ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

霧流れる森をアサギマダラは舞う・キノコの秋はそろそろ終わる

2016年10月09日 | ほぼ散歩

小雨そぼ降るなか高速に乗り富士の裾野に向かう 

森は深い霧に包まれている 


ゴアテックスのレインスーツと鉄芯入り長靴を装着して歩き始める 

流れる霧の中をアサギマダラがハタハタと舞っている 

アサギマダラの羽根には鱗粉が無い だから濡れても飛べるのだ 

アザミの花にとまって蜜を吸っている 


トリカブトの花は霧に濡れて咲き続けている 


ヤマシャクヤクの実は弾けて真っ赤な果実をあらわにしている 


さらに奥に進む あちこちに真新しい鹿の足跡が残されている 

苔を剥がしてその下に潜む何かを食べているようだ 

湿り気に誘われたアマガエルがコナラの幹をよじ登っていく 



水苔の上に若いホコリタケが行儀良く並んでいる 

笠はまだ硬い これなら食べられそうだ 


あっ!カエンタケだ! カエンタケは年々その領分を拡げているように見える 


ツチアケビの赤い実は雨に濡れて艶やかに光っている 

ツチアケビはナラタケのシロに寄生する植物だ 


ナラタケが生えてやしないかと近くを探したが見つからず 先に進む 

おっ!タマゴタケだ! 近づいたらパタリと倒れた 


さすがにこれでタマゴタケの季節も終わりだろう 

だいたい・・・こんなに遅くまでタマゴタケに出会えるのは例外的なことなのだ 

チチタケも雨に濡れてオレンジ色の笠を光らせている 


いつかチチタケを採って栃木の名物「ちたけ蕎麦」を作ってみたい 

それが実現するのは何年後なのか?何十年後なのか?それとも何百年後なのか・・・ 


あっ!これは?ノボリリュウタケだ 

ヨーロッパでは茹でこぼして食べるらしい いや!食べないけどね というか採らないよ 


これはキツネノカラカサかな? それともコムラサキモリノカサなのかな? 


雨の中でも森を歩けばこんなに楽しい 

そろそろ帰ろうと思っていたら足元にクサハツが生えていた 


クサハツの名前は「臭いから」だと聞いた 

クサガメと同じだね ちょっと笑える 

愛車に戻って雨具を脱ぎ帰路に着く 

帰りは国道246号を使う 

道はあっけないほど空いていた 

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