トーマモデルワークスのブログ / Toma Model Works's blog

Nナローモデリング/Nn3 Modeling, JP Styleのブログです。心機一転、タイトルを変更しました。

Work Shop News

トーマモデルワークスからのお知らせ・・・HOナロー9mm『ガスメカミニ【特製完成品】』『秋田営林局コッペル4トンCタンク』各種発売中です! 詳しくは⇒こちら

Oナローコッペルの組立「サイドロッド」

2012-04-09 | On16.5mm コッペルBタンク
組み立てのポイントの続き、今回は「サイドロッド」です。
このコッペルのサイドロッドは”ギヤ連動+はめ込み式”(※)ですが、これは古くは10年くらい前にリリースした「東洋活性白土1号機」で、また、現在密かに(?)販売中の「ガスメカミニ」にも使っている方式です(ただ、これらはHOナローです)。
この方式では、はめ込みが緩いと不用意にはずれることがあるものの、走行そのものに不具合が出るなどの話はこれまで耳にしたことがありませんでした。そのため調整方法について特に解説しておりませんでしたけども、組み立ての基本部分でもありますので、念のため調整が必要になった際のポイントをアップします。
(※)普通の丸穴式もキットに入っています。



・このコッペルの場合、図の程度を目標に(ギヤの遊びの中間点で)ロッドピン間距離(b)をホイールベース(a)に近づくように組み立ててください。動輪それぞれの位相は90°でなくても適当で構いません。ピン間距離が図の程度に合っていれば、何も調整をしなくてもスルスルとサイドロッドがまわってくれるはずです。
ちなみに図は角度が5°ずれた状態です。ヒトの目は平行に対しては精度が高いですから、5°もずれると「あれ、おかしいぞ?」というほどの大きなずれの量かと思います。キットのサイドロッドは、このずれの量に対する余裕を持たせてあります。

・もし5°以上ずれてしまっても、慌てないで、サイドロッドのピン穴を丸ヤスリで左右に少し拡げてください。
普通は0.1〜0.2mm程度穴を拡げればOKです。

・ピン間距離は目視で合っているのに、サイドロッドを付けないでスムーズに走り、付けるとギグシャクする時も
同様に穴を拡げてください。もしロッドピン自体が5°傾いてしまったら、0.1mm弱ほどピン間距離が伸びます。また、車軸の穴が大きめになってしまった時もこのケースに該当します。

・以上でサイドロッドに全く力が掛からない状態にしてください。
設計の意図としては、サイドロッドはロッドピンにぶら下っているだけで連動には関係ありません(サイドロッドに連動の力は掛かりません)。ギヤ連動のサイドロッドでは普通はそのような状態を意図しています。

・ピン穴のはめ込みが緩くてはずれやすい時は、図の矢印の方向からペンチで”じわっ”とピン穴を適量分だけ締めてください。
逆にきつくてはまらない時は、ヤスリでピンの下部分(Ωの開口部分)を軽くヤスってください。

以上でうまく走らない時は、サイドロッドが原因でなく、ピン間距離が大きく可変する他の原因があるはずですので、それを解決してください(車軸の緩みなど)。ちなみにイコライジングでピン高に1mmの差が出た時のピン間は0.027mmほど長くなります。動輪の横動やトレッドの接地位置での高低差はそれよりも小さくて、全て無視できるレベルです。

文章にすると大変そうですが、調整としてはピン穴を左右に拡げるだけなので、難しくないかと思いますが・・・いかがでしょうか。(その他の症状で何かありましたら、ぜひご質問ください!)
Comment (1) |  Trackback (0) | 

HOナロー秋田コッペル3+1種類

2012-04-06 | HOn9mm 秋田Cコッペル
今月発売予定の秋田コッペルCタンクのバリエーションを絵にしてまとめてみました。
上から、「原形」「原形ストレート煙突」「秋田改造後」とむりやり「バガス炊き風」です。それぞれ後妻板を2種類から選べます。



「原形」はゆるく弧を描いた煙突が特徴です。古典機っぽさが漂います(でもないか)。
「原形ストレート煙突」は煙突を変えた絵です。超小型ですけども見慣れたフツーのコッペルでしょうか。
「秋田改造後」は、煙突、砂箱(というか砂缶?)、サイドタンク上の柵、キャブ側板、前後バンパー辺りが改造されています。無骨ですけども元のコッペルが良いスタイルをしているので、バランスがとれた重厚さを感じます。
「バガス炊き風」は原形煙突に改造キャブの一部を切り取って付けたものです。タンク上のバガスを積む柵がそれっぽいかなと・・・。ちょっと無理がありますね。

おまけパーツや別売パーツを組み合わせて、これらのような形態が楽しめるようになる予定です。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

小型ナロー蒸気の運転

2012-04-01 | On16.5mm コッペルBタンク
そういえば、ナロー蒸気の運転を撮影したビデオがあったな・・・ということで編集してYouTubeへアップしてみました。
機関車自体はヘンシェルですが、主な運転用機器の配置は小型のコッペルと同じです。ですのでコッペルの運転の仕方もイメージできるのではないかと思います。アメリカなのでベルの音がちょっと騒がしいですね。

「小型ナロー蒸気の運転」(YouTube)


情景はいかにもヨーロピアンですけども、この施設自体はアメリカのニューイングランド地方のものです。2フィートのヘンシェル機が模造のアメリカンコーチを牽いて緑豊かな園内を一周しています。アメリカのマニア向けの保存鉄道なら2フィートでもガンガン走らせたりする(時速20〜30km)ので迫力がありますけど、ここは遊園地なのでのんびり走って止まるだけですね。途中でブレーキを使うこともなく逆転機レバーだけで止まっています。

元々運転の模様を撮るつもりではありませんでしたから、操作がなんとなく分かるような程度の内容ですのでご容赦ください・・・。また、説明の間違いがありましたらごめんなさい。ネット上を探せばもっと良いビデオがあるかもしれませんね。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

コッペルボトムタンクの写真

2012-03-29 | On16.5mm コッペルBタンク
ある機関車のことをネットで調べていたら、こんな写真を見かけました。Oナローコッペルと同系(20HP?)の実物です。
ネット上でもボトムタンクのキャブ内の写真は少ないので、少しは参考になるでしょうか。

http://shw.efbrasil.fotopages.com/11527952/Outra-locomotiva-decauville.html

しかしまあ、どう見ても”ドコービル”ではないですよね(URLが・・・)。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

HOナロー 秋田のコッペル4tCタンクが進行中

2012-03-23 | HOn9mm 秋田Cコッペル
今回はHOナロー9mmの話題です。
仁鮒や早口といった秋田営林局で活躍した最小クラスのコッペル4トンCタンクが進行中です。元は10HPクラスの普通のCコッペルだったようですが、現地で林鉄用に煙突からバッファーからキャブまで大改造されて、末期は小型機ながらも重厚で無骨な外観に変わりました。「小型蒸気機関車全記録-東日本編」にも写真が出ていますね。


(製品のイメージ写真。全て試作品です。パーツは他のものも製作中です。)

今回は普通の外観の「原形」キットをベースに、仁鮒と早口をイメージしたパーツを「改造パーツセット」として別途販売する予定です。ふたつ合わせると秋田営林局での現役末期のスタイルになります。なお写真のパーツは全て試作品ですので販売品とは異なります。またストレート煙突など他のパーツも製作中です。


(秋田風のキャブ。後妻板は開放と妻板有りを選べる予定です。)

今回から変わった点として、これまでのHOナロー9mm製品は6.5mmゲージとの兼用設計だったのですが、今回は新たに9mm専用に一から設計し直しました。どちらかといえば新発売(2012年3月)のOナローコッペルに近い構造ですけども、これまでよりさらに組みやすく、組んでいて安心な構造になっていると思います。
この製品は4月(2012年)中の発売を目指して進行中です。どうぞご期待ください!
Comment (0) |  Trackback (0) | 

Oナローコッペルの組み立て「クロスヘッドピンのはんだ付け」

2012-03-22 | On16.5mm コッペルBタンク
Oナローコッペル組み立てのポイントの続きです。
クロスヘッドへメインロッドを取り付けには、普通にピンを使って行います。このピンはロストワックス製にしましたので、はんだ付けの方が簡単かと思います。ロストは柔らかいので叩くと曲がってしまいますので・・・。ピンにはんだ付けするのは不安を感じるかもしれませんが、多くの方がそうされているように、スペーサー&はんだ止めとして紙を挟む方法が失敗なく簡単です。私の場合、以下のようにやってみました。


(はんだ付け後に取り去ったスペーサーの紙切れ)

付箋をプラ板へ貼り、端っこにφ0.8mmの穴をあけて、穴から端へ切り込みを入れておきます。その紙をクロスヘッドとメインロッドの間に挟んでピンをはんだ付けします。ピンは軽くキサゲ刷毛を当てて磨いておくと良いかもしれません。準備ができたらはんだをチョン付けし、後は紙を取り去って完了です。
付箋だとその辺にありますし、のりが付いているのでプラ板に固定できます。手許のものはt0.1mmだったので隙間として動作にちょうど良い厚みでした。これまでこの方法ではんだ付けしたものは一回も失敗したことがありませんので、準備が面倒ですけども良い方法なのかと思います。

次にバルブギアのチャックレバー(1)とガイドレバー(4)の固定方法ですけども、ここには長いカシメピンを使うように説明してありますが、ふと思いつきまして、普通の1.5mm長のカシメピンでも工夫すれば取り付け可能でした。


(組立説明書から抜粋。番号はここでの説明用です。)

まず1〜3に0.8mmドリルロッドを差し込んではんだで固定します。ドリルロッドを抜いて、次に1〜3に4〜5を差し込んで、1の裏の穴から5のピンをはんだ付けして完了です。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

Oナローコッペルの組み立て「クロスヘッドの溝」

2012-03-20 | On16.5mm コッペルBタンク
Oナローコッペルの組み立てのポイントの続き、クロスヘッドの溝の調整です。
今回は事情によりクロスヘッドの上下の溝がやや甘くなってしまいました。申し訳ありません・・・。ですので、2本のスライドバーの間を軽く動くようにするために、糸鋸か薄い平ヤスリなどを使って溝を少しヤスる必要があります。糸鋸の場合は立てたり横にしたりしてゴリゴリやります。平ヤスリの場合は、普通の平ヤスリのコバでは溝に入りませんので(溝の幅の設計値は0.8mm)、模型用ではありませんが、ギター製作用の薄い平ヤスリを使えば簡単にヤスれます。

極薄平ヤスリの例(アマゾン)


ちなみにこのヤスリの厚みは実測で約0.6mmでした。千円くらいですので1本持っていると何かと使えそうです。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

Oナローコッペルの組み立て「クランクピン」

2012-03-18 | On16.5mm コッペルBタンク
Oナロー「コッペル5tボトムタンク」の組み立てのポイント、今回はクランクピンです。
バルブギヤを付ける際には、輪心へロッドピンを接着する前に、あらかじめクランクピンを組み立てておく必要があります。試作機ではピンセットの空中技で仕留めましたが、本来なら治具なり固定具を作るのが早道かと思います。そこでその辺の道具で簡単にできる固定具を考えてみました。



写真がそれです。固定具というよりは固定方法ですね。
ベークの角材に1.5mm厚の真鍮平板をテープで固定し、両面テープを貼った上にカシメピンを裏返しで置きます。その上にクランク板を裏返しに置いてさらにテープで固定します(写真ではこれからテープを貼る状態です)。ピンが垂直に固定できているのをチェックしてからピンの裏をジュッとはんだ付けします。さらにロッドピン長をクランク板裏側へはんだ付けして終わりです。クランク板の裏側にはロッドピンの頭がすっぽり入るようになっていますので、ロッドピンの位置決めは固定具不要で簡単にできます。
ただとても近いところで2回はんだ付けしなければなりませんので、手早くやらないと隣のはんだが溶けてしまいます。そこで、一回目は300℃くらいの高温はんだ、2回目は200℃くらいの普通のはんだを使えばその心配がなくなります。最後にカシメピンの裏側をヤスって平滑にしておきます。
ちなみにはんだ付けする際にテープがゆるみますので、コテを押し付けてしまってパーツを動かすことの無いように注意が必要ですね。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

Oナローコッペルの組み立て「インジェクタパイプの曲げ」

2012-03-17 | On16.5mm コッペルBタンク
新発売(2012年3月)のOナローコッペルキットを組み立てる際に、少し工夫が必要かなという部分を何回かに分けて説明します。ご自分の手法をお持ちの方には不要かもしれませんが、ご参考までに。まずは「インジェクターパイプ」です。

コッペルのボイラー横のインジェクターパイプ(コッペルのパーツ名ではフィードパイプ)はビヨヨンと曲がっていて模型で作るのが面倒なパイピングのひとつかと思います。ワークスとしては、線径に合わせた段付きワッシャを旋盤で挽いて真鍮の厚板へネジ止めした治具を作ってあるのですが、もっと身近な材料で試してみましたのでご紹介します。使った材料は1mm厚のプラ板とキット付属のM2mmネジ(ネジの頭は3mm)です。



適当な大きさのプラ板を用意して4mm弱の間隔でφ1.7mmの穴をあけます。そこへM2mmネジをセルフタッピングで止めます。右のネジの上方15mmくらいの所に1mmの穴をあけます。これで治具は完成です。周りにたくさんあいている穴は寸法を変えて何回かやった穴やその他の用途のものです。
作り方は、まず左のネジをはずして、真鍮線の端を90°曲げて右上方の1mm穴へ差し込み、反対側をプライヤーで握ってネジ頭の外周をグイっと180°回します。これでU字型になります。次に左のネジを止めて、同様に反対向きへグイっと90°曲げます。形ができあがりますので必要な長さに線材をカットして終わりです。文章で書くよりも写真を見れば分かりますね。
ネジの間隔や位置、グイっとテンションの掛け方で微妙にアールが変わりますので、何本か作って良いものを選ぶとよいかと思います。プラ板でなく真鍮板を使えば均一のアールのものができやすくなります。
Comment (0) |  Trackback (0) | 

Oナロー コッペルの走行ビデオ

2012-03-12 | On16.5mm コッペルBタンク
まもなく新発売(2011年3月)のOナロー「#0211 コッペル5tボトムタンク」の試走ビデオをアップしました。

「 Oナロー16.5mm #0211 コッペル5tボトムタンク / On30 O&K Welltank Loco 」


こちらビデオに同じタイプのバルブギヤのロコ(実物)が写っています(5分30秒頃)。
「Statfold Barn Railway - 31/3/07」(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=QK-38ZTXOX0
Comment (0) |  Trackback (0) |