石原延啓 ブログ
seeking deer man

nobuhiro ishihara blog 
 





早いもので本年も大晦日を残すのみとなりました。
振り返ってみればレジデンスでウィーンと韓国(京畿道・仙甘島と仁川)に計五ヶ月滞在させてもらい充実した年となった。
来年もより充実した日々を送れればと思う。

先日、銀座エルメスへ曽根さんの展覧会へ赴く。
曽根さんは以前から大変に気になるアーティストであった、というのは彼の作品の持つパワーが余りに私の理解の範疇を越えていて、
好き嫌いの判断もつかず、呆然と眺めているといった具合であったから。
しかし今回、雪の結晶のシリーズをまとめて観る機会を得て、また展覧会に関するご本人のテキストを読んで、やっと合点がいった。
そしてアーティストたるもの、誰が何を言おうとも、本当に本当にやりたいことを唯唯やるべきなのだということを改めて思いださせてもらった。
純粋にそして真摯に自分のイメージに対して向き合うということの美しさと困難さ、そしてそれをやり切れた時に発散されるアートの持つ力。
曽根さんのテキストを読んでいると爆笑させられる部分と共に、思わず涙がこぼれそうになるようなピュアな思いが感じられる。
結晶のシリーズとは別に奥の部屋にあった大理石で出来たスキーのリフトの彫刻。
あれは踏み越えてきた人じゃないとなかなかやれないよなー。

皆様良いお年をお迎え下さい。

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一週間程前に100号Sの作品を描き上げる。
日本の絵画の伝統的な空間表現を意識して平面的に近景と遠景を分け、そこから一歩踏み込んで近景であるdeer manの体の空白部にまた別のdeer manを描きこむことで異なるレイヤーへの窓口となるような装置とした。
この作品で自分の意図がどれほど上手くいったかどうかは別として、上がった作品を眺めながら、なぜ自分はdeer manの背景に集合住宅を描き込んだのかを改めて考えてみた。

東京の都市部の風景を象徴的に背景としようということは最初の時点で決めていたのだけれども、具体的にこれだというものが思い浮かばず、なんとなく近所のごく普通のマンションを描くことにした。
集合住宅というものはどの国にも必ずあるものだが、日本には日本独特の雰囲気がある。そして(どこがどうということではないけれど)ニュータウンなどと共に戦後の日本の高度経済成長期を象徴しているような気がする。
昨年民主党政権が誕生し、人々は革命とか新しい時代の到来を声高に叫んだ訳だけれども、実はこれからが本当の意味で日本にとって全く新しいステージに入ったといえるのではないだろうか。
つまり古い保守の時代が終わり、古い革新のやり方がもはや現代社会では通用しないということを認識することでやっと日本が新しいスタートを切れるのではないか。いよいよ働きに働いて日本に繁栄をもたらせてくれた世代を支えていた両極の価値観を脱ぎ捨てなければいけない時代になったということか。
父の受け売りだけれど、例えばアメリカなら「自由」、フランスなら「文化」、でもって今の日本を象徴する言葉は「温泉、グルメ、お笑い」だとか。右左とか反米反中とか受動的な要因からではなく、我々日本人がどういった国づくりをしたいのかを能動的に考え直す時期かもしれない。

~とまあ、そんなことをつらつら考えていた訳ですけれども、絵画はやはり難しいです。


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スポーツ雑誌「Number」でサッカー日本代表ザッケローニ監督のインタビューを読む。
イタリア人らしくない穏やかで落ち着いた紳士という評判だが如何に?
確かに自分の方法を押し付けることなく早くも日本人の性格を的確に掴みつつあるようだ。
今までの外国人監督と違い、代表の試合が終わっても母国に帰らずに1部2部問わず毎週Jリーグを視察している。
その中で興味深い発言が以下
「日本人はとてもクリーンなプレーをする。自分たちがやることに対して、相手もおつきあいしてくれるサッカーだ」
残念ながら、日本代表が対戦するすべての国が同じように行儀のいいサッカーをするわけではない。
これってサッカーに限らずグローバル化が進む世界情勢の中で勢いを失う日本国そのものなのではなかろうか。
総理大臣を外国から呼んできて雇うわけにもいかず日本は迷走を続けるんだろうな。。。


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今朝の朝刊を読んでいたら2010年度の流行語大賞トップテンが載っていた。
6位に「脱小沢」が入っていたのだけれども、その横に「受賞者辞退」と書いてある。
まさか小沢さんに賞をあげようとして辞退されたとかw
さすがにね~。「受賞者が誰かについては公表していない」(事務局)らしい。
ちなみに大賞はNHK朝の連続テレビ小説より「ゲゲゲの~」だったとか。
我が家はテレビをほとんど観ないのでリストのどれもがピンとこない。

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