しょうくんの ちょこ勉

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竹取物語のあらすじ

2010-11-02 | 古文を学ぶ
 竹取の翁は竹の中で見つけた女の子を育てることになった。
女の子はわずか3ヶ月ほどで娘に成長した。
おじいさんは黄金入りの竹を取ることが続き、お金持ちとなった。
世の中の男は身分の上下おかまいなしでかぐや姫を自分のものにしたいと思っていた。
求婚者の中でも5人の貴公子はあきらめず夜も昼も訪れた。
かぐや姫は5人の中で自分の望むものを見せてくださった方の妻となるという。

 石作(いしつくり)の皇子(みこ)は御石(みいし)の鉢(はち)をインドに探しに行くと言っておいて、三年ほどして山寺の真っ黒にすすけた鉢を持ってきた。
にせものとばれて、恥をかき、あきらめて帰ってしまった。

 倉持(くらもち)の皇子は蓬莱(ほうらい)の玉の枝を取りに行くと言っておいて、大阪の港を出発したふりをし、優れた技術を持つ者を呼び寄せ、人目に触れないようにして玉の枝を制作した。
出来上がると、船で帰ってきたふりをして、おじいさんをだました。
航海を続けて、鬼に会ったとか、病気になったとか、蓬莱山には輝く木がたくさんあったとか、さんざん嘘を言っていると、玉の枝を作らせた技術者がやってきて、まだお給料をもらっていないと言う。
皇子は嘘がばれて、落ち着かず、やしきから抜け出した。
かぐや姫にほうびをもらった技術者たちを待ち伏せていためつけ、恥ずかしさのあまり何年か姿をみせなかった。

 右大臣 阿部(あべの)御主人(みうし)は資産家であったので、中国の商人にお金を払って、火鼠(ひねずみ)の皮衣(かわぎぬ)を頼んだ。
商人はインドでやっと見つけたがお金が足りないと言って、疑いもしない右大臣からさらにお金を取り立てた。
右大臣はかぐや姫に燃えない証拠に火をつけてみてくださいと言われ、火をつけた。
燃えてしまうと青ざめ、かぐや姫は大喜びした。

 大納言 大伴(おおともの)御行(みゆき)は家来全員を集めて、竜(たつ)の首の珠(たま)を取ってくるように命じた。
家来たちは足のむくままに出かけ、隠れたり、好きなところに行ったりしていた。
大納言はかぐや姫のために家を建て替え、待っているが、誰も帰ってこないので、自分で九州まで出かけていった。
暴風になり、兵庫県に流れ着き、ぼろぼろになった。
やっと帰り着いた大納言はかぐや姫は悪党で自分を殺そうとしたと言い、元の奥さんに笑われた。

 中納言 石上(いそのかみ)麻呂足(まろたり)は燕(つばめ)の子安貝(こやすがい)を取ろうと、燕が食糧を扱う役所にたくさんいると聞き、家来を足場に上らせた。
人がいると逃げてしまうと教えられ、子を産む瞬間にかごで引き上げることにし、自分で上るが綱が切れて落ちてしまう。
その上、取ったと思った子安貝はふんであったので、元気をなくし、亡くなってしまった。

 かぐや姫の美しいことを噂に聞いた帝(みかど)は、内侍(ないし、高級女官)に見てくるように言うが、姫は会いもしない。
帝はおじいさんを呼び、宮仕えさせようとするが、そんなことなら姿を消してしまうと姫は言うことを聞かない。
帝は狩りにかこつけて会いにいくが、かぐや姫は光を発する姿となり、消えてしまう。
帝はかぐや姫の面影が心に残り、姫と手紙のやりとりをする。

 三年ほどの月日が流れた。
姫は月を見て嘆き、帰らなければならないことを打ち明ける。
おじいさん、おばあさん、使用人もみな、嘆き合った。
帝の耳にも届き、姫を守るために2千人の兵士を派遣した。
やがて、天人が来ると、みな力が抜けて、物によりかかってしまった。
おじいさんが善い行いをしたので、姫を遣わして、お金持ちにしてやったのだと王は言い、かぐや姫に不死の薬を飲ませた。
姫は天の羽衣を着ると今の気持ちを忘れてしまうので、その前に帝を慕っている気持ちを手紙に書いた。
羽衣を着た姫は、おじいさん、おばあさんを気の毒と思っていたことも忘れ、天に昇っていった。

   最終話(帝、姫の形見を富士で焼く)は次回。
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