原油を代表として鉱物が世界的に不況である。世界中の鉱物を採取する会社に投資している、いわゆる財閥系総合商社は大損をこいている。三井などは創業以来の赤字でおま。安宅産業の倒産劇を思い出しても、これは大変な事である。
トップ2社が沈んだことで、5大商社の純利益は、非資源事業を軸に収益力を維持する、伊藤忠商事が頭一つ抜け出る形となる。
三菱商事と三井物産は、主要な資源案件が償却負担などを除いたキャッシュベースでは黒字であることから、今後も保有し続ける意向を示した。その一方で、「食料やBtoC向けを強化する」(小林社長)、「カウンターバランスになる非資源事業の収益力を高める」(安永社長)と、非資源分野の収益基盤の底上げを急ぐ。つまり大口の商売は赤字だからちまちま稼ぎます。ということだろうが、ちまちま稼ぐ商売は簡単なものであるまい。商社に明日はない。株を保有している方はすぐに私に無料提供願いたい。