そんなに食うなら走らんと

食道楽(ラーメン中心)とカロリー消費(ランニング中心)の葛藤の日々

埼玉屋@東十条 「美味しんぼトリビュートアワー」

2008-09-11 16:10:00 | 飲み 肉
オカマの料理研究家ノンク・チョット・モレルが来日する
モレルは日本のモツ料理の実情を自分の舌で調べ
写真無しという条件付きで
gooブログに報告記事を書くことになっていた


そして今日はフランスレストランの名シェフと呼ばれる人が
モレルにご馳走することになっていた


フランスから空輸した豚モツのサラダ
フランスから空輸したの鳥モツテリーヌ
相模湾のスズキのモツをパイ皮で包んで焼き上げた物、などがモレルの前に


モレルは感想を述べる
「実に美味しい」
「見事としかいいようがありません」
「しかし最低の料理です」
「今食べた料理の背後には拝金主義が透けて見えるのです」
「モツ料理は大衆料理なのです」
「それをガワでかためてふんだくろうなんて」
「物笑いの種になるだけです」
「今日の一件で日本人の味覚がどの程度のものかよくわかりました」


キャス山岡は大原社主に頼む
「今度は俺にモレル氏を招待させてください」
「モレル氏の味覚に挑戦です」
「日本人の味覚をかけて」




キャス山岡は行きつけの埼玉屋主人に相談
「まず材料選びだ」
「サラダ用のクレソンとダイコンはOK 次は肉」
キャス山岡たちは東京Xを探しに


「東京Xはビタミンを大量に含んでいる」
「フランス人はバークシャーの脂の甘みと猪の様なデュロックの肉質を珍重する」
「だから豚肉でもイベリコや金華よりこっちの肉の味のほうがわかるはずだ」
「なにしろ、朝ひきのこの豚を扱えるのはこことやっちゃんだけだからな」


いよいよモレルの前に料理が並べられる


「リブロースのちょい焼きでございます」
「このリブロースは生ではない」
「ガッツリと香ばしく焼き上げるでもない」
「肉はちょっと火が通った方が美味いという、分かっている人間のやりかたです」
感心するモレル


「次はクレソンサラダでございます」
「材料を当てろというのだな これはクレソンだ」
「いや、クレソンだけとは違うな」
「ダイコンでございます」
感心するモレル


「美味すぎますから気を付けてください」
「おお、いい照りだ」
「この肉は頬肉かハラミか」
「いいえリブロースです。さっきのやつを刺身でというわけです」
「これに浸して食べて」
「それは何」
「これはニンニク醤油といいます」
「これはワサビ醤油よりはるかに鮮烈で胃腸に滲みる香りです」
感心するモレル


そして本日のメインディッシュの一本が
「これは大きな肉の塊をそのまま焼いて、その中の中心部分を取り出した」
「日本にもこんな牛がいたのか」
「いえ、普通にさして焼いただけですし、しかもそれは豚です」
「チレです 非常に秘蔵な脾臓でございます」


「問題はこのソースだ」
「コッテリベースに塩気とニンニク、そこまではわかる」
「しかし隠し味がある」
モレルは興奮してこの隠し味のソースを教えてくれたら三ツ星をあげると迫る


しかし埼玉屋主人は
「ソースの秘密だけは可愛い娘にしか教えられない」
「可愛い娘を連れてきて、電話番号交換させるなら教えてやろう」
と断わる


冷静に戻ったモレルはキャス山岡に感謝して店を出る


トウはたっているがまだ女性の範疇に含まれるモレル婦人は
こっそり埼玉屋主人に聞く
「あの隠し味とは何なの。そんなにすごい秘密なの」
「モツ料理にはルール違反なんですが」
「ねえ教えて」
「バターですよ。ほんの一かけらニンニクバターを落としたんです」
「チレに一番合うソースはニンニクバターだと忠告してくれる人がいましてね」


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6 Comments

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Unknown (ラヴ)
2008-09-11 19:40:04
ウオォー

返信する
気付けよ! (キャス山岡(チャック万丈目みたいでイヤだ))
2008-09-11 19:48:31
> 「材料を当てろというのだな これはクレソンだ」
> 「いや、クレソンだけとは違うな」
> 「ダイコンでございます」

ワロスwww
(>y<) ぶっ!?

漏れる氏、いやモレル氏は真面目なんだな。

是非、画像付きで見たかった!
という人は多いだろう。。。
返信する
岸田屋ならぬ埼玉屋 (まゆみ)
2008-09-12 07:52:23
わはは。息子に美味しんぼのとあるキャラクターの名前をつけたほど
美味しんぼマニアとしては、この記事を書かれたら行かないわけにはいきません。
この間、うどん食べに東十条行ったのです。
今度はこっちにも寄ってみます~。
返信する
まゆみさんへ (キャス山岡(ココ山岡ではない))
2008-09-12 09:37:30
惜しい!

オイラも一瞬、そっちの回(岸田屋登場の回)の話かと思いましたが、実はコレ、違う回のトリビュートですね。

http://oishimbo.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=10020401

↑コレですな。

岸田屋の煮込み食って感激してたのは三ツ星レストランのシェフなんですが、コッチに登場するのはフランス料理批評家なんですわ。
両方とも、おフランスな方なんで紛らわしいっちゃ、紛らわしいです。
σ(^◇^;)

埼玉屋はオヤジさんにクセがありますんで、初めて行かれる方は「あ、初めてなんでお任せで~」とか言った方が無難です。
っつーか、オイラはお任せでしかやったことないです。
腹一杯になったところで、「あ、この辺でお勘定を~」とか言えば大丈夫。

以上、コメント欄に登場しないノンチの代わりにおせっかいさせていただきました~
(^o^)ゞゞ ドウモ
返信する
ムッシュ キャス山岡 (ノンク・チョット・漏れる)
2008-09-12 10:49:37
Merci Beaucoup!!
返信する
Unknown (灯台長)
2008-09-12 12:30:55
あの回を読んで以来、「大きな肉の塊をそのまま
焼いて、その中の中心部分を取り出した」料理に
ずっと憧れてます!!
そして、埼玉屋ご主人の噂を聞くたびに、
頭の中で想像がふくらみます(笑)
行くの楽しみだなーo(^_^)o

ちなみに、気弱なシェフをどやしつける女傑は
僕の伯母さんに激似ですf^_^;
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