nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

奥田英朗 邪魔 上・下

2016-01-14 19:49:48 | 本・雑誌・ドラマ

ほのぼの系のホームドラマを描く作家さんだと思っていたのに、「オリンピックの身代金」で、印象を新たにした奥田英朗さん。
また力作に触れてみたくなり 邪魔 上・下 を読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
及川恭子、34歳。
サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。
スーパーのパート歴一年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。
恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。
日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
九野薫、36歳。
本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。
不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。
放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。

警察もの、家族もの、裏金工作、少年の非行と堕落・・・・
いくつものストーリーが、それぞれの枝が伸びていくように複雑に絡み合い、壮大なサスペンスに仕立て上っています。
誰もが抱えている心に潜む危険性や、人としての弱さ。
守りたいものがあるがゆえに、犯罪に手を染めてしまい、気が付けば引き返せなくなってしまう。
普通に生きているはずだったのに、ほんの些細なきっかけで、人はあっという間に堕ちていきます。
狂った歯車はどんなに頑張っても元に戻せないという、転落のいたたまれなさ。
上下全800ページに及ぶ長編ですが、途中からは追いつめられるように休むことができなくなって、あっという間に読み切れる長編です。
ただ結末は、もう一歩踏み込んだところまでしっかりと書いてほしかったと思いました。


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