石原延啓 ブログ
seeking deer man

nobuhiro ishihara blog 
 





ひっどいアホ面して写真に映っている私ですが、さもありなん。この風車に作品を設置しなければならない。意を決して現場へ入ってみれば風速20mを超す強風で目を開けているのも困難なくらい。
「あ~この風では今日の作品設置は無理だな」と思っていたら、前日に打合せをしたテクニシャンのデミトリがやってきておもむろに作業を始めた。
大丈夫かいなと思っている暇もなく、あとはウルグアイ人アーティストのペドロやコーディネーターのマリアの手も借りながら必死の作業が続いた。
様子を描写するならば、嵐の中で大きなヨットのマストを操作している感じ。梱包材やらなんやらを吹き飛ばされ、縛るために空けた穴数個を引きちぎられながら何とか終了。冷静かつ強引に作業を完了してくれたテクニシャンのデミトリには感謝するとともに感動すら覚えた。
そして、あーこの島の人たちにとってはこんな風は当たり前なんだ~と改めて思う。
古代ギリシャ人やフェニキア人はこの風を操ることで地中海を支配したのだなあと痛感。だって普通あの風の中で2m x 9mの布をほいほいと風車に取り付ける作業なんてようでけへんよ、ホンマ。
ということで作業終了後にデミトリに聞いてみた。
「それにしても何でここはこんなに風が強いんだい!?」
「あたり前じゃん、見てみろよ!ここは6つも風車を設置した場所だぜ。」
ハイ、その通りです。。。
ここで初めて自分が「風車」に作品を取り付けたことを実感したのだった。

(右写真はそんなに風が吹いているように見えないけれども、丁度真後ろから風が来ている時で風車に押し付けられてたまさか安定している。)


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会期終盤に関係者全員でミコノスビエンナーレをサポートしてくれているワイナリーへ招かれてランチを楽しんだ。
このような会食を楽しめるのもまた気候が良いからだろうな。
日差しが強くても乾燥していて常に風があるから日陰にくれば妙に心地よい。
日本でこれだけ晴れると蒸すは蚊に攻撃されるわでなかなか厳しいものがあるのではないかな。
ここで下働きしている人がインドの人だったので料理がカレーだったのはご愛嬌だが、ワインをガブガブ呑んで侃々諤々話込んで楽しい午後でした。

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やはり気候だよなと思わせられるのは西洋のパーティーなる習慣。正直これだけ快晴が続けば家の中に引きこもるよりも外にいたくなる。ましてや湿度が低くて風が心地よいのだから。
オープニングの前夜にディレクターのリディアの家でパーティー。後で気づいたけれども翌日の公式オープニングよりもこちらが本当の意味でのオープニングだったみたい。ミコノスの白い家々の中で唯一「黄色い」家であり、塔までくっついている味のある家で2~300人もの人を招いてのガーデンパーティー。パフォーマンスあり、伝統音楽の演奏あり、オリーブとチーズをつまみにワインを飲みながら「ヨーロッパにいるんだなあ」と感慨にふけっていたら、「これはギリシャでも変わった『リディア色』の強い特殊なパーティーだよ」とのこと。いずれにせよ時差と酒にやられながら濃密な時間を過ごしました。それにしてもギリシャ人の夜は長い。。。

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ミコノスビエンナーレのメイン会場となった屋外映画館&カフェテリアCINE MANTO。
ここでは毎晩ビデオアートやショートフィルムが上映された。
夏はほとんど(全く?)雨が降らないミコノス島ならではのシステム。ここでビール飲みながら打合せするのは調子良し。
オーナーのデュカキス兄弟にインスタレーションを手伝ってもらった。

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ギリシャ・ミコノス島の鳩小屋。なんだか神殿みたいで豪華です。中の構造も面白いらしいのだが、いかんでん汚そうですので見たいとは思わず。鳩は通信よりも主に食用に飼育されていたようだ。今でも使っているところとエクステリアとして残してあるところと両方らしい。西洋風というよりは、やはりアジアの風を感じるデザインですね。

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今回のプロジェクトのディレクター、リディア・ヴェリネッリはニューヨーク滞在時からの友人でとても才能のあるアーティスト。ミコノスの風車に私の「ドラゴン」を巻きつけるイメージがパッと浮かんだのだとか。ドラゴンじゃなくて「鹿男」なんだけれどね。彼女にドラゴンを描いてと言われて思い浮かべたのが1999年に福島県・いわき市のプライベートスペースでやった個展で描いた10m大の「竜」のような生物。まず、それを再生させるというイメージが浮かんだ。4月には恩師をたよっていわきを再訪、リサーチもしました。それにしても、見ようによっては似たような形をしていて海沿いに設置された風車と原発。しかし同じように(?)エネルギーを生み出す装置と言ってもその中身は全く異なっている。そのようなことを込めて制作した作品になります。

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小さな写真では分かりづらいですがミコノス島のランドマークである6つの風車のひとつ(右端)に約2x9mのペインティングを吊るさせてもらいました。20m超の強風が吹き荒れる場所での設置はかなりの緊張感だったけれども地元のテクニシャンのお蔭で何とか無事に終了。
そりゃあ風車が6つも置かれている場所だもの風が強いわけだわな、想像力不足でした。

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