ド・シ・ラ・ソファー♪

家には大きな大きなソファーがある。
一般的にはそんなに大きくないかもしれないけど、
我が家には場違い的なサイズ。

港北ＩＫＥＡができた時に遊びに行ったついでに買った。
でも、ついでに買う品物ではないはず・・・。

「これはでかすぎでしょ？」って私の言葉にも反論し、
「引っ越しても使えるように」とかなんとか言って、
どうしても欲しそうな時はいつも彼の言いなりになってあげる。

２人の日々の決定権をほぼ私に譲ってくれてるので。

そんなソファーが家にあることのメリットは特にない。
しいて言えば、一緒に寝たくない日にそこに眠れるくらいだけど、
そんなことはめったにない。
ゆったりは座れるけど、前のソファーのサイズで十分。

デメリットはたくさんある。
とにかく大きすぎて邪魔。
掃除する時にめんどくさい。
足の小指をぶつける。（もう何回も）
ロフトの階段から落ちやすくなった。（関係あるんだよ）

こんな風に文句ばかりつけてた私だけど、
今日ばかりは本当にこのソファーあってよかったなぁって思った。

初めての行事担当。
雨の予報を跳ね飛ばし、晴天で迎えた親子遠足。
１ヶ月前から計画をたて、毎日残業して準備をした。
緊張して５：３０に目が覚めて、
「ギラギラ」がうれしくなった。

谷川俊太郎の「もこ　もこもこ」に出てくるフレーズで、
両手をクルクルさせながら「ギーラ　ギーラ」とやったら、
うちの子どもたちは大喜びで「あっ！あっ！」と言いながら太陽を指差す。

パパ・ママと一緒にいる子どもたちとの笑顔はサイコウで、
私が今まで見たことのない、知らなかった世界なのかもしれないと思った。
誰よりも大好きな人と一緒にいるだけで、あんなに楽しそうな顔で笑うんだ。

とにかく、大成功に終わって
くたくたになって、へとへとになりながらチャリをこいで家に着いた。

部屋のドアをあけた瞬間、
私を待ち構えていたのはあの大きな大きなソファー。
カバンをおろして帽子をとって、ゴロンてした。
ちょっとだけ、ベッドみたいにボヨンってなった気がした。
「終わったー」って叫んで、次の瞬間には眠った。

我が家には癒しグッズがたくさんある。
今日からその中に大きな大きなソファーも加えてあげることにしよう！

鍵

あれから、ちゃんとした「あれ」って呼べる日はいつだかわからない。
とにかくあの頃から、もう２年が過ぎた。

自分の心に鍵をかけて奥の奥の方にしまってある。
ほんとにたまーに静かに開けてみては、「じーん」となってまた鍵をかける。
これまでも、これからもずっとそうだと思う。

２人で順番に書いてた日記。
名前の由来を一生懸命思い出してみた。
山のようにたくさん書き込もうって？
なんとなく覚えてるのは、いつまでも子ども（ガキ）の心を忘れないようにだっけ？
よくわかんないキャラクターも作ってくれた。

うれしいと口笛吹いちゃう癖とか、
子どもたちにいっつもバカにされてたところとか、
ほぼ初対面の私をガムのおもちゃで騙してきたところとか、
「１日に２つ以上の予定を入れたくないんだよねー」とか言いながら、
毎日予定をめいっぱいつめてしまうところとか、
思い出すと、全てが愛しく思える。

今も変わらずガキの心を持ったステキな大人になってるのかな？

鍵を開けるといつもこうやって胸がザワザワしてしまうから、
また今日も鍵をかけて心の奥の奥の方にしまうんだ。

これでまた、キャンと笑って毎日過ごせる。