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☆キーボードプレーヤー列伝 第4回「ジョー・サンプル」後編

2009年06月12日 | キーボードプレーヤー列伝
 ジョーサンプル(Joe Sample)は、

 フェンダー・ローズ・エレキピアノと
 アコースティック・ピアノがメイン・キーボードで、
 シンセサイザー系は、サブ的にアナログシンセはを使うぐらい。

 ローズはアタックを強調した音色で、
 歯切れの良いソロやバッキングのフレーズにフィットしている。

 ちょっと前にツッコんだように聴こえるぐらいのノリが、フレーズにスピード感を与える。


 メロディアスなフレーズとシャープなリズムのコントラスト、
 それが、ジョー・サンプルの最大の魅力である、と思う。


 キーボード・プレーヤーはアレンジャーとしての実力がある人が多い。
 ジョー・サンプルもまた、
 1stアルバム「虹の楽園」の名曲「メロディーズ・オブ・ラブ」での
 見事なストリングス・アレンジでそれを示している。

 もちろんピアノも素晴らしく、クラシック畑のピアノの人にもこの曲のファンが多い。


 フュージョン・ミュージックは、
 チック・コリアのような複雑で技巧的なものと、
 イージー・リスニング的なものに分かれていくが、
 ジョー・サンプルは後者の代表格。

 リチャード・ティーと並んで、
 私が最も影響を受けたキーボーディストの一人だ。


Amazon; ジョー・サンプルのCD


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