そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





リブートした「猿の惑星」シリーズ。
その第3弾「聖戦紀」。
前2作がとてもよく出来ていたので、公開3日目に超楽しみにして観に行った。
その感想。

うん、残念。
相当な駄作だった。
星は1つ半。★1/2
なんだろ、これ。
映画を観ていてすごく虚しかった。
「なぜこんなにとっ散らかった映画になっちまったんだろ?」って悲しかったね。
監督は2作目と同じなのに、テンポは悪く冗長なだけだし、誰に感情移入して観たら良いのかよく分からないお話になっていた。
以下ネタバレで文句を言う。

ネタバレ注意






頑張っていろいろな物語要素をぶち込んでいるんだが、全てがうまくいってない。
狂言回し的に出てくる動物園猿、うまくいってない。
旧作とのつながりで出してきた口のきけない人間の少女ノバ、うまくいってない。
息子の小猿は名前がコーネリアスで旧作ファンが「おっ」と思うけど、それだけで、その存在が物語的にはなにも機能してない。
敵役の大佐がただのマッチョ軍人で、暗い過去と戦いの動機を語るのだが全然胸に響かず、最後の自死もピンと来なくて、つまりうまくいってない。
最後シーザーが死んだようだが、全然感動しない、つまりうまくいってない。
そして一番よく分からなかったのが、人間対人間の構図になるその理屈。
まったくもってうまくいってない。
ぜーんぜんうまくいっていない。
(僕は最後実は攻めてきていた軍隊が全員猿だったというオチだと思っていたが、それも違った。なんだよ雪崩で人類全滅って!笑)
もう、ひとことで言っちまえば、つまんない。
うん、ズバリつまんない。

今年は当たりの映画がないなぁ。
こうなったら「ブレードランナー2049」に期待するしかないな。

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