NLP自習室

NLP自習室はNLPを自ら学び練習する場です。NLPは行動や心理的な状態を自分にとって望ましいものに変化させる道具です。

第1091回 ミルトン・モデル

2017-07-31 07:45:07 | NLP
◆日時
2017年7月31(月)6:40から約30分間

◆内容
「面白いほどよくわかるNLPの本」(梅本 和比己 著)を読んで、
ミルトン・モデルの復習をしました。

【ミルトン・モデルとは】
催眠療法のミルトン・エリクソンの言葉づかいを分析・体系化したもの。

【ミルトン・モデルの特徴】
曖昧な言葉を使い、相手に自由にイメージさせる。

【ミルトン・モデルを使うことで期待されること】
曖昧な言葉に対して自分自身の体験などの中から適した解釈を導き出す。
それによって新たな気づきが生まれたり、結果として行き詰まりの状態からの脱出につながる。

(ミルトン・モデルの例)
〇原因がどのように結果を引き起こすのかを伝えない。
・あなたはゆっくりと呼吸します。そして、あなたはどんどん落ち着いている自分に気づき始めます。

〇「完全」「すべて」「いつでも」「誰でも」などの言葉を意図的に使い、当たり前のことだと思わせる。
・どんな人の周りにも幸せの種があります。その幸せの種に気づいてください。

〇「〇〇すべきだ」「〇〇すべきでない」「〇〇しなければならない」「〇〇に違いない」などの言葉を意図的に使う、
・今こそ、あなたの中に眠っている力を発揮するべきです。

〇名詞化することで、具体的な情報を言わない。
・日々、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。

〇誰のことを指しているのか言わない。
・あなたを助けてくれる人たちがいますよ。

〇意図的に内容の一部を省略する。
・大きな幸せを手に入れてください。

〇具体的なプロセスを伝えない。
・きっとうまくいきます。

(思ったこと)
ミルトン・モデルを使うと、気分が上がりますね。

第1090回 メタ・モデル

2017-07-30 08:32:18 | NLP
◆日時
2017年7月30(日)7:45から約30分間

◆内容
「面白いほどよくわかるNLPの本」(梅本 和比己 著)を読んで、
メタ・モデルの復習をしました。

【メタ・モデルとは】
1970年代、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが
その当時の天才セラピスト、フリッツ・パールズ、ヴァージニア・サティアがクライアントから情報を得る際、決まった質問をしていることを発見し、NLPで1番最初に体系化したスキル。
人は伝えたいことを言葉にする時、情報を省略、歪曲、一般化し、情報の一部だけを表現する。情報のほとんどは失われている。それらの情報を取り戻すための質問がメタ・モデルである。

【メタ・モデルを使うことで目指すこと】
相手の話をより具体化したり、明確化したり、一般化によって固定されていた信念の幅を広げる。

(メタ・モデルの例)
〇省略
省略された情報を取り戻す。
「私は怖いのです。」
→「あなたは、何を(誰を)恐れているのですか?」

〇名詞化
名詞で表現された出来事の具体的なプロセスや真意を明らかにする。
「私は評価されていないのです。」
→「あなたは、どのように認めてもらいたいのですか?」

〇原因と結果
原因と結果の因果関係について、より具体的な情報を得る。
「あなたにはイライラさせられる。」
→「私がどのようにあなたをイライラさせているのですか?」

〇読心術
直接のコミュニケーションなしに相手のことが分かると思い込む。決めつける。その解釈の理由を確認する。
「私はみんなから嫌われている。」
→「どのようにして嫌われているとわかるのですか?」

〇自分のルールや考えを人に押しつけようとする
行動する主体が明確でない。誰がそう思っているのか明確にする。
「これが正しいやり方です」
→「誰にとって正しいのですか?」

(思ったこと)
気持ちが落ち込む時、人のせいにしたり、相手を決めつけている自分だったと思いました。
気持ちが落ち込んだ時は、メタ・モデルを自分に使うタイミングが来たということ。
まずは自分に使ってみます。

第1089回 コミュニケーションには落とし穴がある(省略、歪曲、一般化)

2017-07-29 07:26:25 | NLP
◆日時
2017年7月29(土)6:20から約50分間

◆内容
「面白いほどよくわかるNLPの本」(梅本 和比己 著)を読んで、
会話をしても話がうまくかみ合わなかったり、伝えたいことが相手にうまく伝わらなかったりといった、スムーズに会話ができなかった時の要因は、個人的な会話技術の未熟さの他に、
人が言葉を発する際のプロセスにあること、
メタ・モデルを使う意義を整理しました。

【言葉にすると、情報の多くが省略される。】
人は言葉を発する時、何らかの体験を思い浮かべたりイメージして、それを言葉に翻訳して相手に伝えます。
その時、体験やイメージのほんの一部しか言葉に置き換えられません。
その他の情報は全て「省略」されてしまうということが起こることがあります。

【言葉の受け取り方は人それぞれ】
人はそれぞれこれまで育ってきた環境や体験してきたことが異なります。
育った環境や体験によって、価値観が作られると言われています。
人は価値観による独自のフィルターを持っていて、
受け取った情報を自分なりの見方で捉えるため、現実とは異なってくることがあります。
これを「歪曲」と言います。
人はそれぞれ育った環境や体験してきたことが異なりますから、同じ言葉であってもその捉え方は人それぞれ異なるのは当然のことと言えるでしょう。

【言葉を一般化する】
1つの例をあたかもそれ全体のように表現する「一般化」が行われることもあります。
例えば、
「みんな〇〇だよ」
「いつもそうなんだ」

「みんな」「いつも」そうなのかな?
と考えてみた時、実はそうではないこともあると思います。

【省略、歪曲、一般化が起きた時には】
言葉を使う時、省略、歪曲、一般化が起きがちだということを知りました。
それでは、その事実を受け止めて、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
1つの方法として、言葉による失われた情報を取り戻し、抽象化された情報を明確にするため、確認することが考えられます。
NLPでは、確認する質問として「メタ・モデル」を使います。

【メタ・モデルを使うことで期待されること】
聞き手は、相手の体験をより深く理解することができます。
話し手は、体験自体の意味が明確になったり、行動を制限するものに気づいたり、問題解決の選択肢を増やすことが可能となります。

(思ったこと)
スキルを使う時、なぜそれを使うのか、それを使うことでどんないいことが自分にも相手にも起こるのか押さえておきたいと思いました。
メタ・モデルを使うのは、話し手のサポートをするため。相手をより深く理解するため。
そのためには、まず相手との信頼関係が必要。
メタ・モデルを使う前に、相手との信頼関係を築く努力をしよう。

第1088回 ブレイクステート

2017-07-28 06:34:33 | NLP
◆日時
2017年7月28(金)6:20から約5分間

◆内容
『「仕事の苦手」がみるみる消える本』(梅本 和比己 著)を読んで、ブレイクステートを整理しました。

【ブレイクステートとは】
ある状態を破ること。

【ブレイクステートを知り、活用することで期待されること】
嫌な状態を中立の状態に変化させることができる。

(ブレイクステートの例)
深呼吸する。
歩く。
背伸びをする。
部屋の中を見回す。
水を飲む。

(やってみたら)
普段から誰でもやっていること。
それを意識的に活用するかしないか。
その違いは大きいと思いました。

記第1087回 リフレーミング

2017-07-27 06:42:02 | NLP
◆日時
2017年7月27(木)6:00から約30分間

◆内容
「面白いほどよくわかるNLPの本」(梅本 和比己 著)を読んで、リフレーミングを整理しました。

【リフレーミングとは】
「フレームを掛け替える」という意味で、視点を変えること。

【リフレーミングを知り、活用することで期待されること】
リフレーミングすることで、状況や意味の違いを体験することができ、ある行き詰まった状況を緩和できる。

【状況のリフレーミング】
ある行動に対して、それがメリットとして活かされる別の環境や状況を見つけること。

例えば、せっかちで困る人。
せっかちは見方を変えると何事も早め早めに行動するということ。
早めに行動することで役立つ状況は?
待ち合わせに遅刻する心配がない。

【意味のリフレーミング】
ある行動に対して、状況は変えず、別の意味を持たせること。

例えば、子どもが洋服を汚すので、毎日、お洗濯が大変。
たくさん服を汚すのは、子どもが元気な証拠。

(意味のリフレーミングの練習)
ステップ1 不平や不満を見つける
ステップ2 別の意味を考える
ステップ3 ステップ1の不満を言った後、ステップ2で考えついたリフレームを言う。

例えば、
毎日暑い。暑くてうんざりしてくる。
熱い時は、かき氷が美味しいな。

(やってみたら)
昨日食べた「シロクマ」のアイスのことを思い出して、
美味しさを再び味わえました♪
この暑い状況は変えられませんが、この状況だからこそ楽しめることがありますよね。
この状況だからこそ楽しめることに意識を向けて今日を過ごそう。