歩高里＠六本木 「四川セット」

「手品児」と書いて
「てじなーにゃ」と読むのは

オレの脳内だけでの
周知の事実だとしても


「歩高里」と書いて

「ぶるごーにゅ」と読むとか

「里」で「にゅ」て
アンタあまりに
ムリではないのかと




っつか
一風堂のとなりの
こんなとこにあんのか

あわよくば
DGRのおこぼれ上等の立地にて
一切の気付きを与えないという

もしやフレンチなのかと
そのビミョーな店名といい
やっぱり何屋か分からない風情といい


土曜の午後の
ひと段落した頃合いではあれど

入店着席したのを
しばらくのこと気付かれずに
コチラが声を掛けるまで放置プレイという

ミドルアッパーな空気とは裏腹な
アマさ＆ユルさの
ちょいと奇妙な空気といい


「やっちまったかな」
なんて思わせながらも

設定としては
過門香の分店という絶対性に
なおさらに
頚椎をブリむきながら




あら
担々麺シリーズ
なかなかヨサゲではないの




あら
あんかけシリーズ
私には止サゲではあるけれど




なかなかに
気の利いたセットも
アリということで




テクと盛りの入った
肉の乗りに




ソレを受ける必要のない
決してお供え物ではない
充実のサイドがあれば




目にも眩い
鮮烈の赤のツインピークス

ぶっちゃけた話




「穴場」って
このことだよねと




カラシビがビシッとキイた
濃厚でありながら
スーピーなテクスチャー

奇を衒わないほどに
散れずにまとめる優等生ぶりは




四川飯店亡き六本木の
さまよえる麻辣の亡者を受け入れるに
必要十分ともいえ




引きずり出す必要のある
泳がすには狭しな
キツ目な水面には難あれど

ハリハリツルツルを最後までキープ
境界明瞭の負けにくい麺様といい

ユルかったのは
接客だけで

むしろそこに
逆の意味での居心地の良さを
見出しながら




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！

ますます以って
「超激穴場」って
このことだよねと

混むのイヤだからと
コッソリ温めていたけれど

もう4回も行ってしまっているぐらいだから
自分だけで
温めスギるのもダメだよねと




広くて
オサレで
ユルリとして
美味くて
高くて
ランチは高くない

コレって
スバラシイことかもね




もうこの一角においては
金輪際
ビミョーな思いをしなくても
よいのかもしれないね

歩高里 六本木店 （中華料理 / 六本木駅、六本木一丁目駅、乃木坂駅）

昼総合点-

	ブルゴーニュ ワイナリー訪問完全ガイド (Winart Books)
	美術出版社

	ブルゴーニュ コート・ドールの26村
	ステレオサウンド

	ブルゴーニュ 華麗なるグランクリュの旅――その歴史と土壌をたずねて
	作品社