そこそこの放送作家・堀田 延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



雨月物語 4Kデジタル復元版 [Blu-ray]
溝口健二
KADOKAWA / 角川書店


溝口健二の代表作。
ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。
初めて観た。

うーん。
星2つ。★★
これのどこにマーティン・スコセッシがやられたのか。
これのどこが史上最高の映画100本の第16位なのか。
これのどこが「オールタイムベスト100日本映画編」の第10位なのか。
まーーーーーーっったく、分からない(笑)。

ひとことで言えば「とっ散らかっている」。
そして「期待していたのと違う」。
よほどの名作だと思っていたので、観終わったときに「こんなものか」という思いしかない。
いや「こんなものか」どころか「超駄作じゃん」って感じ。
ところどころ芸術的な感じは出してくるのだが(撮影とか照明とか)、それだけでしかない。
黒澤明の作品の方が映画としてはよほど素晴らしい傑作だらけなのだが。
溝口健二って、どうなの?
そんなにすごいか?

……疲れたので寝る。
ヌーベルバーグってやっぱりよく分からないわ。

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巴里のアメリカ人 [Blu-ray]
ジーン・ケリー
ワーナー・ホーム・ビデオ


昨夜に引き続き1950年代ミュージカル。
アカデミー作品賞も獲ったという「巴里のアメリカ人」。
その感想。

なるほどこれが「ラ・ラ・ランド」の最後の8分間の元ネタか。
ラスト20分ぐらいに渡って「ラ・ラ・ランド」と同じ構造のダンスが展開される。
正直言って「雨に唄えば」の方が脚本も演出も洗練されていて、こちらは映画としては脚本も演出もイマイチだし、ストーリーには大きな欠陥があるのだが、最後の20分間の見せ場でその全てが吹っ飛び、その直後に描かれるハッピーエンドが(「ラ・ラ・ランド」とは違い)一点の曇りもないハッピーエンドなので思わず感動してしまった。
最後の20分間で星3つ。★★★

ジーン・ケリーの神懸かったダンスのキレに対し、相手役の女優さんレスリー・キャロンがどうにも固い。
踊っているときの身体、表情、どちらも固くて、ジーン・ケリーの凄さをある意味引き立てる。
調べたら、バレリーナだったときにジーン・ケリーに見出されて、この映画でデビューらしい。
そりゃ固くもなるわな(笑)。
その後もいろいろな映画で活躍しているようなので、次第に固さは取れたんだろう。


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雨に唄えば 製作60周年記念リマスター版 [Blu-ray]
ジーン・ケリー
ワーナー・ホーム・ビデオ


「ラ・ラ・ランド」にすっかりやられてしまったので、オマージュ作品のひとつ、ハリウッドミュージカルの代名詞「雨に唄えば」を鑑賞。
実はこの映画、今までちゃんと見たことがなかった。

素晴らしい。
星4つ半。★★★★1/2
こんなにすごいミュージカル映画が僕が生まれる遥か前の1952年に作られていたとは……
主演のジーン・ケリーの歌と踊りのド迫力がすごい。
ライアン・ゴズリングなんか足もとにも及ばない本物のプロのダンス。
デビー・レイノルズの歌と踊りも、エマ・ストーンなんか足もとにも及ばないレベル。
あまりに素晴らしくて、泣けた。
うん、とにかく超一流の踊りとダンスのキレが最高。

ストーリーが浅くて、後半よく分からないところがあったりするので、星5つにはしなかったが、ある意味「ラ・ラ・ランド」を凌駕している。
これがいわゆる「名作」というヤツなんだな、と妙に納得。
いやぁ、素晴らしいよ。
「雨に唄えば」ってこんなにいい映画だったんだな。
もっと早く観ておけば良かった。

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騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
村上春樹
新潮社


村上春樹は全部読んできた。
今回の新刊も発売されてから3日後ぐらいには入手した。
時間のあるときに少しずつ読み進め、ようやく読破。
その感想。

今回のは……うーん……微妙。
前半はまぁまぁ面白いんだけど、後半が過去作の焼き直しだらけで、イマイチ乗りきれなかった。
「ねじ巻き鳥クロニクル」の井戸、「海辺のカフカ」のジョニー・ウォーカー殺し、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の地下迷宮、「1Q84」のリトルピープル……そういった過去作に出てきたモチーフにそっくりなものばかりが次から次へと出てきて、確かに村上春樹ワールドなんだけど、既視感が強くてつまらない。
さらに舞台設定はどことなく「グレート・ギャツビー」。
うん、まったくもってつまらない。
ノーベル文学賞、こんな感じで獲れるのだろうか?

次作ではまったく新しいモチーフを展開して欲しいなぁ。
なんだかんだ言って村上春樹は最初の羊シリーズ3作が好き。

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FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]
クリエーター情報なし
Happinet


DVDが出たのでようやく観た。
盲目のベートーヴェン詐欺で批判を浴びた佐村河内氏のドキュメント。
その感想。

僕の感想はひとこと。
佐村河内氏ってホントに耳が(ある程度)聞こえないんだな、と思った。
そこに嘘偽りは実はないのではないか、と。
そして佐村河内氏は新垣隆氏と共同で作曲していたと言っていたが、それでいいのではないかな、と。
むしろ新垣隆氏に疑義が生まれた。
いろいろ裏がありそう。
なぜ新垣氏は記者会見で「耳が聞こえないと思ったことは一度もない」などと発言したのか?
とにかく、いろいろ裏がありそう。
少なくとも佐村河内氏はそんなに悪い人ではないのではないかという印象を持った。

こればかりは観た人がそれぞれ感じることだろう。
僕はそう感じたというだけの話ではある。
星3つ半。★★★1/2
単純にドキュメンタリーとしてそこそこ面白いです。

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