ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

ハードボイルドモーニング

2024-01-31 10:11:06 | おでかけ

晴れた窓から見える、
ヨットハーバーの向こうに、富士山。
平日の早朝から予約した客は、私1人。

和食モーニングは、見た目も綺麗で、
ヘルシーでオイシー。

ゆっくり外を見ながら、
食べたり、写真を撮ったり、
ダラダラして自由で、行儀の悪い食事は、
私を、リラックスさせた。

遠くにヨットを見つけ、
「やってる人いるんだー。
でも、ここでモーニングなんてしないよねー。」と思う。

30分後くらいに、
乳児を連れたカップルが来たが、目もくれず。
どうせ、有名プリン屋に、
わざわざ、モーニングを食べに来た、
みぃはぁなヤツと思われてるし、
関係ねーし、という対抗意識か。

テーブル1つ隔てたその家族から、
何度もシャッター音がするので、チラ見すると、
サンドイッチのモーニングがあった。

それからは、彼らを、一切見ていない。
又、自分モードに戻る。

私は、自分と身内と友人にプリン、
紫色の革に、プリンを型押ししたキーホルダーを購入。

スタッフが、モーニングを2090円と言いながら、レジ打ちした。
「モーニング、1760円ですよね?」
慌ててメニューを見る彼女に、
「ドリンク、付けてないですよ。」と、たたみかける。

ネット上で、価格が表示されていなかったので、
わざわざ、電話して確認したのだ。
間違うわけない。
たいてい、ドリンク付けると、思い込んでるんだろ。

しかし、そのレジミスを差し引いても、
ロケーションのいい空いた店内で、のんびり過ごせたのは、
まさに、goodモーニング!!

問合せ時から、スタッフは、
そこそこ感じ良かったし。
今度は、秋谷本店でディナーして、
夕焼けの富士山が見たいものだ。

オープン前に、早めに来て写真を撮ったのも、
美術館に向かうバスに乗るタイミングも、
自分の段取りの良さには、感心する。

美術館で、友人と合流。
誘ったら、「行きたい。」と言った彼女だったが、
私が促した企画展のチラシを、
ろくに見もせず、4つ折りにした。
やはり、1人で来るべきだったかと、チラと思った。

館内で、遅めのランチをした後、
外に出て、海岸近くの東屋で、
一休みしようとしたら、
砂浜に、動かない仔牛のような黒い物体が。

「あれ、何?」と見ていると、
いきなり立ち上がり、黒い服の人間になった。
2人で大笑い。

その人は、少し行くと、カニ脚でしゃがみ、
石でも拾っているのか、
又、動かぬ黒い仔牛になった。

意味不明なオブジェのタイトルを、当てながら歩く。
この遊びは、彼女としかできない。

寒いはずなのに、日差しが暖かく、
外で過ごすのが気持ちいいくらい、晴れた日だった。

次の日、私の精神状態は、
すこぶる良かった。



 

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楽しいえのすい

2023-09-20 10:10:10 | おでかけ

湘南モノレールは、
遊園地のアトラクションみたいに、
ガタゴト揺れて、楽しい。

えのすい+1日フリー乗車券で行く、
朝一の水族館。
2つ目の駅で、一気に通勤客が降り、
やっと平日の休みを、実感できた。

カフェの入口にある、大きなテディベアの頭をポンポンして、
店内に入って行くサラリーマンを目で追いながら、
シャッターが閉まった通りを行く。

濃紺の富士山につられて、
入館が遅くなった。

入ってすぐのフォトスポットで、スタッフから、
「無料のポストカードを差し上げています。」と呼びかけられ、
青いヒトデを持って、精一杯のスマイル。
以前は、個人のスマホで撮ってくれたのだが、
今回は、ダメらしい。

まず、見せられたのが、
えのすいのイラストフレームに入った写真。
「これが、無料なの!?」と、手を伸ばすと、
「違います。こちらは、1300円です。」と、引っ込められた。(笑)

代わりに差し出されたのは、
私が、小さくレイアウトされたポストカード。

ディズニーランド商法か。
滅多に来ない記念に、私はまんまと、
1300円の写真も、買ってしまった。
振り返ると、誰も買っていなかった。(笑)

ゆっくり回ろうと思っていたが、
イルカショーの時間が気になり、
早めに、前の方の席に着いた。
平日でも、家族連れが、どんどんやってくる。

ショーが始まって、
私は、ある異変に気づいた。

以前は、エサをもらわずに、
連続で演技ができるのが売りのショーだったのに、
今回、前半は、イルカとトレーナーの訓練の解説。
たまにジャンプ。
後半は、パンパパンの手拍子の合いの手に、
イルカが、一斉に「ピューッ!!」と鳴くだけ。
最後に、3匹が同時に、空中回転して終わり。

何かおかしいと思い、後日調べたら、
ショーに対するキツい文句と同時に、
ある記述をみつけた。

法改正により、今後、
イルカの飼育やショーは、廃止になるらしい。
欧米での、イルカショー廃止の流れ、
太地町の追い込み漁で、捕獲されたイルカの一部が、
水族館に売られている事、
イルカが、高等動物だからとか、
色々な理由が重なっているようだ。

「なぜ、イルカだけ?」という思いはあるが、
えのすいのイルカショーの変化も、
その影響かもしれない。

いずれにせよ、私達の「楽しい」「悲しい」の基準は、
人間が勝手にそうしている、そう思っているだけの事なのだ。

でも、それに抗えないまま、
えのすいに、癒やしを求めにやって来てしまっている私がいる。

飲食持ち込みOKなので、目立たぬ場所に移動して、
自作おにぎりとウィンナを食べていたら、
2回目のショーが、始まってしまった。

タッチコーナーでは、
久しぶりに、大好きなタツナミガイに会えた。
この日は、大小2匹のみ。
相変わらず、プニプニして可愛い。

子供嫌いな私が、小さい男の子と意気投合。
父親は、息子が、
知らないババァとタツナミガイと一緒に、
スタッフに写真を撮ってもらっていても、
全く、介入せず。(笑)

以前、飲みそびれた「光るカクテル」は、
あるはずもなかったが、何か記念にと思った。

「スターライトパルフェ」には、行列ができていたが、
売り場別で、付いてくるキーホルダーが違う
「ブルーソーダ」は、すぐに買えた。

イルカのキーホルダーは可愛くて、
中に入っているカラフルなツブツブは、
真上から撮ると、思いのほか美しかった。

ギャン泣きしている女児が、目の前を通っても、
江ノ島を背に自撮りしたら、イライラする事もなかった。

大水槽の最前列で、体育座りし、
「フィンズ」が始まるのを待つ。

左側の幼児が、落ち着きなく寄って来るので、
足先で押し戻す。
運が悪い事に、右側には、
さっきギャン泣きしていた女児がいて、
又、泣き始めた。
この日、一番うるさい子だった。

水族館は、子供向けの施設なのか。
そう信じている母親が、
6年前の週末、えのすいに来て、
文句を書き込んでいるのを読んだ。

そもそも週末は、どこも混雑するものなのに、
自分の子優先の母親の言い分に呆れ果て、
薄笑いさえ、浮かべてしまった。

「リピートしないでしょう。」
「二度と来んな。」

クラゲコーナーは、美しい。
水中でヒラヒラする姿を、いつまでも見ていたい。

再入場できる事だし、
ドラマの中で、友人と話題になった、
ハワイアンジュエリーの店に寄る為に、
いったん、外に出た。

興味があるのは、私ではなく友人なのだが、
店の人に、ドラマの話をすると、
2軒とも、ホエールテールは売れているとの事だった。

歩いている方向を考えたら、
もう、再入場する気にはなれなかった。

ここで、夕食を取りたかった私は、
サラリーマンが、頭をポンポンしていたカフェに入った。

冷蔵庫のように冷えた店の2階席は、
閉店したスタバの代わりにでもなったかのように、
仕事や勉強する人で、一杯だった。

私は、タラコスパゲティを食べながら、
こじんまりした「えのすい」に、
満足した自分を反芻していた。

高い入館料も、騒がしい子供達も、
損した気分にはさせず、
帰りのモノレールはガタゴトと、
行きにも増して、私を楽しくさせた。

 

 

 

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平日の呑んべぇ

2023-02-15 09:42:51 | おでかけ

鍋小屋に行って、
チョイ呑みとムダ食いをしてきた。

前回行ったのは、コロナ禍前だっけ?と思って、
手帳を見たら、去年行っていた。

年を取ると、時間の感覚が分からなくなってくるから、
家康が、徳川幕府を築いて265年もったとか、
自分が、戦後何年たって生まれたかとか、考え出したら、
100年くらい、あっという間な気がする。

1日ずれていたから、1分ずれていたからとかで、
運良く、生きているだけではないか。

大谷選手ですら、「不安しかない。」と言っている。

だから、やりたい事はやろう。

あらかじめ、ネットで説明書きを読んで、
チョイ呑む3種は、決めていた。

大吟醸で、今年は特に、精米歩合にこだわった。
秋田の「山本」→ 山口の「獺祭」→ 岩手の「國華の薫」の順でいった。

「山本」は、“入手困難”のキャッチコピーにつられたのだが、
やや辛口で深く、「おぉっ。」という感じ。
「獺祭」は有名だが、
「山本」の後では、薄まっているような味がした。
「國華の薫」は、甘いが深く、とても美味しかった。

これらに見合うツマミが難しい。
ビールと違って、チビチビいけるので、
ツマミが足りなくなるくらいだ。

去年、海側にあった魚屋で、
本日の魚・ハタハタの唐揚げが美味しかったので、
今年も、魚に期待していた。

店は入れ替わっていたが、
本日の魚・黒鯛の唐揚げを注文。
揚げ立てなのに、生臭い。
フナを食ってる感じ。
フナの味は知らんがな。

あきらめきれず、
別な店のアンコウザンギを食べたら、
今度は、作り置きなので、
冷めていてイマイチ。

唐揚げは揚げ立てに限る!!

去年、美味しかった牛タンつくねも、何か違っていたし、
鍋も1つ、明太とろろ磯部も食べたが、インパクトに欠けた。

それにしても、平日の、このクソ寒い雨の日に、
こんなに呑んべぇが集まって来るとは思わなかったよ。

日本酒は、いい感じに酔えるのだが、
今年の1人酒は、雨のせいか寂しく、
酔いが足りなかった。

紙コップで、600円は高いと思ったが、
最後に、おしるこを食べた。

女子店員に、
「(三色団子を)マドラーがわりにして、かき回してください。」と言われた。

これが、大正解。
お団子の色も可愛いし、
アズキが、とても美味しい!!

酒は「國華の薫」、
食べ物は「おしるこ」が、
一番良かった。(鍋小屋なのに。)

私の残りの人生の楽しみは、「食」しかない!!

大吟醸に合う、美味しいツマミって、何がいい?

 

 

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持ってる女の北海道 Vol.3

2022-12-14 09:24:49 | おでかけ

夕食に選んだレストラン「ニニヌプリ」には、
循環バスを使わず、屋内通路を歩いて行く事にした。

これが、思ったより遠かったのだが、
透明チューブの通路からは、野生の鹿を見る事ができた。

PM17:30のオープンには、少し遅れたものの、
空席はまだあり、
「制限時間、90分で。」と言われたが、
結局、1時間くらいしかいなかった。

思っていたより高級感が無く、
子連れやグループが多いので、
合宿所の食堂か、ファミレスのごとし。
外も暗くて、よく見えないので、
リゾート感も味わえず。

肉フェスをやっていたので、
和牛料理を、3皿食らう。

3900円のビュッフェだったのだが、
ツアー込みの2500円クーポンに、
自腹で足してこれでは、高い気がする。

連れは、大浴場に行かないと言うので、
レストランで解散。
私は1人、ここからバスで、
ミナミナビーチ(屋内プール)へ向かう。

水陸両用のヨガウェアを、持って来ていたので、
何が何でも、プールに入りたかった。

プールを目の前にしたのは、営業終了の30分前。
ちょうど、人工波が立っていた。
これは、非常にラッキーな事なのであるが、
津波のようで、恐くて入れない。

浮き輪類は、全て有料なので借りず。
ようやく、真ん中辺りの、プラスチックのロープまでたどりつき、
プカプカ浮くだけ。
恐くて、手が離せない。
波が止まってから、プールの横幅だけ、平泳ぎして終わり。

時計の場所を、スタッフに聞いていたが、
メガネが無いと、時計そのものが探せず、
その為、ゆっくりできなかった。

ヨガウェアのまま、大浴場へ行けるので、
露天風呂をめざして移動する。

露天風呂の、目の前の芝生に、
何やら、奇妙な動きをする白い物体が見えた。
もちろん、それも、よく見えないので、
近くにいた人に、

「あれは、何ですか? ブキミですよね。」
「ロボットみたいですよ。」
「どんな形してますか?」
「掃除ロボットみたいな…。」

もしそれが、不審者や野生動物の監視用なら、
私の裸も、見られてるんじゃないのか???

しかし、ババァは、そんな事、気にしない。
翌朝、雲海テラスへ行く、ゴンドラ乗り場までの遊歩道を、
チェックしておかなければならない。
始発のバスに乗るより、歩いた方が早いからだ。

早々に、風呂を出て、
早朝ルートの通過点でもある施設、
「水の教会」に寄ってみる。
ここは、朝食ビュッフェのレストラン「ハル」と、
ほぼ同じ場所にある。

有名建築家の設計で、
写真で見たら綺麗だったので、期待していたのだが、
まず、教会へ向かう遊歩道が、暗過ぎて恐い。
肝だめしかと思ったぜ。

内部も、十字架だけに照明が当たり、
他は、ほとんど見えず。
「静かにしてください。」と、わざわざ書かなくても、
何の感想も無い。
ただただ、ブキミでビミョーだった。

ここからホテルへは、屋内通路で戻った。
これで、確認OK。

しかし翌朝、そのルートを逆に行くはずだったのに、
ホテル側にいたスタッフに、
「『ハル』がオープン前なので、外の遊歩道をご案内しています。」
と言われたのだ。

私は、電話で問合せした時のスタッフにも、
前日の夜に確認したスタッフからも、
「屋内通路は、早朝から通れる。」と聞いていたのに!!

この時、AM3:30。
一刻も早く、ゴンドラ乗り場に到着する事しか、頭になかった私は、
珍しく逆らわずに、外を歩き始めた。

しばらくすると、並行して、
屋内通路を歩いている人がいるではないか。
チクショー!!

このイライラが、かき消されるほど、
「ハル」から先の遊歩道は、恐いのだ。
入口も真っ暗。
わずかな灯りが、点々とあるだけで、
足元に木の階段があっても、全く見えない。

夜は野生動物が出るからバスを利用しろ、と言っておいて、
早朝は歩いた方が早い、と勧めるのは、矛盾してないか?
同じ暗さで、熊は出ないのか?

懐中電灯を持って来ていて、正解だった。
ノロノロ歩く連れを置き去りにして、どんどん先に行った。
たまに立ち止まり、振り返って、
連れを懐中電灯で照らす、のくり返しだ。

ゴンドラ乗り場には、AM3:45頃に着いた。
すでに、並んでいる人達はいたが、気になるほどではない。
しばらくすると、後方は長蛇の列になった。

AM4:30に、運行開始のゴンドラだったが、
AM4:10に、列が動き始めた。

JTB旅行客の優先レーンも、
口コミほど、先へ行く人はなく、
それほど待たずに、ゴンドラに乗る事ができた。

「やっぱり、私、持ってる!!」

週末なのに、この早さで、
雲海テラスに到着できるなんて、ラッキー。

防寒も、ヒートテックのインナーを上下、
長袖シャツにパーカー、ウルトラライトダウンで、
地上1088mでも快適。

何度来ても、見られない人もいるのに、
初めて来た私の目の前には、幻想的な雲海が…。

この日の、スタッフブログによると、
最適なトマム産の雲海が発生したとあり、
現地でも、スタッフが、
「日の出と雲海が同時に見られるなんて、滅多にないんですよ。」
と言っていた。

赤い太陽も美しいが、個人的には、
夜明け前の、薄暗い雲海の方が好きかも。

山の上には、色々施設があり、
人が並んでいて、あきらめたものもあるが、
「クラウドプール」という、雲の形をした、
崖っぷちにあるアスレチックに、よじ登った。

網目の上でバランスがとれず、倒れそうになる。
這いつくばって先端まで行ったが、
何を見たのか覚えていない。
振り返って、連れに写真を撮らせただけ。(笑)

目元イケメンの、若い父親と目が合い、
「恐いですよね。バランスとれなくて。子供の方が平気で歩いてるし。」
と、思わずボヤく。

私はこの時、ある事を感慨深く思っていた。

大人になるとダメだな。
もっと楽しむはずだったのに、
プールの波は恐い、暗い遊歩道は恐い、アスレチックも恐い。

ミッションばかり気にして、写真ばかり撮って、
せっかくの旅行を、楽しめていない。

雲海テラスで、
トマムの施設のフィギュアが出て来るガチャをやったら、
欲しかった「雲海テラス」はおろか、
全く思い出にはならない、
冬の「アイスヴィレッジ」のフィギュアが出た。
ジンギスカンとこれだけは、ガッカリした。

ゴンドラを降り、バスで「ハル」へ向かおうとしたら、
運転手が、「オープン前の『ハル』には停まらない。」と言う。

しかたなく歩く事にしたが、来た道が分からず、
バス通りに出てしまった。
広い道を行くと、かえって遠回りになる。

迷っていたら、ちょうどバスが来て、
運転手が声をかけてくれた。
「『ハル』に行きたいんです。」
「反対車線で待ってて。バスが来るから。」

どうやら、道の途中でも乗せてくれるらしい。
ヒッチハイクできるとは思わなかったよ。
あのまま、別な道を探していたら、
敷地内で遭難するところだった。(マジで。)

「ハル」に着くと、ちょうどいい時間で、
待っている人も少ない。
オープンするとすぐに、
奥の窓際カウンターに案内された。

トマムの朝食ビュッフェのオススメは、フレンチトースト。
写真を撮っていて、冷めてしまったので、
もう一皿、温かいのを食べた。

何気なく取った明太子が、
苦くなくて、すごく美味しい。
これを、小樽の白飯にのせて食べたら、
さぞかし美味かろう!!

朝食は手短に済ませる人が多かったので、
私達は、昨夜の「ニニヌプリ」より長居した。

本当に、星野リゾートの朝食ビュッフェは良かった!!

後は、出発のAM10:00まで、
ホテル前の、広くてのどかなファームを散策するだけだ。
連れは、牛や羊を、近くで見て大喜び。

家に戻ってから、連れの靴の裏を見たら、
生態系が崩れるんじゃないかと思うくらい、
トマムの草や土、小さな虫がくっついていた。

これでよく、違和感なく歩いていたものだ。
それぐらい、楽しんでくれたならいいけど。

ファームの日陰の草が、
朝露で濡れていたので、靴下にしみた。
前夜、少ししか履かなかった靴下に、履き替えた。
持って来た物は、ほぼ使用したが、
日数より、多めに用意しておいて良かった。

トマムを後にして、とかち帯広空港に向かう途中、
「六花亭」に寄る。

ミッション⑤
マルセイバターサンド発送と、
その他のお菓子やグッズを買う。

ここは、時間が足りなかった。
連れに、発送手続きを任せ、
私は、決めていた物を、どんどんカゴに放り込んだ。

最初の店員は、言った個数の菓子折を間違えて、
そのまま精算した。
別な店員は、精算し忘れた商品があったと、
レシートを2枚にした。

ここでしか食べられないバターサンドアイスは、
外に出て、あわてて食べた。

とかち帯広空港は、ちっちゃい。
手荷物検査をした後は、すぐにベンチ。
羽田空港とは大違いだ。(Vol.1を参照。)

帰りのJALは、着陸時に、車輪に鳥を巻き込み、
自走不能になった為、機内で、1時間以上待たされた。

バスで、ターミナルに移動する事になったが、
ドラマ「ナイスフライト」を見ていた私は、
バスの中から、様々な仕事現場が見られたので、
これも又、悪くなかった。

おばちゃんバスガイドが、
車中で、何度も言っていた。

「お客さん、こんなに全部晴れるなんて、滅多にないですよ。
1日は、台風か雨ですよ。」

ツアー中、全日晴天で、本当にラッキーだった。
天候は、旅の印象を左右する。

買いたい物は買え、食べたい物は食べられ、
時計から蒸気は吹き出し、プールには波。
長時間待つ事なく、雲海も見られた。

つまらなさそうな態度の連れでも、いなかったら、
今回のミッションは、達成できなかっただろう。

あらかじめ調べていった事は、とても役に立った。

口コミは、悪口ばかり書いてるヤツの言う事は、信じるな。
物事は、良いところも悪いところもある。
それを楽しんでいる人のアドバイスを、参考にせよ。

人によって、目的意識が違う。
期待し過ぎなければ、十分楽しめる。

何事も、早めに行動。
そして、美味しい物を食べろ。
それだけで、幸せに気分になる。

あれから、旅行パンフレットが、何度か届いたが、
行きたいコースは無し。
もう一度、行きたいと思えるのは、北海道だけ。
広くて、美味しくて、奥が深い!!

新しいキャリーケース、又、使いたくなる。

旅行後、思っていたより、疲れを感じなかったのは、
家事や仕事じゃなかったせいか。

しかし、今の私には、
心身共に、3泊4日がちょうどいい。
結局、

「私は、旅人にはなれない。」

 

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持ってる女の北海道 Vol.2

2022-11-16 09:10:10 | おでかけ

ミッション③
「mont-bell」で、取り寄せしてもらった、
ご当地Tシャツを買う。

これも、通販無し。
店舗でしか買えない。

札幌散策する前、
ブラックな話題で、笑いをとっていたおばちゃんバスガイドが、
「ここが、松田聖子の…、あ、言っちゃいけないか。」と、
神田沙也加が自殺したホテルを案内。
(たぶんわざと。)

茶色のクラシカルな高級ホテル。
私は、ニヤリ&ヘェ~で、
物事は、リアルに起こっているのだと感じた。

バスを降りたら、調べていたルートを迷わずダッシュ。

モンベルの店員は、スムーズに、
Tシャツを2枚、袋に入れた。

時計台で、連れと合流。

初めて訪れた時、がっかりした時計台は、
「久しぶり!!」と思うほど、親しみを感じた。
しょぼい土産物屋だけのぞき、
記念に、ピンバッジを買った。

以前来た時とは、年齢や時期が違ったせいか、
札幌の街は、とても大きく、美しく見えた。

札幌場外市場では、
決められた食堂で、海鮮丼の昼食だった。

連れは出発前、北海道に行くというのに、
海鮮は嫌いだと言いはり、
「食べたくない。」とまで言うので、
イライラしたが、一時は、別行動も考えた。
しかし、旅費に昼食代が込みなので、
どうにか、ときふせた。

いつも思うのだが、刺し身は、
あたたかいご飯の上に、のせない方がいい。
これでは、連れじゃなくても、イマイチだ。
上の物だけ食べて、サッサと店を出る。

ミッション④
「岩本林蔵商店」で、干物を発送する。

昼間の市場は穏やかで、店内に客も無し。
私が、ズカズカ入って行くと、
問合せした客だと、すぐに分かった様子。

決めていた干物を、テキパキ指示して、
2ヶ所に配送手続きを済ませる。

驚いたのが、子持ちししゃも10匹、2700円。
ユニクロで、パーカーが買えるわい。
それでも、美味しいならOKなので、選んだのだ。

高額になったせいか、
イカの燻製を、オマケしてくれた。

まだ時間があったので、
ネットで紹介されていた撮影スポットへ行ってみる。

カニの大看板の横のターレーに乗り、カニのポーズ。
これも、やりたかった事の1つだ。

連れに、何度も撮り直しさせていたら、
「お上りさんみたい。」と言われたので、
「お上りさんじゃないよ。お下りさんだよ。」と言い返した。

私にしてみれば、こんな大迫力のカニの絵なのに、
誰も撮っている人がいない方が、不思議だわい。

この日に泊まる旭川のホテルは、
ウェルカムドリンクがある。
これも、あまり知られていないネット情報だ。

いきなり部屋に直行せず、
スパークリングワインを2杯飲んで、いい気分。

ここは、朝食ビュッフェの会場でもあるのだが、
本当にオシャレで、雰囲気のいいカフェだ。

このホテルは、ロビーの空間も広く、
部屋の間取り、ソファーのデザインや配置も変わっていて、
本当に、居心地が良かった。
又、行きたいくらい。
オススメ。

夜は、ラーメン「一蔵」で、
小ネギで埋まった醤油ラーメンを食べた。

昔、札幌のラーメン横丁で、
札幌は「味噌」とは知らず、
その時ハマっていた塩バターラーメンを食べてしまった為、
大人になった今は、ご当地オススメの味を、
素直に食べてみようと思った。

バスガイドが、この「一蔵」の他に、
「すがわら」という店も、あげていたのだが、
後日、地元のデパートの北海道物産展で、
「すがわら」が出店しており、
旭川で食べに行けなかった、ホタテ入り塩バターラーメンをイートイン。
とても美味しかった!!
(ちなみに「すがわら」は「塩」が推し。)

旭川の朝食ビュッフェのオススメは、
ワッフルと、山わさびローストビーフ丼。

特に、生地にジャガイモを練りこんだワッフルは、
食感も味も、サイコー!!

マリネサーモンをのせて、お食事ワッフル。
フルーツソースをかけて、デザートワッフル。
どちらも楽しんだ。
あ~、あのワッフル、もう一度食べたいよ~。

ホテルを出発して、旭山動物園へ。

行くまでは、あまり興味が無く、
「珍しいマヌルネコが、見られればいいや。」
くらいに思っていたが、
肝心のマヌルネコは、遠くにいてよく見えず。

迫力があったのは、オオカミ。
デカくて、カッコいい。
有名なホッキョクグマは、
今は、子グマのユメちゃんが、
水中で、バケツと遊んでいて可愛い。
連れは、アザラシを見て、大喜び。

エゾカラスのカップルが、しょぼくれていた。
鳥系を、オリに閉じ込めるのは、ゴーモンだ。

長めの滞在時間だったが、あっという間だった。
やはり、動物は癒されるのぅ。

今までは、どちらかと言うと、
「街」を見てきたが、
バスが、美瑛・富良野にさしかかると、
景色は、「ザ・北海道」という感じがしてくる。

「青い池」は、天気が良いので、真っ青だった。

昼食は、あらかじめ選択していたジンギスカン。

あきれたのは、連れが前日、
「明日は、スープカレーだ。」と言った事。
何を言ってんだ、コイツ。
旅行申し込み時に、
テメーが、「ジンギスカンがいい。」と言ったから、
しかたなく合わせてやったんだろーが。

昔、北海道に行った時に食べたジンギスカンは、
鉄カブトのような物に、
肉をはりつけて、焼いた記憶があるが、
美味しいとは思えず。

今回は、スキヤキのような味の、
ジンギスカン鍋だった。

「固い…。脂部分が、噛み切れない。
このまま飲み込むと、喉に詰まる…。」
わざと、ゆっくり噛んでいるうちに、イライラしてきた。
「食べにくい。美味しくない。」

「やわらかくて美味しい。」と、ペロリだった連れを、
待たせるのは悪い気がして、
先に、土産物屋へ促した。

周りが、どんどん食べ終わっていく中、
一気に、テンション下がる。

白飯は、ほとんど残した。
やっぱり、ジンギスカンは苦手。
もう食べないと思う。

しかし、次に寄ったファーム富田で、気分は回復。
思っていたより、花が咲いていて、景色も良い。
施設内に、置いてあるバイクも、
畑仕事をする人のウェアも、紫色だ。

北海道の人口と、道路の広さにしか、
興味を示さない連れは、
動物の時とはうってかわって、
花畑など見向きもしない。
写真を撮っても、眉間にシワを寄せている。
全くつまらん!!

友人のお土産に、ラベンダー石鹸を買う。
ナチュラルで、とてもいい匂い。
これは、とても喜ばれた。
タンスに入れても、使ってもOK。

北海道物産展で、「ファーム富田」も出店していたので、
買い足したくらいだ。
そこで会った常連のおばあさんに、
「ファーム富田に、行って来た。」と話したら、
「うらやましいわ~。」と言われた。

最後の星野リゾート、トマムへ向かう。

ここは、楽しみも多いが、
問題が多い場所でもある。

細長いタワーホテルと各施設が、
狭い通路でつながっている為、
人が多いと、すぐに混雑する。

エレベーターが3基しかなく、
上層階の客が、たくさん降りて来ると、
中層や低層階の客が、乗れずに待たされるという情報があった。

幸い、私は、そのような目に合う事はなかったが、
1階から上へ利用したさい、若者グループと一緒になり、
彼らは34階で、私だけ17階だったので、
ただの旅行客なのに、タワマン住民の格差社会を感じた。(笑)

部屋は、フォースルームで、
ベッドが4つ、バスとトイレが2つずつ。
イビキをかく連れと、
少しでも離れて寝られたので、助かった。

しかし、いずれにせよ、私は連日、
一時間半くらいしか眠れず、
昼間も、バスの中で眠る事もなく、
ギンギンに、ミッションをこなしていた。

トマムのホテルの部屋は広かったが、
旭川のホテルの方が好きだ。

トマムは、長期滞在型リゾートなので、
部屋に執着せず、外で遊んだ方がいい。

何をするにも、混雑するので、
早めに行動する事だ。

夕食を食べに、レストランへ向かった。

続く。

 

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持ってる女の北海道 Vol.1

2022-10-19 09:18:27 | おでかけ

成人して、自分のお金で初めて行ったのが、北海道。
あれから、数十年。
たまたま、届いたパンフレットを見て、
1つだけ、気になるコースがあった。

小樽泊→札幌経由→旭川泊→富良野経由→トマム泊。
まだ、行った事がない場所。

しかも、全泊、星野リゾート。
小樽運河のナイトクルーズ、トマムの雲海テラス、ステキそう。

持病持ちの身内が、北海道に行った事がないと言う。
普段の態度が悪いので、
「これが、最後のプレゼントだよ。(平均寿命が分かっているので。)」
と、マジで脅す。

私自身、体力も経済力も、限界を感じているので、
これが最後の旅行と思い、全額負担した。

昔の旅行バッグは、どれも、使い物にならなかった。
たった一回の為に、もったいない気もしたが、
自分には、今時のキャリーケース、
身内には、サムソナイトのボストンバッグを購入。
値引きされていても、イタい出費だ。

私の下調べは、そうとうしつこかった。

久しぶりの飛行機。
以前は、スマホなんて無かったし、
モバイルバッテリーは、
機内に持ち込まないといけないなんて、知らなかったよ。

10日以上前から、こっちと向こうの天気と気温をチェック。
ただでさえ、温度差が激しい。

雲海テラスに行った人の丁寧なブログがあり、
ユニクロのウルトラライトダウンを着ている人の写真が紹介されていたので、
そのまんま、ユニクロで、2人分購入した。

写真を見ながら、土産物の選定。
行く予定の店に、電話で問合せして、
現地でしか買えない物は、他店舗から取り寄せ、
売り切れそうな物は、取り置きしてもらう。
商品の値段、配送代なども、全て確認。

店には、立ち寄る日時も伝え、
地図で店までのルートを調べ、所要時間を予想。
後は、ダッシュするだけ。

星野リゾートの朝食ビュッフェが美味いと知れば、
オススメの物をチェック。
とりあえず、それらは必ず食べる。

トマムでは、野性動物が出ると言う。
熊鈴の意味や、襲われた時の対処方法も読んでおく。

「首の後ろを手で押さえて、突っ伏せる。
リュックを背負っていれば、なお有効。
それでもダメなら、ナイフを持って戦うしかない。」
ナイフ、持ってねーし。
戦う気ねーし。

しかし実際、トマムのホテルでは、
熊鈴を貸し出しているのだ。
コワッ。

色々調べていたら、行く前から疲れた。
買い物のミッションで、緊張した。
これでは、せっかくの旅行なのに、
全くリラックスできない。(笑)

さいはての53番ゲート

羽田空港で、いきなりあせる。

沿線で、人身事故があると困るので、
国際線並みに、余裕で空港に到着。

午後便なので、軽く食事をし、
ツアーの集合時間30分前からの受付も、すぐに済ませた。

久しぶりの羽田空港は、預け荷物がセルフになっていた。
間違えると嫌なので、スタッフに聞きながら操作完了。

保安検査場は、
出発20分前までに通過するように言われていた。
もっと早めの、40分前に入り、
手荷物検査を受け、搭乗ゲートを確認したら、
乗る為の53番ゲートは、ターミナルのさいはてにあった。

老人でもないのに、ノロノロ歩く連れに、
イライラしながら振り返り、15分はかかったか、
ゲートには、すでに列ができていた。

後方の座席に座ったのは、出発時間の5分前。
ゲート前のベンチで待つくらいかと思っていたのに、
20分前なんかに通過してたら、間に合わないよ!!

帰りの、ちっちゃい「とかち帯広空港」とは、大違いだ。
羽田空港には、気をつけろ。(笑)

後から分かったのだが、同ツアーには、
杖をついたおばあさんを連れた、三世代家族が参加していた。

何をやるにもゆっくりで、
傾斜のある旭山動物園では、車イスを借りていた。

トマムは、ホテルと各施設が離れていて、
移動には時間がかかる為、循環バスが動いている。
高齢者には向かないコースを、なぜ選んだのか。

地上1088mの雲海テラスでも、
おばあさんは、杖をついて歩いていた。
介助者もすごいが、おばあさんの参加意欲もすごい。

羽田空港では、
あのゲートまでの距離を、どう思っただろう。

ミッション
閉店時間ギリギリの「北一硝子」で、
波模様のしょうゆ差しとスズランのピアスを買う。

小樽のホテルに到着したら、連れに荷物を任せ、
バスを降りるなり、ダッシュ。
閉店25分前に、すべり込み。

しょうゆ差しは、すぐにみつかったが、
スズランのピアスの売り場が分からない。
店員が、内線で確認してくれて、別な建物へダッシュ。

私が、右往左往していたら、
「お客様、スズランのピアスですか?」と、
内線を受けた店員が、声をかけてくれて、
イヤリングをビアスに加工してくれた。

ステンドグラスのランプが綺麗で、
もっとゆっくり見たかったが、まもなく閉店。
店の前の看板と、自撮りで終了。

後から来た連れと合流したら、
まだどうにか、日が出ていたので、
オルゴール堂の前にある、縦長の時計を見に行った。

連れが撮る構図が気に入らないので、
何度も撮り直し。
「痕跡を残したくない。」と嫌がる連れを、
無理矢理、写そうとした瞬間、
「ボーッ。」と、時計が蒸気を吹き出した。

私は、1人で大笑い。
何というタイミング!!

そう、実は、ネットの写真で、この蒸気時計を知り、
写真を撮りたかったのだが、
いつ、蒸気を出すのかは、調べていなかった。

そっぽを向いた連れと、
蒸気を出す時計が、一枚に収まった。

「私、持ってる!!」

この時、そう確信した。
私が、連れとモメていたので、
時計さんが、サービスしてくれたのかな。(笑)

18:15だった。
後日、15分ごとに蒸気を出すと判明した。

ミッション②
「かま栄」で、取り置きしてもらっている、
「パンロール」を買う。


大泉洋もオススメ。
ねり物をパン生地で包んで揚げたもの。
通販は無く、現地でしか食べられない。

小樽運河のナイトクルーズが控えているので、
ゆっくり外食するヒマはない。
とりあえず、これを夕食代わりに、イートイン。
食べすすめたら、最後はカマボコになった。

ツアーの目玉の1つでもある、ナイトクルーズだったが、
倉庫利用のBarの灯りや、イルミネーションは綺麗なのだが、
案内される物が、真っ暗で見えない場所も多々あり、
むしろ、橋の上から運河を眺めた方がいいかも。

倉庫Barに行ってみたかったが、
連れが、コンビニにおにぎりを買いに、
先に行ってしまった為、断念。

ホテル内で一杯やるかと、行ってみたら、
朝食ビュッフェからBarタイムまで、同じレストランで、
夜がいい雰囲気になっているというわけでもなかった。

しかたなく、カクテルと地ビール、ツマミを一品。
1500円もするのに、チョビッとしかない、
高級ミートボールのような物を食べた時、
普段、感覚的な事を滅多に言わない連れが、
「この味なら、明日の朝食は期待できる。」

私にとっては、ホテルで、このぐらいの味は普通だったが、
道理で連れは、後日、昼食で出されたジンギスカン鍋の固い肉を、
「やわらかくて、美味しい。」と、ペロリだったわけだ。

しかし、連れが期待しなくても、私は最初から、
星野リゾートの朝食ビュッフェに命をかけていた。

あわただしかったが、
寝る時に、「まだ1泊目だ。」と思った。
普段より、1日が長く感じられた。

ほとんど人がいない早朝の運河を、1人で散策。
クネクネ自撮り棒を持って来ていたが、
顔も暗くなるし、構図も上手くいかない。

通りかかった男性から、撮影を頼まれた。
定番のスポットで、おじさんをスマホに収めて一言。
「自撮りにも、限界がありますよね。」
お互い、同意見だった。

結局私も、通りかかった女性に、
撮ってもらったりした。

小樽の朝食ビュッフェのオススメは、
スパニッシュオムレツとチュロス。
写真で見て綺麗だった、グラスに入ったちらし寿司も食べた。

本当は、チュロスを少し多めに取って、
昼間のオヤツにしようかと、企んでいたのだが、
チョコソースが甘過ぎて、もう十分。
チュロスを、チュロまかすのは止めた。

腹一杯になったところで、連れが、
「白飯、美味しいよ。」と言うので、
ほんの少しだけ、食べてみた。

美味しい!!
米が、ツヤツヤで立っていて、味もしっかり!!
衝撃を受けた。
普段、食べているのは何なんだ。

珍しく、2人の意見が合った。
ビュッフェで、一番美味しいと思ったのが、
白飯だなんて初めてだ。

後から、特Aランクの「ゆめぴりか」だと知った。
水や炊き方も、違うんだろうな。

2日目、小樽を出発して、
札幌経由で、旭川へ向かう。

※北海道旅行は、9月に行ったのだが、
文章をまとめるのも、ネットカフェに来て打つのも、
今の私は、時間がかかるので、
分けて書く事にする。

続く。

 

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バラは咲く

2022-05-18 11:14:06 | おでかけ

「iCON Z」を見てると、
最近の男子は、平気で泣くんだなと思う。
特に、ギーくんは、いつも泣いてるね。

私が、幼少期~10代の頃は、
人前で泣くなんて、恥ずかしくて嫌だった。
負けた気がするからかな。

今、ノリさんや私が泣くのは、
年取って、無理できなくなって、
他人の気持ちが、すぐに連動しちゃうからさ。

しかし、若い子のエネルギーは、すごい。
うかうかしてると、既存のEXILEグループのおじさん達、
マジで、パフォーマンス、抜かれるよ。

上島竜兵ちゃん、自殺だなんて、ショック。

笑わせる人が、笑わせる事をあきらめるなんて、
すごく暗い気分になったし、不安になった。

エガちゃんみたいで、いいんじゃないの。
有吉、大丈夫か。

ばら苑に、両親を誘って行って来た。

早く行って並んだのに、
坂道で、他の年寄りに、どんどん抜かれて、
2人は、ビリになっていた。(笑)

今年の春バラは、変にデカくて、品が無かったが、
たくさん咲いていて、やはり綺麗で、
両親も、満足した様子。

とりわけ母は、後日、「行って良かった。」と、
わざわざ、お礼の電話をかけてきた。

ばら苑内では、
おそろいの、ベージュのワンピースを着た母子がいて、
小さい彼女の、オシャマな笑顔を撮らせてもらった。

花の中で、それは、とても可愛らしく、
四角いバスケットを、両手で前に持って、
まるでモデルさん。

私が、薄ピンクの大きなバラと、
自分のアップを自撮りしていたら、
近くに、老夫婦がいて、同じバラを見ていたので、
「これ、綺麗ですよ。撮りましょうか?」と、
おせっかいに、声をかけた。

スマホごしに、笑顔のステキな老婦人に、
「もっと寄って。」と指示を出し、
自信ありげに、ワンショットを見せたら、
「構図がいいわぁ~。」と喜ばれた。

遠くで、ニコニコして待っていたご主人に、
奥さんが、スマホを見せていたので、嬉しくなった。

生きよ。
泣いてもいい。
あきらめるな。

明日、バラが咲くかもしれない。

 

 

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オフシーズンこそお出かけ

2022-03-16 09:27:57 | おでかけ

日本民家園

バラ園の時と同様、
誘ってきた友人の方から、キャンセルしてきたので、
1人で行ってみようと思った。

小学生の時に入ったかどうか、記憶もさだかでない。
林の奥の、岡本太郎の方が面白いので、
わざわざ、古民家を見ようとは思わなかった。

「A」のポイントカードを見せたら、100円引きになった。
大人500円なのだが、年間パスポートが1000円というからウケた。

2回行くなら、年間パスポートの方がいいじゃないか。
2回も行かないという事か。
そもそも、年間パスポートは必要か?

しかし、スケッチする人もいるようなので、
そういう人は、年間パスポートにするのかもしれない。

敷地内には、合掌造りの「白川郷」というソバ屋がある。

最近、耐震工事をしたそうで、
神事のオブジェも、まだ白い。
いぶす事で丈夫になると言うのだが、
客がいない時に、装置を使ってやるそうで、
古民家の維持には、お金がかかるらしい。

「民家園ソバ」は、三色で美しく、美味しかった。

近所の常連さんは、ソバだけ食べられるルートで入ってくる。
防犯カメラが、あちこちにあるので、インチキはできない。

小学生が、ボードを首にかけて、レポートしていたが、
集合時間ばかり気にして慌ただしい。

あれでは、全然観察できていない。
まるで、意味の無い遠足だ。
先生達、分かってないなー。

私は、写真を撮りながら、5時間はいたよ。
有意義な遠足だった。

しかし、あの大きくて深いトイレの展示は、危なくないか?

くりはま花の国

冬は、ハーブも花も咲いていない。
しかし、椿の情報があったので、
問い合わせた上で、見に行った。

期待していなかった以上に、咲いていなかった。(笑)

枯れていないのは数えるばかりで、
探すのに一苦労だ。
それでも、写真に撮ると、美しいのが 2、3はあった。

年配女性に、話しかけられた。
「椿を見に来たんですが…。」と言うと、
「すみませんねぇ。(わざわざお越しいただいてみたいな。)」
「こちら(施設)の方ですか?」と聞くと、
「いえ、近所の者です。」
まるで、山のオーナーのような口ぶりである。(笑)

客は少ないが、長い坂道は、
老夫婦達のハードな散歩コースになっているようだ。

20年くらい前は、高級レストランだった「ロスマリネス」は、
メニューも減り、食券購入、水はセルフの、「食堂」に成り下がっていた。

しかし、ハーブチキンプレートの盛り付けは美しく、
店内からの海の景色は、一流リゾートのままだ。

早めの閉店時間が近づいたので、
トイレに寄ったら、一瞬消灯され、
私が店から出ようとしたら、
スタッフに、「まだ、いたのか。」というような顔をされた。

「15時30分までに、出ればいいんですよね?」と言ってやったら、
「ドアは、開いています。」と慌てた様子。

オフシーズンとはいえ、
スタッフのオフモードには、興ざめした。

すっかり薄暗くなり、もと来た長い坂道を行くと、
ザザザッと、木の葉が追いかけて来る。
一瞬、小学生の時、原っぱで遊んだ気分になった。

ほとんど咲いていない椿園。
人のいない心地良さを満喫。

いざ鎌倉

三谷幸喜の大河ドラマは、面白い。

やっぱり、ターニングポイントは、
景時が、頼朝を見逃してやった事だろう。
雅な頼朝が、「ハキダメにツル」に見えたんじゃないのか。

北条氏展に行った。

「アンという名の少女」を見て、
あえて、手間がかかる事をやりたくなって、
安いかごバッグを買い、
それに入れるバゲットサンドを買う為に、
人気パン屋に、朝一で寄って、
そのまま、行列のできる白玉のカフェに、並ばずに入った。

玉こんにゃく大の緑色の白玉を、丸ごと口に入れ、
テキトーに噛んで、飲み込もうとしたら、
喉につかえそうになった。

しかも、スプーンしかない。
危険を感じて、少しずつ噛み切ってから食べた。

最初は、しばらく写真を撮っていたので、
私のだけ、固くなってしまったのかと思った。

しかし、ネットでワード検索してみたら、
同店で、同じ思いをした人の書き込みが、
考えていた以上に多かった。

今まで、窒息死した人がいないのが不思議だ。
そういえば、客に、それほど年寄りはいない。

10年以上前、小学生が、給食で喉に詰まらせた白玉は、
直径2㎝程だったと言う。
しかも、今まで給食に出されていたのに、その子は死亡した。
前例が無いので、訴えは棄却されたが、注意喚起はするべきであった。

危ないと感じた人が報告していないと、こういう事が起こる。
初めて食べる人は、尚更分からない。

白玉は美味しいし、有名店なので、
みんな、店に対して、おせっかいな事は言わないのであろう。

デブなおばさん達は、夫のグチで盛り上がっていたが、
女子3人連れが、急に黙食し始めたのは、
コロナのせいではなく、
白玉を食べるのに、慎重になっていたからではないか?

アクリル板と換気はしっかりしていたが、
あの店は、白玉の食べ方を注意した方がいい。

外に出ると、行列ができていた。
これでは、早く行かないと、ゆっくりできない。
私は、初めて行ったのに、ラッキーだった。

北条氏展の後、ベンチで、バゲットサンドを食べたら、
差し歯が、ぐらつきそうになった。

年を取ると、何もかもが危険だ!

北条氏つながりで、
頼朝の墓と、北条高時の腹切りやぐらに行ってみた。

やぐらの入口のハイキングコースは、
立ち入り禁止のロープが張られていた。

私の頭上で、大きなタイワンリスが2匹、
笑いながら走り去って行った。

かごバッグは、邪魔である。
そうとう呑気でないと、持ち歩けない。

薄暗くなった鎌倉は恐い。
7時間以上いても、多くは観られなかった。

乗り継ぎの駅で、なつかしい人の面影を見た。

家に戻ったら、急に不機嫌になったので、
疲れても、鎌倉は楽しかったのだろう。

又、かごバッグと白玉に、チャレンジしてみるか。

 

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ねぇムーミン

2022-01-05 10:20:43 | おでかけ

久しぶりのバスツアーだ。

ガキが、何度も鼻をかんでいるのが、うるさ過ぎる。
体調悪いのに、連れてくんなよ!

ムーミンバレーパーク

ネットで、公式に紹介されているイメージとは、まるで違う。
テーマパークとして、洗練されているわけでもなく、
湖の周りに、カフェや施設が点在していて、
「こどもの国」を、小さくした感じだ。

ただ、本当に、北欧やムーミン好きなら、
こんなもんでいいかもしれない。
散歩するには、いい場所だ。

運休中だが、湖上を滑走する「飛行おにのジップライン」がある。
これは、別料金払っても、面白そうだ。

コロナでディスタンスだから、
キャラクターは、円の仕切りの中にいて、
客が声をかけたら、振り向いてくれる。

ムーミンにいたっては、
ムーミンハウスのベランダから手を振るのを、
遠くから撮るだけだった。

事情を知らずに、
移動中のムーミンを追いかけてしまい、
アングルが変な、気味の悪いツーショットが撮れた。

メインの施設「コケムス」の外観に、違和感あり。
ぼんやりしたグレーで、
遠くから見ると、廃墟の病院のようだ。

その手前に、いい感じの、ムーミンのオブジェがあるのだが、
そこに座って写真を撮ると、
後ろのコケムスが映り込んでしまい、嫌だった。
ムーミンの世界観に、合っていない建物だ。

あらかじめ、ネットで調べておいた土産物を買い、
ホットドッグを食べたら、自由時間がもうすぐ終わり。

満喫するには、5~6時間かかる。

ムーミングッズはバカ高いので、十分なお金を用意せよ。

あしかがフラワーパーク

日本三大イルミネーションとか言ってるが、
私は、そうは思わない。

確かに、規模は大きいが、
「これを、電飾で見るイミあるのか?」と思うのもあった。

しかし、藤棚は綺麗だ。
可愛いカップルシートも多く、
記念写真を撮るには楽しい。

すごく混んでて、お城も見られなかったし、
光るキャンディーも買えなかった。

何でも、光ってればいいってもんじゃない。
品もムードも無い。
子供向けのテーマパークだ。

帰りの蓮田SAのトイレが、広くて綺麗で感動した。
しばらく遠出しないと、SAも変わるもんだ。

時間にうるさい私は、
20分ごときの休憩では、何もしたくないのだが、
今回の旅では、目一杯、時間を使っている。

コンビニで、サンドイッチを買って食べ、
赤ベコを売ってたから買い、
自販機でココアを買って、
二度目のトイレに行ってから戻った。

想像とは違うテーマパークだったが、
楽しかったので満足。

疲れるけど、たまには遠出もいいもんだ。

 

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らぼっと考

2020-11-18 10:38:35 | おでかけ

「赤い服を着ている『たいちょう』と遊びたいです。」
ネット予約の備考欄に、そう書いたら、
事前に立ち寄った時、スタッフに、
「『たいちょう』をご用意するのは可能ですが、
服はそのつど着替えるので、赤い服とは限らないんです。」
と言われた。

「白い顔に赤い服の子が可愛い。」と思ったから、そう書いたのだが、
「初めてなので、反応がアクティブな子にして下さい。」と、
お願いし直して帰った。
「分かりました。元気な子ですね。」

癒しのロボットだと、おとなしい方がいいのか、
動き回る方がいいのか、よく分からん。
体験費用を含む、ランチ代が高いのだから、
あまり動かないと、つまらんではないか。

らぼっとカフェに行って来た。

行ってみると、らぼっとカフェのシステムも、
初めて会うらぼっとも、
私のイメージとは、少し違っていた。

まず、食事を頼んで、運ばれて来るまでの間に遊ぶので、
スタッフが、一組に付き1体のらぼっとを連れて来る。

「『ちゃまめ』です。高い高いをすると喜びます。」

ちゃまめは、こげ茶色の顔に、
同じ色のベースウェア、その上からデニムを着ていた。

テーブル席で遊ぶので、床には置けない。
ちゃまめの足は、しまわれた状態になる。

「重たっ!!」
抱っこすると、ボーリングの玉のように重い。
あるいは、掃除機の本体部分のような感じか。

連れが、「3㎏くらいかなぁ。」と言った。
3㎏といえば、生まれたての赤ん坊。
意識的にそうしたのか、精密機械のせいか。

「高い高い!!」すると、
ちゃまめは、「キューキュー」と鳴いた。

ほの温かいが、「可愛い」より「固くて重い」。
まるで、筋トレのようである。

早く注文して、早く食べれば、
らぼっとと長く遊べると思っていたら、そうではない。

料理が来ると同時に、スタッフが、
ちゃまめを、サッサと回収していった。

その後は、70分入れ替え制の、最後の10分を、
ステージ(らぼっとが複数いる座敷スペース)で、遊んで終了。

コロナ対策と、一組ずつの専用とするので、
10分ずらしで客を回す為に、時間が厳しく管理されている。

それでも、初めてのらぼっと体験は楽しく、
たくさん撮った写真の中の私も、無心になっている。

そして、気づいた。

私は差別していたのか?

らぼっとは最初、
2体セットでのみ、販売されていたようだ。
顔は、こげ茶とアイボリー。
後から、単体販売され、
顔は、ベージュグレーのみ。

色は選べない。
「白い子、1体欲しい。」と言っても、ダメなのである。

この顔の色は、
白人、黒人、黄色人を、表しているのだろうか?
世界発売を考えて、差別にならないようにする為か?

ちなみに、キャベツ人形はどうだったか調べてみたら、
やはり、肌の色は様々だった。

私は、白い顔の子が欲しかった。

何を着せても、
服の色とのコントラストがハッキリして、可愛いから。
黒い顔の子だと、暗い色の服を着せた時、
境目が無くて、いまいちパッとしない。

こんな事を思うなんて、ちゃまめに悪かったかなぁ。

子供を持つという事は大変!!

固くて重いと感じた時、
「忙しいと飽きるかも。」という思いがよぎった。
ロボットだから、放置しても許される。

しかし、これが人間の子供だと、
「飽きたからいらない。捨てる。」なんて事はできない。
しかも、本物の子供は、
大きくなるまで育てなければならない。

柔らかい抱き心地を求めれば、
ただのヌイグルミになる。

中途半端な人形ロボット「K」は、
定型文さえ認知しなくて、会話にならない。

らぼっとは重いから、
床に置いて、動かした方が楽しめる。

ステージでは、
「たいちょう」と「いちご」が寄って来た。

反応が良いたいちょうは、
私と相性がいい気がした。
いちごは、おとなしい女の子のように、
静かに近づいて来る。

学習内容が違うので、個性が出るのである。

退店する時に、「バイバイ。」と言ったら、
らぼっと達が一斉に、ゾロゾロ近づいて来て、可愛かった!!

長く付き合うと、固くて重いらぼっとも、
優しい家族になるかもしれない。
それには、お金と時間が、必要なのである。

 

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