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デジモノライター・京太の素顔な日常を召し上げれ

東京武道館避難所の様子(2011.4.3)

2011-04-03 21:07:24 | 東京武道館避難所
 とても寒い一日でした。桜はほんの少し咲いていますが、花見は来週でしょうか。



 本日の東京武道館の様子です。
 都営住宅に移られた家庭数は公表されていませんが、100人ほど減っていました。



 ボランティアの受付が終了しています。登録人数も必要十分となり、避難所としての期限も迫っているからでしょう。



 ディスプレイに、予定がわかりやすく表示されるようになりました。外で行っている炊き出し等も、内部の人にしっかり告知できているようです。



 昨日行われたマリアージュ6階でのお食事会には、せんだみつおさんが司会をし、マイク眞木さんがミニコンサートを開いて、避難所の方々を楽しませたそうです。100名ほど、参加されたそうです。

 今日の昼は、足立区在住の料理人有志で、中華料理がふるまわれたそうです。



 さらに、バーベキューやスーパーボールすくいなどのイベントも、(株)ファミリー工房さんの提供で行われました。



 また、水曜日の昼は、横綱・白鷗ほか、玉ノ井部屋によるちゃんこ鍋を炊き出しするそうです。



 今日は演芸ボランティアという方々もいらしてました。三遊亭 好太郎さんがいらしていたそうです。この活動は、いろんなゲストをよんで継続するようです。



 中川北小学校の子ども茶道教室からも、お茶のお誘いが。



 綾瀬東部教会では、5日・6日に子供向けの映画会、4日にはゴスペル等の助け合いの輪コンサートも行われます。


(塩崎さん、ちゃんと貼ってありましたよ!塩崎さんはずっと最初から、東京武道館で支援されていましたが、ビラを貼れたのはたぶん初めて。よかった~)



 このblogでもコメントいただいてた、ひまわり☆タイムさんのビラもありました!



 おえかき工房さんという、子ども美術教室の支援、亀青小学校の有志の方からグランドで身体を動かすお誘い、カノン音楽教室さんからは、ピアノ・バイオリン・チェロ・フルート等のレンタルと場所を提供する支援、廣里整体院さんから、無料のマッサージサービス、専門家のこころの相談窓口等の掲示もありました。

 また、株式会社ナカザトさんは、震災前、美容師として働いていた方を寮つき、道具貸出等の支援を申し出ていました。いいですね。こういう支援は今の避難者に一番必要なことかもしれません。

 また、京都の豆腐懐石の松籟庵さん、駒沢のカフェレストランアヂトさんから、仕事と住居の支援等もありました。

 支援物資もさらに充実していました。







 マッサージブースです。盛況でした。



 今日は、避難所を4か所も回ってここに来たという避難者の方とお話することができました。
 東京武道館に関しては、出入館の管理が厳しいことに、少々不満を持っているようでした。しかたないのかもしれないが、プライバシーにも気配りが欲しいと。また、今朝、いじめをうけた子どもをみかけたそうです。誰かはわかりませんが、外に出た際、いやなこと(ここにはとても書けません)言われたそうで、親に泣きついていたそうです。

 子どもが誰にそうされたのかは不明ですが、もし同世代の子どもがいじわるを言ったのなら、私たち地元の親は、責任重大です。やはり、子どもにも避難所の話をし、なぜ、この地域に来ているのか説明し、みんなで支えあうのは当たり前なんだということを、きちんと説明するべきです。

 私たち親世代は、自分がボランティア活動したり、物資を提供することを惜しまない方を多くみました。でも、つい自分の子どもの心の平静を願い、今起こっていることの説明をあまりせず、「大丈夫だよ」と落ち着かせることを優先させてしまいがちです。それも大事なことですが、少なくとも東京都に600世帯の避難者が住むのです。子どもたちは同じ教室で学ぶ友達になるかもしれません。

 始業式の前に、親がしっかり子どもに、震災、そして避難者の方々のことを、話して理解させる努力をしなければいけないと痛感しました。

 子どもだけではありません。私たち大人も、ただ同情するだけじゃなく、一緒に暮して行きながら応援する方法を、生活を守ってあげる方法を、今度は草の根の活動で支えていくべきです。隣に引っ越してきた家族、同じクラスになったママ友、きっと身近に来るはずです。

 散らばって住んでいる避難者の方、福島に戻られた方、それぞれ大変な毎日を送っていると思います。震災後もそれほど変わらず生活できている人たちで、そういった生活が激変してしまった方々を、少しでも支えられたら。

 行政はもちろんですが、私たちも、身の回りから、心を配っていきたいものです。
 自戒を込めて。

 避難所の、顔見知りになった方々の姿が、見れなくなりました。代わりに新しい方が来ています。
 避難所はあくまで、避難所でしかありません。あと数日で、東京武道館は避難所ではなくなります。新しい住処を求める方、戻る方、避難所にいる人はそのことで毎日悩んでいらっしゃいます。都もいろんなサジェスチョンをしていますが、こればかりは自分で決めなくてはいけません。

 避難してきた方々が全員、納得できる次の場所を見つけられるまで、また伺って様子を見ていきたいと思います。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (浜砂伴海)
2011-04-04 10:31:04
kyotaさん、新情報をありがとうございました。
31日の方にもコメントしたのですが、塩崎様のご連絡先ありがとうございました。コンタクトとってみたのですが、まだお返事はありません。今日の教会でのコンサート、遅い時間ですが行ってみようと思います。
ありがとうございます (ちー)
2011-04-04 13:41:51
足立区に住んでいます。
東京武道館のことは、ず~っと気になっていて・・・実は昨日も主人とのぞきに行ったのですが、どうしたらよいのかもわからず、スゴスゴ帰ってきた次第です。
kyotaさんから発信されたこの情報・・とてもホッとできました。ありがとうございました。
私にもなにかできることがないか、悩み中です。
ちーさんへ (kyota)
2011-04-04 17:32:35
私もいつも、伺うたびに何かできないかなと思うんです。でも、大所帯の避難所に個人でできることは限られています。それに、東京武道館避難所は、手は足りていると思います。

そろそろ東京都にも、散り散りに福島の方々が仮住まいをなさいます。きっとお見かけすることもあるはずです。そういった個人的な出会いを通して、個人的な支援をするのも、これからは大事じゃないかと思います。日本全体でそういう人たちを暖かく迎えてあげたいですね。本当に、他人ごととは、とても思えないですから。

だから、きっとちーさんの出番もありますよ!
Unknown (maneki)
2011-04-05 06:55:06
kyotaさん 
行動力がない私はいつも武道館のそばを通るたびに、そして家から武道館のギザギザ屋根を見るたび祈りのような想いを寄せているだけです。そしてこちらで記事を見て勝手に安堵させていただいています。ありがとうございます。

私も残念ながら、無邪気にひどいことを言っている子どもやそれを注意しない親を目に(耳に)したことがあります。大人も子どもも「避難する」ことも「避難してくる人たちが側にいる」ということも体験したことがない人が多いでしょう。今、不自由なく生活できている私たちは勉強させていただく機会なのではないかと感じています。遠くない将来、東京でも地震が起きる確率は高いのですから!と思っています。

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