紫有人

 

ナビスコ第5節名古屋戦

2010-05-31 02:31:16 | Weblog
前節、アウェイで新潟に4−1と快勝し、悪い流れを完全に払拭したウチは今節は名古屋と対戦。
前節同様のメンバーで挑み、布陣もそのままに。

試合後に監督は、郭が戻っても3バックを継続するといった内容の発言をしています。
今節の勝利で良いサイクルが始まったと考えていい訳ですから、これを継続するのは当然でしょう。
ブロックを固めてカウンターに徹する戦いに路線変更したとも取れると思うんですけど、リーグでは先制するも追加点を奪えずに逆転されるケースが多々ありました。
そこで攻守のバランスやリスクマネージメントの考え方の修正をしたことが今の結果を導いているのであり、監督の談話にあるように試合展開でカウンター戦術でシフトしているように見えるのだと思います。

試合は、互いに慎重な入り。
ウチは今季はずっと慎重な入り方をしていますから、いつものような入り方だったと思います。
ウチがブロックを作って対応することから名古屋がポゼッションする時間が長かったんですけど、ラストパスやクロスの質が低く名古屋はチャンスを作れませんでした。

ただし、最初の決定的なチャンスは名古屋。
17分、安藤が自陣で決定的なパスミス。
そこから崩されてエリア内で橋本がドフリーになるも失点せず。
開幕当初ならば、このような単純で決定的なミスが失点に直結していたんですけど、相手の個のレベルの低さもあって失点しませんでした。

ただ、個人的には名古屋がW杯や怪我人で思うようなメンバーが組めなかったであろうことから起こったシーンのように思いますし、リーグが再開してそれぞれのチームの主力が出てきたら確実に失点していたでしょう。
今の良い流れや、そういった相手のメンバーの問題もあってラッキーにも失点しなかったんですけど、気をつけたいミスだったと思います。

18分にはバイタルエリアでフリーになったブルザノビッチがミドルを放つも枠外。
ブロックを固めるウチに対して、名古屋は攻めあぐんでいました。

24分にはセットプレーからウチにいい場面が。
左サイドでのFK、キッカーのディエゴの放ったボールはファーサイドへと向かい、そこにはドゥトラがいたんですけど、オフサイド。
セットプレーでファーのドゥトラにあわせるという狙いは第10節・清水戦の2点目でも見られました。
ウチは高さのある選手が多いですけど、相手も高さに強い選手を中央には配するでしょうから、その中央を外してファーで勝負するというシーンは今後も見られるでしょうね。

名古屋も直後に増川のロングフィードをウチの左サイドで小川が受け、中央で叩いて「田中ハヤマ(by渡辺和洋フジテレビアナウンサー)」がクロスも平井の正面というシーンを作っていました。

28分はウチ。
右サイドの角田から太亮へロングフィード、太亮はドゥトラとのワンツーを試みる。
太亮はリターンを貰い、DF2人に囲まれながらも良く粘って再びドゥトラへ、太亮に相手が2人寄せていたので、ドゥトラにはスペースがありそこで強烈なミドルを撃つもGKに阻まれる。
このシーン以外でも太亮は左サイドの高い位置でスキルの高さを発揮していましたし、いい出来だったと思います。
今の布陣での彼のポジションは彼が適役でしょうから、ナビスコで更なる経験を積みリーグ再開に備えてもらいたいものです。

また、多くの選手のミドルの精度がもうひとつな中、ドゥトラのミドルの正確性は目を見張るものがあり、その威力も素晴らしいものがあります。
相手がブロックを形成してきたケースなどで3トップのカウンターが発動しにくい状況では、彼のミドルも大きな武器になっていくでしょうね。
そして、ゴールシーン。
38分、森下のフィードを柳沢が胸で落とし、それをディエゴが右足でダイレクトでリターン、柳沢が左足でミドルを決める。
丁寧な胸での落とし、素晴らしいシュートと柳沢の個のレベルの高さで奪ったゴールだったと思います。

反撃したい名古屋は40分、阿部のアーリークロスを巻がダイビングヘッドであわせるも僅かに逸れる。
ここまでに記述した名古屋の攻撃シーンはウチのミス以外ではミドルかアーリークロスとウチのブロックの前での攻撃しかないということが、何よりもウチのブロックが機能していたということを証明していると思います。

後半も前がかりの名古屋、カウンターの京都の展開。
ただ、集中力、運動量、アイデア、精度、覇気と多くのものを欠いていた名古屋の攻めは脅威でなく、一方でウチはドゥトラ、ディエゴが自陣からボールを運び、それにキレキレの柳沢が絡むというシンプルなカウンターで相手に脅威を与えていました。

46分、ドゥトラが自陣からドリブル、中盤の選手を2人かわして併走していたディエゴへ、ディエゴのファーストタッチが大きくDFにクリアされるもそれを角田がダイレクトでミドル。
角田はフィード、ミドル、繋ぎとチエゴが求められていたであろうプレーをソツなくこなしていました。
このところ結果が出ていることに関して、どうしても布陣変更に目がいきがちですけど、それと同等に柳沢、ドゥトラの調子が上がりディエゴへの依存度が大きく下がったことやボランチコンビの安定なども大きいと思います。

49分、水本→安藤とボールを運び、ディエゴが左サイドに流れながら高速クロス、これを柳沢が素晴らしいファーストタッチからループ気味のシュートも枠外。
もし、このプレーがゴールしていたらなら、間違いなく個としては今季ベストゴールになっていたと思います。
それほどに柳沢のシュートに至るまでのハイレベルで流れるようなプレーは素晴らしかった。
残念ながら宮吉のプレー時間は今後は少し減っていくでしょうね。

いいところのない名古屋は64分に杉本、田口を同時投入し打開を図るも、流れは変わらず。
69分、ディエゴが自陣から中央をドリブルで突進し右サイドの柳沢へ、柳沢はエリア内で仕掛けて1人かわして左足でシュートもDFに当たる。

73分にようやく名古屋。
ウチの左サイドで小川が左足でクロス、DFに当たり高く舞い上がったボールはそのままゴール方向へ、これをファーでフリーの選手がヘッド、飛び出していた平井を抜けるもゴールギリギリで水本がクリア。

76分、自陣左サイドで太亮とディエゴのパス交換から柳沢を経由してディエゴがドリブルからのミドル。

77分、名古屋は小川→花井で3バックに変更。
ウチは柳沢→中山。
86分、ドゥトラ→西野。

そのまま試合終了。
慎重な入りからゲームを進め先制し、そこからはカウンター中心にシフトする狙い通りの試合運びで完封勝利。
3連勝は素直に喜びたいところですが、余りにも名古屋が低調だったと感じました。

また、中断前と同じように個の決定的なミスから危険なシーンもありました。
そういった部分もきっちりと修正していって隙の少ないチームにしつつ、主体的なサッカーを再構築していってもらいたいと思います。






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アーリークロス セットプレー バイタルエリア フジテレビアナウンサー オフサイド ポゼッション ブルザノビッチ
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6 コメント

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Unknown (sakyoumaro)
2010-05-31 20:36:54
ご無沙汰しております。
73分のゴーラインぎりぎりでクリアしたのは水本のようですね。
あと、次節FC東京戦に安藤が累積で出場停止のようなので誰を代わりに起用してくるのかが気になります。
Unknown (nlns)
2010-05-31 23:36:30
sakyoumaroさん、ご指摘ありがとうございます。
早速、訂正させていただきました。

代表戦の生中継の後にこのゲームを見て眠たかったのと、映像の都合でクリアした選手を確認しづらかったというのが言い訳です。

安藤の代役ならば、弘堅なのではないでしょうかね。
チエゴは完全にフィットさせる為に時間をかけているような印象ですし、中山は2列目での起用をメインに考えていると個人的には思っているのが、弘堅が代役と思う理由です。
Unknown (neo-P)
2010-06-01 06:41:01
安藤の消極さ?が」気になりました。
前に行かないのか、行けないのか。
ボールキープかパスなのか。
他のメンバーと比して、2テンポ程、遅れてたように見えました。
彼の復調がないと安定した攻守の切り替えは厳しいです。
ただ、監督は交代やポジション変えをしませんでした。現状、あの位置は安藤に任せるから、きっかけを掴め、というメッセージとみました。それに応えてもらいたいですね。
FC東京戦 (ジイ)
2010-06-01 20:08:49
ようやく結果だけは出せた3連勝ですね。指摘されているように名古屋の低調に助けられた感があります。逆に圧倒的なチャンスを物にできず1点で終わった焦燥感がサポーターを襲っているのではないでしょうか?次の東京戦、長友、今野の代表組が抜けた相手で圧倒的な強さを見せてほしいですね。
そして最後には2002年の再現をサポーターとして期待したいです。
ナビスコカップ 3戦 (マテウス)
2010-06-01 22:36:03
いい結果が続いてます。

相手チームの主力選手が抜けていることも大きな要因であることは、間違いないですが、チームとしての意図が全体にいきわたり、機能しだしているように感じます。

当面
3バック体制を継続するならばカクテヒの能力を上手く引き出せるかどうかが大きく影響するでしょう。
現にカクテヒが居なくなってからの形ですから・・・

それと慣れてくると相手チームに恐怖感をもたすであろうと期待していた
ドトゥラが頭角を現してきたことが最大の要因!

まわりも上手く使い、まえの3人のコンビネーションがもっとフィットしてくればリーグでも結果はついてくると思います。

とりあえずF東京に快勝し、リーグにつながっていってくれればと願っています。

PS:
皆、ヒライ イェ〜イが大好きですね
結構盛り上がります。




Unknown (nlns)
2010-06-01 23:27:12
neo-Pさん、コメントありがとうございます。

きっちりとリトリートしてリスクをかけないスタンスで戦っていたので、それが消極的に見えたのかもしれませんね。

リーグ開幕当初の角田のようなアグレッシブな攻め上がりはリスクを伴いますし、その結果長いトンネルに入った訳ですから、まずはバランスを重視しているのだと思います。

角田と安藤ならどちらも攻撃的役割も守備的役割にもこなせるでしょう。
監督は役割分担を明確にする考えではないようなので、現状ではいい組み合わせだと思います。


ジイさん、いつもありがとうございます。

とにかく結果が必要だった状況での3連勝なんで、理想的だと思います。

ホーム・FC東京は勝利が必要ですから、次節もこのゲームと似たような展開になるのではないでしょうかね。


マテウスさん、いつもどうもです。

郭のW杯は非常に残念ながら始まることなく終わってしまいました。
負傷箇所だけでなく、地の底まで落ちたであろうメンタルを再び持ち上げるにも時間が必要でしょうし、まずはゆっくりと治療に専念したもらいたいところです。
そして、この悔しさをJリーグで晴らしてくれることを信じています。

ドゥトラは、まだまだトップフォームではないんじゃないでしょうかね。
もっとパフォーマンスは向上すると思います。
ただ、個人的にはドゥトラを含めた3トップだけでない攻めの構築にも期待したいところです。



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