諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

ヒノキの猫砂で枕を作ってみようか思案していた。

2017年02月18日 09時13分32秒 | アイテム

最初に断って置きます。私は変わり者です。その前にエコノミックアニマルです。その点をご了承の上、お読みください。

突然ですが私の枕はヒノキ製です。ヒノキの粒の枕です。何故か家にあったのです。それで使っています。

使った結果ですが、ヒノキの香りが心地いいです。安眠にも効果があると思います。そして頭が痒くならない。ヒノキや青森ヒバ等に含まれるヒノキチオールの殺菌能力の賜物です。グッドです。大変気に入っちゃいました。

でも問題があります。枕が小さ過ぎるのです。ほらっ、私、デカ頭でしょ。枕が小さ過ぎてチョット頭が安定しないのです。困っていたのです。

ヒノキの粒は5~6ミリ角でしょうか。小さな枕ですがヒノキの粒が足りない。出来ればあと3倍くらいの大きさが欲しい。でもヒノキ粒の枕は高過ぎ。アマゾンで売っているが1万円近い。枕に1万円はキツイ。それでもボリュームが足りない。何とか安く出来ないものか。

探しましたよ、私は。得意のヤフオクで。そしたらヒノキをカンナで削った削り屑が売っているではないですか。送料込み33ℓ1000円で。早速それでヒノキ枕を作りました。

結果、ダメでした。削り屑がダマになって頭に違和感があるのです。寝辛い。寝られたものではない。うーん、困った。

やっぱりヒノキ粒でなければ安定しない。だからこそ粒なのか。成る程。

私の理想は43×68センチ以上の大きさの枕です。この位の大きさが無いと私のデカ頭には小さ過ぎる。それにはあと10ℓのヒノキ粒が必要。否、もっとかも。兎に角、ヒノキの粒が必要なのだ。困った。

それではとヒノキチップ、ヒノキ粒で検索に次ぐ検索。あった。あったよ、格安のヒノキチップが。ヒノキの粒が。

そのヒノキの粒は猫砂です。ヒノキで作られた猫砂。ネットの写真では粒になっている。しかも猫砂だから超格安。これだよ、これですよ。私の理想の枕は。

でも成分が心配。どれだけヒノキが配合されているのか。何か不純物は入っていないだろうか。私のデカくて重い頭を乗せるのです。調べなければ。

私はメーカーの広報に電話しました。男性の広報課員が出ました。私は質問します。「成分は何ですかと」と。

広報は「ヒノキとその他もろもろです」。

 私「その他もろもろは何ですが」。

広報「それは企業秘密なので申し上げれません」。

私「化学的なものだと猫の体調が心配なのです」。

広報「化学的なものではないです。天然成分です」。

私「その天然成分は何ですか」。

広報「それはちょっと申し上げられません」。

私「天然成分と言えども危険なものがあります。ヒノキだって殺菌力が毒の部分がある。猫が心配なのです」。

広報「それは問題ありません。食べられる成分ですから」。

私「それは何ですか。猫が心配なのです」。

広報「うーん、デンプンです。だから本当に大丈夫です」。

私「デンプンですか。その割合はどのくらいですか」。

広報「比率は企業秘密なので申し上げられません」。

私「デンプンだらけで消臭効果は大丈夫ですか。心配だなぁー」。

広報「殆どヒノキです。9割以上です」。

私「そうですか。それなら安心ですね。有難う御座いました」。

企業秘密とか何とか言ってましたが、私にかかればこんなもんです。これでも昔はブラックジャーナリストだったのです。秘密を聞き出すのはお手の物ですよ。

まさか広報の方もまさか私が、ヒノキの猫砂を枕にしようとなんて思わないでしょう。フッフフフフ、たわいも無い。

さてそうとなるとホームセンターへレッツゴーです。ヒノキの猫砂を買っちゃいますよ。

ホームセンターのペットコーナーで二種類のヒノキの猫砂を発見。一つは顆粒状です。これは潰れて粉になります。こんなの使ったら布団が粉だらけになる。不合格です。

もう一つはヒノキを紙状にして粒にしたタイプ。これは粉になることはありません。

価格は8ℓ入りで約500円。二つで1000円。これで十分なボリュームの枕が出来る。これに決めましょう。

でも気になる事が。紙状にしたと言う事はヒノキの木を溶かした訳です。それでヒノキの香りが残っているのか。香りを確かめたが香らない。インフルエンザがまだ治っていないので鼻が利かない。これは困った。ヒノキの香りがするのか。

ビニール袋に入った猫砂を持って嘗め回すように香りを嗅ぎましたが、どこからも香らない。大丈夫か。心配だな、おい。

こう言う時は買って必ず失敗する私です。迷います。迷いに迷います。買うか、買わざるべきか。

但し書きを見ます。廃材のヒノキを利用と書いてある。廃材って何だ。古くなったヒノキか。

消臭効果があるのだから香るとは思うが、ただ単に消臭効果だけだったら買う意味が無い。私は、ヒノキの芳醇な世界を楽しみながら深い眠りに付きたいのです。だからヒノキの枕が欲しいのです。消臭効果よりも香りなのです。

考える。考える、私。うーん、幾ら考えても答えが出ない。ダメだ。

うーん、考えてみたら1000円程度の買い物。何でこんなに考えているのだ。こんなところで。考えるほどでも無いではないか。猫砂の袋を持って香りを嗅いでいるなんて、変人にしか見えないではないか。

でも香らない猫砂を枕にするって、とんでもなくミジメだぞ。否、猫砂を枕にする時点でミジメではないのか。

何を考えていたのだ。猫のシッコとウンコをするた為の猫砂を枕にしようなんてミジメ過ぎるだろ。私のデカ頭は猫の排泄物と同じなのか。

何か急に涙が出て来ました。いくらなんでも自分がミジメ過ぎる。止めだ。私は人間。多少高くても、ちゃんとした枕用のヒノキの粒を買うべきだ。そうだよ、それが人間の尊厳と言うものじゃないのか。

私は危うく人としての道を踏み外す所だった。こんなのを枕にしようと考えるなんて、何て馬鹿だったのか。こんな事で悩むなんて・・・・・・・。

私はヒノキの猫砂を棚に戻し、野良猫オレオに食べさせる2.7キロ入りチキン・かつお・野菜ミックス味の猫の餌(約500円)を手に持ちレジへと向いました。

「これでいいのだ。私の判断は間違っていない」。そう心で呟きながら。

そこでふと気付きました。「あっ、考えてみればCPAP付けて寝ているから、寝る時にヒノキの香りなんて楽しめていないじゃないか今。何で気が付かったのだ・・・」。忘れていた。忘れていたぞ、おい。

何でだ。何でこんな肝心なことを忘れていたのだ。ダメだ。ボケて来たのではないか。大丈夫か私は。

やっぱりヒノキの猫砂を買おうか。否、否、もういい。またの機会にちゃんとした人様用のヒノキの粒の枕を買おう。こんな事で悩んでいる事態がおかしいのだ。悩むな。

「うーん、おかしい。私、相当病んでいるな精神的に。結構重症だぞ、こりゃ。大丈夫か私」。

そう想いつつ、猫の餌だけ買って帰りました。「迷うな。もう迷うな」と口走りながら。

 

ではでは。

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