予定っす。

まあ、暇つぶしにはなるみたいなので、暇な人は読んでおくれ(まだUPしてないがw)
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第二話 「嫉妬とヤキモチ」

2008年04月04日 22時07分11秒 | 東方小説(オリジナル)
第二話 「嫉妬とヤキモチ」

白玉楼を飛び出したとき、気がついたら遠くにいた妖夢。
妖夢を探していたときには遥か遠かった距離。
二人は、互いの思いと気持ちを確かめ合うことができた。
長い距離も、二人では短いものだった。

気がつけば、いつのまにか白玉楼に戻ってきていた。
「妖夢〜。 お腹空いちゃったから、ご飯用意してくれる?」
二日ほど、何も食べていない幽々子だが、けろっと笑って妖夢にお願いをする。
「わかりました。では、すぐにご用意致しますので」
と言うと、急いで台所へ妖夢は向かった。
・・・バタッ
幽々子は、もう何もする気力が残っていなかった。
ただ、妖夢の前では、心配をかけたくなかった。

「幽々子様。ご飯のご用意が出来ました。」
幽々子のいる部屋の前に来た妖夢。
しかし、何も返事が返ってこない。
「幽々子様? 開けますよー?」
そっと襖を開ける。
「幽々子様!!!」
襖から見た幽々子は、床に倒れていた。
「幽々子様!!幽々子様!! しっかりしてください!!」
何度も身体を揺すり、何度も幽々子の名前を叫ぶ妖夢。
・・・きゅるるるるる〜。ぐきゅるるるるる〜。
幽々子からの返事はお腹の空腹で鳴る音だった。
「・・・幽々子様。ふふ♪」
よく幽々子の身体を見ると、所々怪我や、衣服が破けていた。
妖夢は、布団を敷き、幽々子を布団に寝かせる。
部屋に食事を持ってくると、幽々子が目を覚ますのをずっと待っていた。
正座をし、幽々子の側でずっと起きるのを待った。
時々、寝言で「妖夢〜おかわり〜・・・妖夢〜よ〜か〜ん・・・」
と、ずっと食べ物の寝言を私に申し付けてくる。

「う・・・ううん。」
気がついたら、妖夢も寝ていた。
なぜか布団の中で寝ていた。
そして、何かがもぞもぞと動いている。
うっすらと目を開けて確認すると・・・
半身が必死に何かから逃れようとしていた。
視線を枕のほうへ上げていくと・・・
幽々子が妖夢を抱きながら、半身にかぶりついて寝ていた。
「幽々子様!! それは食べ物じゃないです!!」
「ぎゅ?? ひょーふ もはおー」
半身にかぶりつきながら幽々子が答える。
「幽々子様。食事の用意は出来てますから!! 半身を離してください!!」
よだれまみれになった半身を手放すと「ごはーん♪」
と、笑顔で手をパチパチとさせていた。
猛烈な勢いで食べ始めた幽々子。
「はぐっはぐっんぐぐっ!!」
「ゆ・・・ゆゆこさまっそんなに慌てなくてもご飯は逃げませんよ〜」
と、苦笑しながら幽々子にお茶を差し出す。
「んぐっんぐっ ぷはぁ〜♪ おかわり〜♪」
「はいはい。どうぞ♪」
と、茶碗の高さ2倍ほどの山盛りご飯を幽々子に差し出す。
「はぐっはぐっ!」
妖夢は、そんな幽々子を見て、とても嬉しかった。
自分の作ってくれたご飯を必死に食べてる幽々子。
あの時の会話を思い出していた。
『私を一人にしないと・・・私も妖夢を一人にしないから』
自分を必要としてくれている人が目の前にいる。
そして、自分も幽々子が必要だということ。
食事が終わり、日課をこなす妖夢。
たまりにたまった仕事を必死に終わらせていく。
そして、日常はいつもどおりに流れていく。
それから半月ほどたったある日・・・
「妖夢〜。妖夢〜」
妖夢を呼ぶ幽々子の声が聞こえる。
「はいっ なんですかー??」
と、慌てて幽々子の元へ向かう。
「紫の所行くわよ。準備しなさい」
「え?今からですか?」
「さ、行くわよ」
「まっ、待ってください!! すぐに仕度しますので!」
と、急いで用意をする。

幽々子は、どうしても確認したかったことがあった。
『うん・・・そうね。ここをずっと行けば見つかるわ』
なぜ妖夢がそこにいるのがわかっていたのか。
『「帰りません」と言ったらどうするの?』
なんでそんなことを聞いたのか。
紫はもしかして、私の反応を楽しむために・・・
気がつけば、少しずつ、紫のことを不信感で染めていっていた。
(もしそうなら、たとえ紫でも許さないわ!)
「お待たせしました幽々様!!」
息を切らして妖夢が幽々子の元へ駆けつける。
(いったい私の知らないところで何が・・・)
ずっと考え事をしている幽々子。
「幽々子様?? どうかしましたか?」
「ん? あ、うん。 じゃ、行きましょうか」
と、幽々子は少し早い速度で紫の元へ向かう。

「紫っ いるの? 紫!?」
普段と違う声に、妖夢は少し驚いた。
「どうしたの?そんな大きな声で言わなくても聞こえるわよ?」
少し眠そうな顔をした紫が、幽々子と妖夢を迎える。
「紫、ちょっと聞きたいことがあって来たの。」
「立ち話もなんだから、中に入っていいわよ。」
そういうと、部屋に案内される妖夢と幽々子。
部屋には、藍と橙もいた。
「あら?いらっしゃいませ」「あ、よーむーこんにちわー」
二人が出迎えてくれた。
「あ、橙さん。あの時は本当に申し訳ありませんでした!」
と、いきなり平伏す妖夢。
「うにゃ??私こそごめんなさい。せっかく作ってくれたのに・・・」
と、橙が妖夢の元へ慌てて駆け寄り、妖夢の顔を起こす。
「よーむー、一緒にあっそぼ♪」
「もちろんです!」
「あらあら、すっかり仲良しになっちゃったわね。」
紫が二人を見て、微笑んでいた。
視線を戻すと、幽々子が正座して目を閉じていた。
「藍。ちょっと買い物に行ってきてくれるかしら?」
藍は、すぐに紫の申しつけを了承すると、部屋をすぐに出て行った。
橙も、様子に少し違和感を感じたのか、妖夢を誘って部屋を飛び出した。
紫は「さて・・・と」と言うと、幽々子のほうへ向きなおした。
「紫、聞きたいことがあって来たの」
「珍しく真剣な顔ね。何かしら?」
「あの時私に付き合ってくれてありがとう。感謝してるわ。おかげで妖夢にも会えたわ」
「当然のことをしたまでよ。」と、ズズズとお茶をすする。
(当然のこと?やっぱり・・・)
「紫!!なんであの時妖夢の居場所を知ってたの!?」
紫はすすっていたお茶をテーブルに置くと・・・
「あら?理由が必要なのかしら?」
と、紫は幽々子に怪しく微笑みながら言う。
「なんで、『「帰りません」と言ったらどうするの?』なんてことを私に聞いたの?」
幽々子は、紫に厳しい視線を見せる。
紫は、視線を逸らすことなく・・・
「もう一度言うわ。理由が必要なのかしら?」
表情を変えることなく、もう一度幽々子に言う。
「あなたって・・・変わらないわね。ふふ♪」
そういうと、幽々子は紫にくすくすと、満面の笑みを見せる。
幽々子は知っていたのだ。
『理由が必要なのかしら?』と言うときは、私のために必死になっているということを。
紫は、「あなたもね。」と言うと、やさしい表情になりお茶をすする。

お茶を飲み終わった紫は、幽々子の隣に座ると
そっと幽々子の肩に頭を乗せる。
「紫?どうしたの?」
いきなりの行動に驚いた幽々子
「少し、まだ眠くてね。」
と言うと、そのまま眠ってしまった。
安らかな寝息を聞きながら
「しょうがないわねー。」
というと、頭を膝に乗せ、膝枕をする。
「ただいま戻りました!」「たっだいまぁ〜♪」「紫様。今戻りました。」
ちょうど三人が帰ってきた。
「静かに。おかえりなさい」
「あ、申し訳ありません。幽々子様。」(・・・あれ?)
妖夢の視線は、幽々子を見ているが、何か胸の辺りがもやもやしていた。
「幽々子様。よろしければ今日は泊まってはいかがでしょうか?」
藍はそういうと、「うん。そうするわ♪」と小声で言う。
「妖夢。今日は泊まっていくから」と幽々子が言うと
「あ。。あの・・・はぃ・・・」・・・(なんだろう・・・この感覚)
「よーむー。よーむも一緒に泊まってよー。」
橙がそう言う。「よろしかったら一緒に泊まっていってください。」
藍もそう言うと、「わかりました。今日はよろしくお願いします。」
と深くお辞儀をして言葉に甘える。
幽々子は紫の髪を撫でながら、幸せな笑みを向けていた。
(・・・なんだろう。なんで・・・)
胸を何かが締め付けていた。
初めての感覚だった。
妖夢は、視線を床に向け、その場に座り込んでいた。

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第二話「嫉妬とヤキモチ」その二

2008年04月04日 22時07分00秒 | 東方小説(オリジナル)
「よーむー。一緒に寝よ♪」
橙が妖夢の横にちょこんと座ると、顔を覗き込んでいた。
気づいた妖夢は、「え? えと、わ、わたしは・・・大丈夫です!!」
明らかに動揺した返答に、幽々子が
「あら?今日は私は紫と寝るから、妖夢は橙と一緒に寝てもいいわよ?」
(・・・まただ。なんで・・・胸が痛いよ・・・)
「わ、私は一人で寝ますから!!」
橙が悲しそうな表情で
「よーむは私のことキライなの?だから一人で寝るの?」
と、妖夢の身体を揺さぶりながら問いかける。
「え? いえ、決してそのようなことではなくて・・・すみません。」
「あら?よーむー?別に遠慮しなくてもいいのよ。」
その言葉に妖夢は
「いいですよ・・・幽々子様なんて・・・私は橙さんと一緒に寝ますから!行きましょう。橙さん。」
「妖夢。私なんて・・・なにかしら?」
その返答に何も言わず、妖夢は橙の手を引っ張って部屋を出て行く。
(幽々子様・・・私は・・・うぅ・・・)
ぎゅっと目を閉じて、胸を押さえている妖夢。
「よーむ。だいじょぶ??なんか苦しそうだよ?」
妖夢の顔を覗き込みながらそっと聞いてきた。
「だ・・・大丈夫です。さ、行きましょうか。」
作り笑いを橙に見せる。
(なんで・・・なんでなんで・・・幽々子様・・・私は・・・)
胸の中のもやもやが、次第に妖夢の思考を狂わせていた。

(妖夢・・・どうしたのかしら? 明らかに様子がおかしいわ)
紫の髪を撫でながら、幽々子は考えていた。
(初めてだわ。『幽々子様なんて』そんなこと言われたの)
首を傾げながら考える。
(もしかして、自分のことを『嫌い』とか??)
首を横に振って違う違うと考える。
(うーん・・・でもあの子がそんなこと言ったことないし・・・)
「幽々子様。お布団の用意が出来ました」
考えていると、藍が部屋に入ってきて告げる。
「うん♪ありがとう」
というと、紫をそっと抱えて部屋を後にする。
「・・・ふぅ。今日は久々に静かに眠れそう・・・ふぁ〜。」
藍は背伸びをしながら欠伸をする。
(うーん。妖夢さんったらわかりやすい子だわ。それに気づかない幽々子様も面白かったわ♪)
藍は、くすくすと笑いながら部屋を後にした。

その頃、橙の部屋では・・・
「よーむ。さっきからずーっと下ばかり見てるよー?そんな暗い顔してたらだめだよー」
と言うと、橙は妖夢を笑わせようと、これでもかとくすぐる。
「ちょっ橙さん、や・・やめ・・・あはっあはははははは」
必死になってくすぐる橙は、妖夢が笑い声を上げると
「あははは〜♪よーむ、笑った♪」
と、妖夢に抱きついて頬をすりすりと・・・
「ぁ・・・」
思いもしない橙の行動に、「橙・・・さん・・・」
ポロポロと涙を流して橙を抱きしめる。
「よーむ?どっか痛いの? だいじょぶ??」
「ううん。ありがとう。ふふ♪」
涙を拭いながら、笑顔を橙に向ける。
「ねね。よーむ。私のことは「さん」なんてつけないでほしいな。わたしもよーむって呼びたいし」
「ん。わかりました。では・・・橙。寝ましょうか♪」
「うん♪えへへ」
妖夢は、幽々子以外の人と一緒に寝るのが初めてで、なかなか寝付けなかった。
「すー・・・すー・・・にゃははー。よーむ見ててねー・・・」
橙の寝言に「くすっ」と笑ってしまう妖夢。
(今頃・・・幽々子様は紫様と一緒に寝てるのかな・・・)
ズキン・・・「くっ・・・うぅっ」
思わず光景を思い浮かべると、一際胸の痛みが増した。
(苦しいよ・・・幽々子様ぁ・・・)
布団の中で必死に苦しさに耐えていた。
(幽々子様が・・・幽々子様・・・うっ・・・うぅ・・・)
布団の中でポロポロと涙を流して、声を押し殺して泣いた。

「幽々子様、紫様、朝食の御用意が出来ましたよ」
藍の声で目が覚めた幽々子。
「ん。今すぐに行くわ」
そういうと、隣で寝てる紫の身体を揺さぶる。
「ほらー。ご飯よ♪ご・は・ん♪」
「んー。」
目を擦りながら紫が目を覚ます。
「あら。幽々子。いらっしゃい」
「何言ってるのよー。ほら、起きて起きて。」
「ん?あら。昨日は泊まって行ったのね。ふふ。おはよう」
「ん♪」
屈託のない笑顔を紫に向ける幽々子。

「妖夢さん。橙。朝食の御用意が出来ましたよ」
藍の声で目を覚ます橙。
「うにゃ?すぐ行くー♪」
そういうと橙は妖夢を・・・(あれー??)
妖夢は布団の中に潜り込んで、丸まっていた。
(あはは♪変わった寝方をしてるー。)
そう思うと、そぉっと布団をめくっていくと・・・
「・・・よーむ・・・?」
妖夢は目をうっすらと開けてぼーっとしていた。
「よーむ。ご飯だってー」
その言葉に、少し反応すると
「ん・・・おはようございます。」
そう言ってフラフラとした足取りで部屋を出る。
「どしたのかな?だいじょぶかな?」

朝食の食卓に着くと、賑やかな会話と共に食事をし始める。
「おいしー。おかわり〜♪」
普段より楽しい食卓に、幽々子の食欲も調子がいい。
「はい。どうぞ」
そういうと、藍は茶碗の三倍はありそうなてんこ盛りでご飯を差し出す。
「あらあら。相変わらずな食べっぷりね。うふふ・・・あら?」
と、紫が視線を妖夢に向ける。
「・・・」
テーブルの中心辺りをぼーっと見ている妖夢。
「妖夢さん?どうかなさいましたか?」
藍がそういうと、みんなの視線が妖夢に向けられる。
「あ・・・いえ、すみません。失礼します。」
一口も食べることなく、その場から離れる妖夢。
「大丈夫かしら?あの子」
そう言う紫に、橙が「朝からちょっと変だよぉ?」
「あとで様子を見に行って見ます」
藍が言うと、「おかわり〜♪」という元気な声・・・
「幽々子。朝から食べすぎよ」

妖夢は、静かな木陰でぼーっと考え事をしていた。
(私・・・どうしちゃったんだろう)
「はぁ・・・」
ため息を吐くと、膝と膝の間にあごを乗せてまた考える。
(幽々子様・・・私は・・・)
そう考えているとふと声がかかる。
「少しよろしいでしょうか?」
様子を見に来た藍が隣に来る。
「あ、はいどうぞ。」
視線だけ藍に向け、またすぐに地面を見つめる。
「・・・」
「・・・」
何も言わず、何も問わず、ただ並んで座っているだけ。
「ふぅ・・・」
妖夢がため息を吐くと
「ふふ」
と、藍が笑う。
「どうしたんですか?」
つぶやくように問いかける妖夢。
「いえ、妖夢さんが羨ましくて・・・ふふ。ごめんなさい」
(うらや・・・ましい・・・??)
思わぬ返答に、くすくすと笑う藍を見つめ
「私・・・は・・・変なんです・・・」
そういうと、また地面を見て言葉を続ける。
「普段通りの幽々子様なのに、・・・なのに・・・なんで・・・」
唇をきゅっと噛むと
「幽々子様が紫様を・・・だけど・・・うっ・・く・・・わからな・・・ぃ・・・」
じわぁっと目に涙を溜める妖夢。
「妖夢さん。今はわからなくてもいいんですよ」
妖夢は少し藍を見ると、藍は妖夢に笑顔で言葉を続ける。
「あなたが羨ましいです。自分に素直になれば、いずれ答えは出ます」
そう言うと、妖夢の頭を優しく撫でる。
頬を伝う涙をそっと拭う藍に、妖夢が聞く
「なぜ私が・・・羨ましいのですか?」
藍は優しい目になり、妖夢を見つめ
「心が純粋で綺麗だからですよ」

目を少し見開き驚いた妖夢
「私は・・・純粋なんかじゃありません・・・だって・・・」
そう言うと、また表情が曇り、視線を落とす
「ふふ。あなたは素直すぎだから、自分で悩み、自分で解決しようとしているのです。でも、それは決して悪いことではありません。あなたのよい所であり、悪い所でもあるのです。」
またそっと頭を撫で、藍が言葉を続ける
「あなたは、誰かに甘えたことはありますか?」
その言葉に、妖夢はぴくっと身体を動かし、何も言えなくなった。
自分から決してお願いするということがなかなか出来ない妖夢。
いつも幽々子の命ずるがままに行動し、尽くしてきた。
甘えるなんてことは決して出来ない!!
「甘えるなんて出来ません!」
キッと藍を見て、悔しい表情から泣きそうな顔になる。
藍は妖夢をそっと抱き寄せると
「誰かを頼る、誰かに甘える、そういったことをしてみるとよいですよ」
藍の服をぎゅっと握り、身体を震わせながら涙をこらえる妖夢
甘えたい、なぜなら幽々子が好きだから。
幽々子に褒められたい、笑顔を向けてほしい、叱ってほしい・・・
色々なことを思い浮かべると、ついに声をあげて泣き始めた。
藍は、泣き止み、落ち着くまで何も言わずただ妖夢の涙を腕の中で受け止めていた。

「すみません。急に泣きだしたりして…」
そういうと、妖夢は藍から離れる
「私、少し自分に正直になってみます。」
藍は、優しく微笑み、「私でよろしければ、あなたの相談にいつでも乗ります。あなたは一人ではないのですから、困った時くらいは頼ることを忘れないで下さいね。」
心なしか、妖夢は気持ちが楽になり、元気に「はい!ありがとうございます!」と、その場から駆け出した。
その後ろ姿を見て藍は(ふふ、自分に正直になる…か…)
と、そっとつぶやた。
「幽々子様!」
ハアハアと息を切らして幽々子の前に現れた妖夢
「どうしたの?息まで切らして?」
妖夢の様子を見て、幽々子が聞く。
「えと…ですね…あ、あの…」
視線を左右に動かし、もじもじしながら考えていた。
(幽々子様、笑顔を私に向けてほしい。でもどうすれば…)
精一杯考えて出した答えは…
「あの!……えへ♪」……
……
……
少しの沈黙…
「妖夢、言いたいことがあるならはっきり言いなさい。あなたの悪いところよ?」
そういうと、幽々子はその場を後にした。
(ち、違うんです!)慌てて幽々子の後を追った。

「幽々子様!」
「どうしたの?私に何か用があるのね?」
そういうと、幽々子は妖夢のほうに向き直す。
「あの…」
(言わなきゃ!私にいつものように笑って…笑顔で話をして下さい!用を申し付けてください!)
心の中で幽々子に言う言葉を整理し、いざ開口!
「幽々子様!私に―――」
「ゆ・ゆ・こ〜♪何してるの〜?早く来ないと〜…あら?」
どこからともなく、空間に隙間が現れ、紫がひょっこり顔を出す。
「どうしたの?二人とも?」

「あぁ、紫。ちょっと待ってね?すぐに―――」
「し、失礼します!」妖夢は思いを伝える前にその場を後にした。
背後から、「あ、妖夢?待ちなさい!」と幽々子の声が聞こえたが、なぜかその場にいたくなかった。
「もう!なんなの?」幽々子が呆れたようにつぶやく。
「ふふ。あの子、ひょっとして…」
紫がそういうと
「何?理由がわかるの?」と、キョトンとした表情で紫に聞く。

「幽々子…うふふふふ♪あれはきっと、嫉妬ね。私とあなたにヤキモチを妬いてるのよ♪」
目を見開き、驚いた表情から、次第にニヤケ顔になる二人。
「「可愛いわね♪」」
同時に同じことを言うと、二人は何かを企み始めた。

「よ〜む〜♪よ〜む〜♪」
いつも、妖夢を呼ぶような声で妖夢を呼ぶ声に
「はいっ!ただいま!!」
と、元気な声で答え、幽々子の元へ駆け出す。
(幽々子様が私を呼んでいる!!)
普段どおりの声によほど嬉しいのか、妖夢は少し笑みを浮かべている。
「お待たせしましたっ!どうかしましたか?」
笑顔で問いかける妖夢に
「うん。今からちょっと紫とお出かけをしてくるわ。」
「ぇ?」
『紫』という言葉が出てきて、すぐに表情を曇らせてしまう。
(あらぁ。紫の言った通りだわ)
予想通りの反応に、思わず笑いそうになるが、必死に堪える幽々子。
「それでね、お願いがあるんだけどぉ〜♪」と、いつものお願いのポーズ…首を傾けて両手を合わせる。
「は、はい。なんですか?」
「うん。あのね、私と紫が寝てる部屋がありじゃない?今日も泊まっていくから、布団を正しておいてほしいなぁ〜って思ってね〜♪」
「わ、…私がですか!?」
「あら?嫌なの?ふぅ…じゃ、しょうがないわね」
と、ぷいっと後ろを向く幽々子。
「あ、私がやります。やりますから!」
必死になる妖夢。
(さすがだわっ!幽々子!)
その様子を物陰から覗く…のはもちろん紫であった。
「じゃ、お願いね〜?」
「はぃ…では、行ってらっしゃいませ…」
沈んだ声で幽々子を見送る妖夢。
その様子に肩を震わせて笑いを堪える紫。
そこに幽々子が現れると、二人は肩を震わせて互いの肩をバンバン叩いてクスクスと笑っていた。
「「妖夢はどうするかしら?」」
と、二人はこっそり妖夢の後を追うのであった。
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第二話「嫉妬とヤキモチ」その三

2008年04月04日 22時06分34秒 | 東方小説(オリジナル)
「はぁ・・・」
すっかり落ち込んだ妖夢は、幽々子と紫が一緒に寝ていた部屋に来た。
そこでみたのは・・・
ありえないくらい絡まっている布団だった。
(いったいどうすればこんなに布団が絡まるのですか!!)
と、心の中で叫んでしまった。
その布団を解いて、布団を正したが、あまりにも近すぎる二つの布団。
少しじーっと見ていた妖夢は、おもむろに・・・
ズズズ・・・ズズズ・・・
少し二つの布団を離した。

それを影から見ていた二人・・・幽々子と紫は、笑いを堪えることが出来ず、噴出してしまった。
といっても、妖夢からはかなり離れている距離だった為、妖夢には気づかれていない。
「ねぇねぇ、見た?見た?妖夢ったら可愛すぎるわぁ」
「まったく、面白い子だわ。もうだめ・・・あれ私に頂戴よ?」
「だめよ。妖夢は私の物なんだから」
「あらあら、残念だわ」

二人の会話に気づくはずもなく、妖夢はさらに行動をしていた。
二つの布団の前に正座をして、二つの布団を見ながら、もうちょっと・・・ズズズと離した。

「あぁ〜ん。妖夢ったら♪」
「ちょっと!!ゆゆひょ!!はにゃ!はにゃ!」
「ふぇ??って、紫!!あなたも口!口!」
幽々子の鼻からは、赤い筋がアゴに向かっている。
紫の口からは、よだれが湧き出していた。
二人は妖夢の行動に悶えすぎ、鼻血とよだれを噴出していた。

二人の行動に気づいた妖夢
「二人とも!!いったい何をして・・・って、なんで二人とも顔を抑えてるんですか!!」
さすがに離れてるとはいえ、ここまで騒いでいると嫌でも目に止まる。
「あら?妖夢♪ごきげんよう〜」
「ひょーふ。んぐ。ん。ごきげんよう〜」
幽々子は、鼻から下を手で多い、紫は口元をぬぐって言う。
「いったいどういうことですか!?」
妖夢は、二人をじとーっとした目で見つめながら問う。

「あら?妖夢?どうしてそんなことを聞くのかしら?私に言いたいことはそんなことなのかしら?」
「そうよ。私にも何か言いたいことがあるんじゃないのかしら?」
と、幽々子と紫は、すでに妖夢の悩みを知っているかのように問う。

「わ・・・私は・・・」
少し俯き、口元をぎゅっと結ぶと一気に不満をぶちまける。
「幽々子様!どうして私には笑顔を向けてくれないんですか!?なんで私を・・・私を見てくれないんですか!?」
目に涙を溜めて悔しそうな表情で幽々子を見て言う妖夢。
「やっと・・・やっと言ってくれたわね。」
「そうね。ようやく自分の気持ちを言えたわね」
二人はそう言うと、幽々子は言葉を続ける。
「ねぇ?妖夢?あの時、約束したわよね?自分を責めないと。一人で抱えないと」
「は・・・はい。」
「だから、妖夢が私と紫に嫉妬してるって気づいたとき、私は嬉しかった。」
「だから、私は幽々子に言ったのよ。今、苦しんでいるのは分かってるけど、妖夢が自分の気持ちを言えるまで待ちましょうと」
「でも、今、貴方は言ってくれたわ。自分の心の不満を」
そう言うと、満面の笑みで妖夢を抱きしめる幽々子。
「ゆ・・・ゆゆ・・こ様・・・」
目に溜めた涙を、幽々子の胸の中で流した。

「あらあら。すっかり甘えん坊になっちゃったわね。」
紫の言葉に、思わず幽々子から離れる妖夢。
「紫様もひどいですよ。」
少し膨れ顔で言う妖夢。
それを細目で優しく微笑みながら
「あなたは素直だからねぇ。幽々子。今日は三人で寝ましょうよ」
「あらいいわねぇ〜♪もちろん妖夢が真ん中ね。」
「わ・・・私も一緒にですか?」
と、二人の会話に慌てる妖夢。
「「あら?嫌なの?」」
同時に妖夢を見つめて問う。
「と・・・とんでもないです!喜んで!!」
パァっと表情が明るくなり、ワクワクした感じに二人を見る。
・・・
・・・
・・・
「おかわり〜♪」
「はい。失礼します。」
夕食・・・今日は藍と妖夢が一緒に料理を作り、テーブルを囲っていた。
「相変わらずな食べっぷりね・・・ふふ。藍も妖夢も嬉しそうね。」
「それは作ったものをこんなに笑顔で食べて、おかわりまでしてくれるんですもの。嬉しいに決まってます。ね♪妖夢さん。」
「はい!あの、私もよろしいでしょうか?」
藍はニコニコしながら幽々子におかわりを手渡し、妖夢のおかわりを盛り始める。
「(妖夢さん。すっかり元気になったようで・・・一緒に料理を作ってるときも、幽々子様と紫様のことばかり。ちょっと妬けちゃうなぁ)」
そんなことを藍は思いながら、「はい♪」と、笑顔で妖夢に手渡す。
「あ、ありがとうございます!!」
きらきらした目で藍からおかわりを受け取り、食べ始める。
「藍様ぁ〜♪私もおかわり〜」
橙もおかわりをねだる。
「はいはい。育ち盛りなんだから、一杯食べなさい?」
と、山盛りに盛り橙に渡す。
ちょっとたじたじになりながら渡された器を受け取り、必死に食べ始める。
「藍ー。私も。」
紫がそういうと
「はい。みなさんよく食べますね。私も―――」
といいかけたあたりで
「おかわり〜♪」
「幽々子。いくらなんでも早いわよ?」
幽々子はニコニコ笑顔で器を掲げていた。

「「「「「ごちそうさまでしたー」」」」」
一斉に食後の挨拶をする。
「あ。私も手伝わせていただきます。」
「ぅぅ〜。藍様ぁ〜・・・食べ過ぎました。ちょっとコロンしてきます〜。」
と、縁側に向かう橙。
「あ、寝る前にお風呂には入りなさいよ?」
「は〜い」と橙は返事をし、ヨロヨロと歩いていった。

「妖夢さん。お気になさらずに。私がやっておきますから。」
「お願いします。私にも手伝わせてください。」
妖夢のしっかりした言葉に、藍は「わかりました。では。一緒にやりましょう」と言い、台所へ向かった。

カチャカチャ。カチャカチャ。
二人並んで食器を洗い、きれいになった食器を戸棚へしまっていく。
「これで最後ですね。ありがとうございました。妖夢さん。」
「・・・あの。少しお話できますか?」
控えめに言う妖夢に少し驚いたが
「かまいませんよ。では、いまお茶を用意しますので―――」
「あの。出来れば二人で・・・ちょっと聞いてもらいたいお話があるので・・・」
「わかりました。では、少し夜風を楽しみましょうか。」
「すみません。ありがとうございます。」

二人は「少し出かけてきます。すぐ戻りますので・・・」
というと、外へ出た。
初めて藍が相談に乗ってくれた場所に自然と歩を進めた妖夢。
ザザザーーと木々が揺れ、月も綺麗に二人を照らす。
「・・・」
「・・・」
歩を止め、妖夢は藍にこう告げた。
「す・・・き・・・です・・。」
声が小さく、木々も揺れていたのでよく聞こえなかったが、妖夢の言葉に驚いた藍。
「妖夢・・さん? な・・なな・・・今、なんて?」
少し慌てる藍に妖夢は告げる。
「え?素敵・・・ですね。と。」
ズコーっとなりそうになった藍はコホンと咳払いをした。

月夜に照らされ、月を見上げる妖夢。
「もし・・・もしも私に・・・」
妖夢はぽつりぽつりと呟くように話を続ける。
「私に・・・お姉様がいたら・・・」
藍は、月を見上げながら呟く妖夢を見ている。
「・・・藍さんのような」
背筋がゾワゾワとなり、尻尾の先までピンとなる。
妖夢は不意に藍をほうを見て告げた。
幽々子さえ見たことのないような笑顔で
「お姉様がほしいな。」
思わず仰け反ってしまうほどの衝撃的な告白に、藍は顔を抑えて冷静になろうとした。
普段から真面目で、正直で、キッとした表情が印象的な妖夢の心の内を藍は見た気がした。

妖夢の背の後ろには、うっすらと淡い青白く輝く月・・・
妖夢の告げる言葉一つ一つに反応するかのように、木々がざわめき、風が髪を靡かせている。
『もしも私が妖夢の姉だとしたら・・・』
ふと、藍はそう思っていた。
『私が妖夢の姉・・・私は妖夢に何をしてあげられる?』
これほどまで真面目な性格・・・
何か悪いことをしても、ひれ伏してすぐに謝罪する妖夢
『でも・・・私が姉ならいいなと言ってくれた。』
そのことに関しては、素直に喜んでいた。
『もし私に妹がいたら・・・』
『・・・』
『・・・』
「・・・橙。」
藍は、ふと頭に橙の顔が思い浮かび、橙の名前を呟いた。
「はっ・・・すみません。」
なぜか謝る藍。
妖夢は笑いながら
「あはは。確かに橙は妹って感じがしますね♪」
口元を手で押さえながら笑う妖夢。
「あーあ。私もお姉様と妹がいたら毎日が・・・」
ふと頭をよぎった。
『毎日が・・・』
ふと考えが止まる。
『私は・・・』
妖夢は罪悪感を感じた。
『幽々子様・・・』
「藍さん!!すみません!!失礼します!!」
いきなりその場から走り出した妖夢。
藍は、その様子を見て、ハッと気づいた。
妖夢も同じだった。
『私には必要としてくれる人がいる』

「幽々子様!!」
息を切らし、幽々子がいる部屋の襖を開ける妖夢。
その中には、橙と紫もいた。
妖夢の表情はすでにぐしゃぐしゃになっていた。
三人は驚いた表情で妖夢を見ていた。
妖夢は幽々子の目の前まで歩み寄り・・・
「すみません・・・すみま・・ふぐ・・・ずびばぜん・・・うくっ・・・ゆ・・こさ・・・う・・・っうわーーん!!」
いきなり大泣きをして平伏し謝る妖夢。
「ど・・・どうしたの?妖夢?妖夢?」
なぜいきなり泣いているかわかるはずもない幽々子は、紫のほうを向く。
紫は心当たりがないという感じにフルフルと首を振る。
橙にいたっては、そっと部屋を後にするほどだった。
泣き止む様子のない妖夢に、幽々子は
「妖夢・・・顔を上げなさい。」
妖夢を正面に見据えて、いつも妖夢を叱るように・・・
しかし、妖夢は「すみません・・・すみません・・・」と、謝るばかり。
『こんな妖夢は見たことがない』

しかし、このままでは何も分からない。
「妖夢!!顔を上げなさい!!」
強い口調で妖夢に告げる。
泣きながら顔を上げる妖夢。
涙が・・・鼻が・・・まるで見たことのない泣き顔の妖夢。
「何をしたのかしら?」

「わ・・・私は・・・う・・ぐっ・・・ずび・・・幽々子・・・様・・・」
あふれ出る涙を手でぬぐい、鼻をすすりながら言葉を続けようとする妖夢。
「妖夢。待つわ。」
幽々子はそう告げると、目を閉じて待つ。
妖夢は、涙をぬぐい、鼻をすすりながら、深呼吸をして、自分を落ち着かせる。
紫は、その場を離れようとしたが、その気配を察したのか、幽々子は手をスッと横に出す。
紫は、無言で座りなおし、幽々子と同じように目を閉じる。
「はー・・・すー・・・・・・ふぅー・・・」
どうやら、妖夢は少し落ち着いたようだ。
それを察したように、目を開ける幽々子と紫。
「幽々子様・・・私は・・・」
妖夢はそういうと、手をぎゅっと握り言葉を続ける。
「私には幽々子様が・・・主人の幽々子様がいるのに・・・」
またじわぁと目に涙が溜まる。
「お姉様・・・・・・い・・・もうと・・が・・・ほし・・・い・・・うっ・・く・・・・」
ぎゅっと目を閉じ、唇を噛み締め、幽々子に謝罪する妖夢。
目をスッと開けると、涙があふれて流れ出す。
「ほしいと思ってしまいました!!申し訳ありませんでした!!」
ガバッと平伏してまた声を漏らし、鼻をすすりながら泣き始める妖夢。
幽々子は、紫のほうを見て、『え?』という表情を見せる。
紫も、同じような表情で幽々子を見ていた。

「(紫、あの二人をこの部屋に呼んでくれないかしら?)」
紫はそっと隙間を空間に作り、その中に顔を入れる。
しばらくすると、そっと襖が開き、二人が入ってくる。
幽々子と紫は目で合図をすると、二人は指示された場所へ移動する。

「妖夢、顔を上げなさい」
ただただ泣く妖夢に、再度顔を上げるよう告げる幽々子。
涙を拭い、鼻をすすりながら顔を上げる妖夢。
「妖夢、ちゃんと私を見なさい。」
妖夢は、泣きながら幽々子を見る。
「あ・・・」
思わず声が漏れるほど、幽々子は優しい眼差しを妖夢に向けていた。

「貴方の思いや気持ちは、私だって同じことなのよ?」
妖夢は幽々子の言っていることがいまいちよく理解できていなかったが・・・
「もし、貴方が私の本当の娘だったら・・・私に甘えてきたら・・・そんな風に思うことだってあるの」
「ゆ・・・幽々子様・・・」
頬を伝う涙、それをそっと手で拭いとってくれる幽々子。
「だから、藍や橙を、自分の姉や妹だったら・・・そんな風に思うことだって、決して悪いことではないのよ?」
「は・・・はい。」
ぐすっと鼻をすすり、幽々子の言葉の一つ一つに頷いていく妖夢。
「これからどんな事が貴方を待っているかはわからない。でも、それら一つ一つを体験し、そしてそれをどのように、この先に生かしていくか、これからは貴方自身が身をもって体験するかもしれない。」
「はい。紫様」
「さて、それじゃあうちの可愛い娘達と一緒に今日は寝ましょうか?」
疑問に思って紫を見つめる妖夢だったが
「今日はよろしくおねがいしますね。」
「わーい。また妖夢と一緒に寝られるー。」
いきなり背後から藍と橙の声が聞こえ、驚いて後ろを見る妖夢。
二人は満面の笑顔を妖夢に向けていた。
気づけば、藍も橙も、知らずに妖夢を姉妹として、この数日を触れ合っていたのかもしれない。

以上、第二話「嫉妬とヤキモチ」
でした。
なんつーか・・・中盤〜終盤・・・いや、最後すらおかしな文章になっちゃったなぁ・・・
しかも、タイトルがあまり関係ないような感じがする・・・
これまで読んで下さった方々には感謝感謝♪
第三話もよろしくおねがいします^^
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