紫有人

 

第7節FC東京戦

2010-04-18 23:50:45 | Weblog
勝てたゲーム。
但し、守備面が大きく修正され、失った勝ち点2以上のモノを手にしたゲームでもあったと思います。

ウチは西野が中盤の右サイドで今季初の出場。
立ち上がりは、激しいプレッシングとロングボールでウチを押し込み、さらにそこからの激しいプレスでFC東京がリズムを作る。

しかし、先制はウチ。
11分、右サイドでのスローインを柳沢がヘッドで前方のスペースへ、これを西野がエリア内でクロス、中山のシュートが森重に当たりルーズボールになったところを角田が押し込みゴール。

これまでウチはスローインが苦手なような印象がありました。
相手に簡単にボールを渡してしまうことも多かったですし、ボールの出しどころに苦慮しているような場面も何度もありましたが、このシーンではそういった迷いは一切なく、増嶋→柳沢→西野とスムーズに流れていました。

また、最後のルーズボールに角田がきっちりと詰めていたことも良かったと思います。
ここまでボランチとして起用されていることが多い角田ですが、このゴールで早くも2点目です。
今季既にそれ以外にもあわやゴールという場面も何度もありましたし、彼の良さの1つであるアグレッシブさが存分に発揮されていると思います。

3列目が前線に飛び出すことで前線の厚みやリスクをかけて人数をかける攻撃が成り立つ面は大きいですし、中盤での守備でも大きく貢献していますから今季のサッカーにおいて角田が果たしている役割は非常に大きいように思います。

守備面の修正を念頭に置いたアウェイゲームで早い時間に先制することができたウチがブロックを形成して守るのは当然の流れですし、「上がる前に点が入ったのでリスクを冒すよりも、しっかり守ってチャンスがあれば、攻め上がろうと思っていた。」と増嶋がコメントをしているように、リスクをかけずに守備にバランスを傾ける展開となりました。

攻めあぐねるFC東京は配置変更を施したり、攻撃的な選手を続けざまに投入したりして局面の打開を図りました。
すると73分、郭のクリアボールが角田に当たり、そこから重松がPKを獲得し同点に。
重松は得点場面以外でもアグレッシブなプレーが目立ち、若々しさや勢いが感じられるいいプレーヤーだと思います。

ウチはその後、宮吉やダンを投入し流れを引き戻そうとするも、そのままドローで試合終了。

結果的にドローに終わりましたが守備面の修正は図られたゲームでした。
組織的な守備を取り戻したことは今後を考えれば、非常に大きいと思います。
このゲームのように先制すれば、しっかりとブロック作って組織的に守ることができ、同点やビハインドの状況ではこれまでのようにリスクを背負って得点を奪いにいくことができれば、勝ち点3を積み重ねることができるようになるでしょう。

ただ、前節に課題となった前傾姿勢になったときのリスクマネージメントは試合展開もあり、それほど披露できませんでした。
しかし、これだけ組織的な守備が構築できていたのであれば、そこも大過なくクリアできるでしょう。

監督のいうように勝てたゲームですし、勝ち点2を落とした印象は強いのですが、手にしたものは確実にあるので、これから取り戻していけると思います。






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第6節名古屋戦

2010-04-11 01:23:56 | Weblog
悪くない内容も名古屋の効率のいいサッカーに屈し、0−2で敗戦。
但し、名古屋にしてみれば、プラン通りの完全勝利。
名古屋は華麗なサッカーだけでなく、こういった手堅いサッカーも身につけ、本格的にタイトルを争うクラブへ生まれ変わろうとしている印象を受けました。

綺麗に繋いで崩して点を奪うパスサッカーが良いサッカーという風潮が非常に強いですし、これまでのウチのサッカーへの評価もそういった観点から低く見られていると思います。
リスクマネージメントを重視することや、手数をかけない単純な攻めも非常に大事なものですし、何本も何本も華麗にパスを繋いで完全に崩したゴールも、1人のタレントが独力で奪ったゴールも、ロングボール1本で挙げたゴールも同じ1点ですし、ゲームの目的は勝つことですから、手堅いサッカーももっと評価されるべきだと僕は思います。

確かに面白くはないですけど、勝利に勝るものはないですからね。

ウチは片岡をアンカーで起用し、チエゴをRSBにしたスタメン。
監督はこのメンバーについて、チエゴに「コミュニケーションの問題というか、サッカーの感覚の問題」があり、一度慣れたポジションであるRSBに戻したが、RSBでも「チームのやろうとしていることをまだ理解できていない」と判断し、前半で下げたと発言しています。

このゲームでもチエゴはセットプレーで闘莉王のマークを外し、先制ゴールを許しています。
チエゴの頭を整理してやる意図でRSBで起用したんでしょうけど、先制ゴールを許すミスを犯しただけでなく、RSBとしても十分な働きが出来なかったということですから、監督の起用は失敗だったということですし、それを監督も認識していると思います。

チエゴのイージーなミスが失点に絡むことはここまでも多々ありました。
RSBとしても、後半に出場した増嶋の方が遙かに良い出来でしたし、立場が厳しくなっていくことが予想されます。
ただ、コミュニケーションやサッカーの感覚の問題がチームの求めるレベルに達すれば、高さ、強さや展開力などアンカーとして必要な要素を多く備えている選手なので、チームに欠かせない選手になれると思います。
また、初めての海外移籍ということもあり、まだまだ様々な面でフィットしきれていないのでしょう。
年齢的にも若いですし、ポテンシャルの高さは感じるので現時点で判断するのは時期尚早すぎると思います。

彼がいないとアンカーは主に片岡が務めることになるでしょう。
守備面で安定感あるプレーをしていましたし、コミュニケーションやサッカーの感覚の問題もないものと思われます。
ただ、ゲーム内容も悪くなく中盤も機能していたんですけど、それは名古屋の中盤の枚数の問題や戦い方、試合展開など様々な要因が絡んでのことでもあると思うので、単純にアンカーがチエゴから片岡に代わったから、中盤がスムーズになった訳ではないと思います。

8分に闘莉王のゴールが決まって以降もウチは自分達のやりたいサッカーを表現できていたと思いますが、23分に大剛が負傷交代。
仕掛ける選手が少ないチーム状況の中、早く大剛にはトップフォームに戻ってもらいたかったところですから気になる交代になってしまいました。
交代で入った弘堅は悪くはなかったと思いますが、ラストパスであったりクロスの精度が低く、チームに勢いをもたらすまでには至らなかったと思います。

後半、チエゴに代わって入った増嶋は非常に良かったと思います。
その結果、両SBが非常に高い位置を取って、サイド攻撃を展開する今季のウチのスタイルが良く出ていたと思います。
増嶋は昨シーズンまではSBとしての資質を疑問視され、酷評されることも多かったように思います。
今季、チームのスタイルの進化によって、思い切ってプレーできる環境が整ったこともあるでしょうけど、今季の増嶋には個人としてのレベルアップも感じます。

後半の立ち上がりはチームとしての勢いも感じたんですけど、そこを名古屋に逆手に取られて追加点を許してしまいました。
55分、楢崎からのボールをケネディが競り勝ち、これをマギヌンが繋いでケネディがゴール。
その後も名古屋の堅い守備を崩すことはできずに試合終了。

ディエゴが下がることについて。
監督は「今日は、僕はいいポジションを取っていたと思います」と発言しています。
確かにこのゲームでは、ウチは自分達のサッカーを比較的表現できていましたし、ディエゴがイラついて下がってきたというようにも感じませんでした。
なので、ディエゴが下がって受けにくるのは、彼の独断でなく戦術的なものであったということなんでしょうね。

ただ、監督が「下がり過ぎてもいけないですし、上がり過ぎてもボールが回らなくなる」と発言しているようにバランスの問題なのでしょう。
ディエゴがイラついて下がってくるように感じるときはバランスを崩しているということでしょうし、ディエゴが下がるということは絶対悪ではないということなんでしょう。

これまではディエゴが下がってくると全く形になっていませんでした。
今回初めてと言ってもいいくらいにディエゴが下がっても、チームの形がある程度は表現できていたということは非常に興味深いものでした。

中山が高い位置にいることや、角田がバランスを取っていること、両SBが昨季とは比較にならないくらいに攻撃参加できていることなどがディエゴが下がっても形になった要因にあるのでしょうから、そこはやはり組織力は確実に向上し、チームとしてのレベルも徐々に上ってきているということなんだと思います。








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第5節C大阪戦

2010-04-04 00:29:17 | Weblog
プランをきっちりと遂行できずに、相手のストロングポイントを消すことができなかったゲーム。

ウチはこのところの流れを踏襲したスタメン。
ただし、サブには宮吉、太亮、弘堅といった若手やドゥトラが。

立ち上がりは悪くはなかったものの、徐々にC大阪ペースに。
その最大の要因は、C大阪の最大のストロングポイントである香川、乾の2シャドーへの圧力が弱く、中盤で前を向いてプレーさせたことだと思います。

監督は試合後に「前半は向こうの1トップ2シャドーにこっちの4バックが対応して、アマラウとマルチネスのところに角田とチエゴがプレスをかけに行く形」とコメントしていることからもわかるように、起点となるマルチネスを自由にさせないプランだったようです。

C大阪は香川と乾というイマジネーション溢れる若きアタッカーが大きな武器ですが、彼らにボールを供給するマルチネスが攻守の大黒柱です。
ですので、マルチネスやアマラウといった3列目に自由にさせないことは、若きアタッカー陣に制限を与えることにもなりますから、当然の戦略だったと思います。

ただ、チエゴや角田が相手ボランチにプレスをかける結果、バイタルエリアにスペースが生まれているのにDFラインは2シャドーを待ち構えてしまい、彼らにスペースを与えてしまいました。
このことが最大の誤算だったのは明らかですし、C大阪の2シャドーにもっと厳しいアプローチをするか、角田もコメントしているようにラインをもっと上げて彼らのスペースを奪うといった積極的な守備が必要だったと思います。

先制を許すシーンでも追加点のシーンでも中盤で乾や香川へのアプローチが甘く、彼らに時間と空間を与えたことで失点しています。
プラン通りにDFラインが上手く対応することができていれば、試合展開は違ったものになっていたでしょうね。

0−2から宮吉、弘堅を投入し、攻撃的な姿勢を強め、70分には宮吉にリーグ戦初ゴールが生まれさらに勢いがつき、磐田戦の再現といったムードも生まれつつあったように感じました。
しかし、C大阪のレヴィー・クルピ監督は1点リードを守り切る逃げ切り態勢を敷かず、77分に播戸と家長を同時投入。
結果的にこの強気の采配が勝負を決めました。
家長は抜群のキープ力でチームに落ち着きを取り戻させ、播戸には勝負決めるゴールを決められました。
両監督の積極的な選手交代でゲームの流れが行き来する様は見応えがありました。

宮吉のシュートはジャストミートしなかったものの、結果としてゴールを挙げました。
これまでもシュートに至るまでの動きには光るものをみせていたので、ゴールという結果が出たことで次節以降はもっとリラックスしていいプレーできるようになるでしょう。
大剛やドゥトラがトップフォームでない現状では仕掛ける選手が少ないですから、宮吉の出番は多くなるでしょうし、短期的に観ても彼がゴールを挙げたことはチームにとって大きいと思います。
また、目立ったプレーはなかったものの、ドゥトラをデビューさせることができたのも収穫に挙げられると思います。




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第4節磐田戦

2010-03-28 00:49:14 | Weblog
ウチにリズムに磐田を引きずり込んで会心の逆転。
チームとしての粘り強さをものにしつつあると思います。

ウチは前節のメンバーを踏襲。
鬼門・ヤマハスタジアムでのゲームということで90分はまだ難しい大剛をサブに戻す可能性もあると思っていたんですけど、「ウイニングチーム・ネバーチェンジ」の鉄則に則ったメンバーでした。

立ち上がりは両チーム共に慎重な入りも20分にミスから先制を許す。
チエゴのバックパスが緩く、イ・グノに奪われ、目の覚めるようなミドルを突き刺される。
チエゴのパスミスによる失点はこれでシーズン2回目。
試合後に監督が「守備に関しては、増嶋と森下がかなり前がかりで出ていった穴を、2人だけでカバーするというのは難しいので、郭がサイドのカバーに行ったときは、チエゴが真ん中に戻るように、チエゴがサイドのカバーに行ったときは、真ん中を水本と郭が埋めるようにと。瞬間的に3バックのような形になるようにいつもトレーニングしている。」とコメントしているように、攻撃参加は自重しアンカーとして中盤の底に君臨しているチエゴが場合によってはDFラインに組み込まれ、水本・郭と3バックを構成するのが戦術のベースとしてありますから、チエゴが今季の戦術のキーマンになるのは当然です。

そのキーマンのチエゴが決定的なミスを重ねると、チームの根幹を揺るがすことになりかねないので、彼には「ポカ」を失くし、安定感のあるパフォーマンスをすることが強く求められると思います。
このゲームでも見せていたように、バイタルの番人としての守備は安心できるものですし、素晴らしい速度と正確性を誇るロングフィードは大きな武器になっていくでしょう。
それだけにイージーなミスを失くして、味方でなくシジのように相手に「残念感」を与える選手になってもらいたいものです。

水本・郭・チエゴのユニットは今後、まだまだ熟成していきレベルの高いものになっていくでしょう。
そして、両SBの果敢な攻撃参加や前線に人数をかけるアグレッシブな姿勢はこの3人の安定感があってこそのものです。
水本は当然として、郭も早くも安定感を見せているだけにチエゴにも早く安定したパフォーマンスを見せてもらいたいものです。

特に見どころなく前半を終え、後半開始早々の47分にディエゴのスーパーなミドルが決まり同点。
しかし、58分にはイ・グノが仕掛けてパスを受けた松浦がPKを獲得し、これを前田が決め突き放される。
これまでなら、ここで意気消沈して「また、イ・グノか」なゲームになるところだったんですけど、このゲームでは非常に粘り強く戦うことが出来ました。

66分、中山が柳沢へ見事なパス、これを柳沢が技術の高さを強く感じさせるゴールで同点に追いつく。
中山の視野の広さ、柳沢の技術の高さとハイレベルなゴールだったと思います。

後半総じては行ったり来たりな展開だったんですけど、磐田が中盤での落ち着きどころがなく、ウチのサッカーに付き合ってくれたのがこの結果になった大きな要因だと思います。
そして、それには監督が言うように運動量の問題もあったと思います。

92分、DFを削り荒田を投入し、前がかりでお得意様の京都から勝ち点3をもぎ獲ろうとする磐田を嘲笑うかのようなループを中山が決め、胸のすくような逆転。

個人的にはウチと磐田で、ウチの方が試合巧者と感じさせるのは隔世の感があります。
ここまで未勝利でのゲーム、相手はカモの京都、しかしながら二度追いつかれる嫌な展開といった流れが磐田をあそこまで前がかりにしたのでしょうけど、あまりにリスクマネージメントがなされていないように感じました。

一方で、ウチはロングボール合戦による間延びしたゲームにも守備陣が良く耐え、我慢強く粘り強く戦うことでウチのリズムにして磐田から冷静さを奪うことが出来ました。
鬼門でのようやくの勝利、去年は一度もなかった連勝ということよりも、そういったゲーム運びが出来たことが素晴らしいと思いますし、そういった経験を重ねることでチームはレベルアップしていくのだと思います。
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第3節仙台戦

2010-03-24 15:03:07 | Weblog
遅まきながら仙台戦の感想を簡単に。

角田が「今日は暑かったし、仙台は多分始めから動かんやろという話をしてたので、開始10分で点を取れればと思っていた。」とコメントしていたように先制パンチを決めるべくプランを作成し、メンバーを選定し、そのメンバーが見事に活躍し先制。
後半早々の時間にも得点を挙げ、失点さえなければ、プラン通りと評価できたゲームだったと思います。
特に角田は時に前への推進力を生かして前線に顔を出し、時にチエゴのカバー役に回りと素晴らしいパフォーマンスでした。

ただ、今季の戦術のキーマンであろうチエゴは不安定さを覗かせています。
4−1−4−1であれ、4−3−3であれワンボランチ気味のアンカーに鎮座するチエゴの周囲に生まれるスペースを対戦相手が狙ってくるのは、セオリーでしょう。
そこをこのゲームの角田のように機転を利かせてカバーすることはチームとしては欠かせないんですけど、チエゴ自身にはそれ以前に高い要求が突きつけられているわけですから、それをソツなくこなしてもらわないといけないと思います。

大剛が完全復活して、ドゥトラが復帰すれば、チエゴよりも前のポジションは柳沢、ドゥトラ、ディエゴ、大剛とあと1人です。
その選手はチエゴやドゥトラといった新加入の選手やアクの強いディエゴといった面々の良さを引き出し、不安な部分をカバーし、さらには各人をうまく融合させ個やコンビでなく組織やチームといった単位で機能させていかなくてはいけないでしょうね。

2列目でも3列目でも中央でもサイドでもプレーできる器用さや、攻撃面と守備面のバランスを考えると個人的には角田や安藤がその役割を担うのではないかと思います。
このゲームでの角田はゴールも奪い主役をも演じましたが、今後は角田や安藤が黒子役としてよい働きができるかがチームが熟成するかどうかの鍵を握っているではないでしょうかね。



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開幕2戦を終えて

2010-03-16 23:13:38 | Weblog
ご無沙汰しております。
しばらくはこれまでのような頻度や内容での更新は難しいかもしれません。
それでも更新しようという意志はあるので、気長によろしくです。

今季も開幕して2戦を終えました。
ここまでの印象を少し。

開幕戦は開幕戦特有のムードに自分らしさを出せなかった選手が複数いて自滅。
特にディエゴとチエゴに落ち着きがなかったと思います。
間違いなく今季のキーマンはチエゴだと僕は思っています。
そのチエゴが痛恨のミスで失点に大きく絡んでしまいました。

開幕戦はチエゴ・片岡というやや守備的な組み合わせでした。
監督はチエゴに攻撃面でも大きな貢献を期待していたのでしょうが、攻撃の起点にもなれませんでした。
そして、3列目で上手くリズムを生み出すことができずに、その結果ディエゴがイラついて下がる悪癖を見せ、いいところなしで敗戦。

監督は試合後に「やってやろうという気持ちが強すぎて気負いみたいなものを感じた。」と発言していました。
メンバーの選定や選手交代に疑問を感じる意見が多かったようですけど、個人的にはメンタル面のケアなどのマネージメントにより疑問を感じたゲームでした。

2戦目の鹿島戦は端的に表現するなら、鹿島が前半で決められなかったことが全て。
ただ、鹿島にカシマらせなかったことは大きな自信になるでしょうし、そういう意味でも意味のあるドローだったと思います。

ウチが後半に課題を修正してくることは予想できたことです。
その点では複数のポジションがこなせ、クレバーな角田をベンチに置いておけることはチームにとって非常に大きく、監督の修正が効き易い環境が出来ていると思います。

開幕戦との変化ではやはりディエゴが高いで前を向けるようになったことと、チエゴに安定感が生まれつつあることでしょう。
前述のように個人的にはチエゴが今季のキーマンだと思っています。
布陣がどういったものになるにせよ、高さがあること、展開力があること、攻め上ってのミドルも大きな武器なこと、左右の動きにも長けているとの評価もあることなどを考えるとチエゴがDFラインの前で防波堤の役割を果たすことは不変だと思います。
なので、ディエゴが下がらなかったことよりもチエゴが多少落ち着いてプレーできたことが鹿島戦は大きかったと思います。
ただ、あまりに彼に依存したチームにしてしまうと、シジがチエゴに代わっただけで、チームの総合力は向上しないとも思います。

これまでは片岡と中山がチエゴと近い位置でプレーしました。
中山は攻守に粘りが出てきたように感じます。
それがスタメンながらも88分という時間帯でアシストできることに繋がっているのでしょう。
また、ディエゴや柳沢との相性もかなりいいものを感じますし、攻撃面での感性はやはり素晴らしいものがあると思います。

片岡のウチでのデビュー戦はあまりいいものではありませんでした。
チエゴとの関係で彼の課題の部分ばかりが抽出されてしまいました。
ただ、チエゴのパフォーマンスはまだまだ向上するでしょうし、対戦相手によっては開幕戦のコンビが必要になるゲームは必ずあるでしょう。
また、対人守備の強さを生かして緊急措置的なCB起用もあるでしょう。

さらには安藤は昨年の経験を生かし、複数のポジションでもプレーできますし、中山よりもバランスをとったり、ゲームを組み立てたりする仕事ができるでしょうから、彼ら3人を相手によって使い分けてチエゴと近い位置でプレーさせるのでしょうかね。
今後、チエゴがもっと慣れてきて、彼がその高い能力を存分に発揮できるようになれば、チームの安定感も格段に向上するでしょうし、相手によって選手を使い分ける幅も広がると思います。
そこに今は交代出場で流れを変える役に留まっている大剛がトップパフォーマンスに戻り、ドゥトラが復帰すれば、チームはグッと上昇気流に乗るのではないでしょうかね。

その他の選手では増嶋は鹿島戦の出来を俎上の上げるまでもなく攻撃面で着実にレベルアップをしており、レギュラーの座を固めつつあるのではないでしょうか。

森下という計算できる選手がサブにいることも非常に大きいと思います。
CBとLSBどちらでも安定したプレーが出来、選手層に厚みをもたらしてくれる貴重な存在だと思いますし、早くもいぶし銀な存在感を見せていると思います。
本人はそういった存在に留まるつもりは毛頭ないでしょうけどね。

鹿島戦後の監督の談話にもあるように太亮は我慢して起用していくでしょう。
ただ、そう遅くない時期に壁にぶつかるでしょう。
そこで彼がどういったさらなる成長をみせるのかは、彼だけでなくチームにとっても非常に重要になってくるでしょうね。

監督は我慢の人でもあると僕は思っています。
ここまでのチームのスタイルは間違いなくJ1残留を強く意識した戦いだったと思います。
我慢に我慢を重ねて勝ち点を拾っていくスタイルでは多くの共感は得られないのは仕方がない面もあると思います。
しかし、今季はそこから脱却し、主体的なゲームを増やし、徐々にレベルアップしていく一年になるのでしょう。

ただ、過去に例をみないようなハードなトレーニングを重ねたキャンプの影響や、ドゥトラや大剛といった攻撃陣の出遅れや新加入選手のフィットを考えると、開幕ダッシュはそれほど意識していないと思います。
鹿島戦後に監督は、「今日のゲームに関しては第1節で見せたちょっと気持ちが上滑りしたような部分がチーム全体としては少し消えてきたかなと思います。ただ、スタメンで出たメンバーの中にはまだ少し鹿島というチームに反応したり、あるいはJリーグの試合というものに反応して自分の力を出せなかった選手もいたかなと思います。」と発言しているように、まだまだ自分達の力を存分に発揮できていない状況ですから、そういった変な硬さがとれ、大剛がトップフォームに戻り、ドゥトラが復帰し、守備陣の連携が熟成されるまではこれまでのような戦いで凌いでいくような状態でも構わないのではないでしょうかね。
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開幕にむけて

2010-02-14 23:19:03 | Weblog
更新が滞りがちですが、このところの動きから少し。
今季のキャプテンは柳沢に決定しました。
柳沢のリーダーシップや人間性には一切問題がないですし、安定感のあるキャプテンになってくれるのでしょうけど、過渡期らしい人選でもあると思います。

柳沢自身が「中継ぎ」と発言しているように、副キャプテンに任命された水本や安藤、一部報道では主将の最有力候補だった大剛といった次期リーダーが自然と発生してくるまでのキャプテンと思われます。
ただ、今季はそういった本来はキャプテンをするべき人材が出てこなかったという見方もできます。
前述の3人に限らず、名実共にチームを牽引する若きリーダーの出現はチームのレベルアップには欠かせないでしょうから、シーズンを通じてそういった人材の台頭に期待したいところです。

練習試合も既に2試合こなし、徐々にチームの形が見えつつあります。
今のところ、フォーメーション的には4−1−4−1でのゲームが多いようです。
サイド攻撃を重視するならば考えられ得る布陣ですし、昨シーズンからの継続性もあると思われます。
また、ディエゴとドゥトラを共にセンターで起用するとなると、この布陣がベストマッチするものとも思われます。

どういった布陣を採用するにせよ、個人的にはチエゴの起用法が大きなポイントになると思っていました。
加入当初はCBタイプのRSBということだったのですが、フィードやミドルなどでも良さをみせているところから考えても彼をボランチで起用するのがいいように感じていました。
元々、CBでプレーしていた選手ですから、対人能力にも問題がないでしょうから、4−1−4−1のアンカーも問題なくこなしてくれるでしょう。

ただ、ここまでは片岡の評価も高いようです。
片岡は大宮在籍時から監督の評価が高かったようですし、そのことが移籍の背景にもなっています。
既にJリーガーとして5シーズンを過ごしている選手ですから、計算も立つことでしょう。
片岡もアンカーはベストポジションでしょうから、チエゴと片岡でアンカーのポジションを争うことになるのでしょうかね。

また、LSBでは太亮がレギュラー扱いで出場を続けているようです。
個人的には、中山や安藤のように課題を克服するためにLSBでのプレーをしていると思っていたんですけど、2月13日の京都新聞の大文字駅伝に関する記事で本人がコメントしているように本格的な挑戦のようです。
個人的にも左サイドにはレフティを起用すべきだと思っていますし、太亮は年代別代表でもこのポジションで何度か召集されているので、彼の成長には大きな期待を寄せています。

一方で現状では安藤がレギュラーから弾き飛ばされているような印象を受けます。
ただ、3列目からゲームメイクするには、彼が適役だと思いますし、昨シーズンの継続的な起用からもクラブとしても彼への期待が大きいことを窺い知れます。
チエゴや片岡とコンビを組むと相性も良さそうですし、ダブルボランチならやはり彼がキーパーソンになると思います。

来週も2試合、練習試合が組まれているようですし、これから本格的にチームの姿が見えてくるでしょうね。

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ライバル

2010-02-06 13:59:10 | Weblog
今季の日程が発表され、キャンプも始まり、いよいよ開幕に向けて動き出した感があります。
そんな中、今季の選手のプロフィールなども更新されています。

ファンクラブから送信されてきたプロフィールには「ライバル」という設問がありました。
「自分」や「全員」、同ポジションの選手など特定の選手を指さないありがちで無難な回答が多かったんですけど、特定の名を挙げる選手もいました。

その中でも太亮と角田と上里は同じ選手の名を挙げていました。
3人は世代もポジションもプレースタイルも全く異なる選手であるにも関わらず、揃いも揃ってその選手をライバルに挙げています。
世代やポジション、プレースタイルを超えて「コイツだけには負けたくない」という想いが3人とも非常に強いのでしょうね。

そういった選手の存在はモチベーションの向上にも繋がると思いますし、いいことだと僕は思います。
いつか彼を凌駕する素晴らしいプレーヤーになって、「彼のおかげでここまで成長することができた」と彼に感謝する日が必ず来ると僕は信じています。

ところで、今年のJリーグの新人研修会では、インタビューの締めが「応援お願いします」などと似通っていることに着目し、自分の言葉で決めゼリフを言えるように指導したとの報道がありました。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20100203-592047.html
確かに心のこもっていない口先だけの返答では受け手には何も残らないですし、時間の無駄で何の意味もないと思います。
そういった場面でも面倒がらず自分というものをわきまえながらも、キッチリと自分を表現できる人間が大きな成功を収めるのだと思います。

例えば、早稲田の斎藤佑樹、東北楽天の田中将大やゴルフの石川遼といった才能溢れる若き成功者達は自分の言葉でインタビューに応じ、また非常に知性を感じさせてくれます。
より個性を表現することでサポやファンも思い入れや愛着が増すでしょうし、物語も生まれるでしょう。
しかも、印象的でセンスやユーモアのある発言をするには知性や感性といった人間性も強く必要とされるでしょう。
そういう意味でも、Jリーグの指導も的を射ていると思います。

今回の指導は川淵名誉会長が選手のインタビューが似通っていることを「つまらない」と話していたこともキッカケになったようです。
川淵名誉会長は数々の発言が話題になった人物ですから、そう思うのも無理はないでしょうね。
ただ、彼の場合は悪い意味で話題になってきた面が非常に強いですから、彼も一緒に研修を受けてみてもいいんではないでしょうかね。





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いよいよ始動

2010-01-19 00:14:16 | Weblog
今日から練習が始動。
京都新聞によると、29名全員が集合し、初日を迎えたとのこと。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010011800152&genre=L1&area=K00
僕が各種報道を通じて感じたのは監督が「たくましさ」というフレーズをよく口にしていたことです。
ここで言う「たくましさ」は勿論、身体的なものだけではないと思います。

昨シーズン終了後に監督はメンタル面のタフさを課題に挙げていました。
また、それはウチの積年の課題でもあると思います。
そういった部分の改善を強く意識しているであろう中で、始動時に「たくましさ」を監督が感じたんでしょうかね。
柳沢も昨年との雰囲気の違いを感じていたようですし、チームの変化や一体感を皆が感じているのかもしれませんね。

そんな中、監督は「今季からは生え抜きでクラブに対し愛情がある選手を主将に指名しようと思う」と発言したようです。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20100118-587029.html
いわゆる「生え抜き」がクラブへの愛情が深く、忠誠心が高いのは当然のことです。
多くのクラブが「育成型クラブ」を目指す背景には様々な面があるとは思いますが、忠誠心の極めて高い下部組織の選手を多く抱えるというメリットを考慮している面は少なからずあるでしょう。

ところで昨シーズン、降格の憂き目に遭った大分と千葉ですが、共にクラブへの忠誠心の高い選手が在籍している(していた)ことを感じさせます。
大分は前経営陣の招いた経営難でクラブの存続自体が危ぶまれ、大半の主力選手が移籍しました。
ただ、西川や清武といった下部組織出身の選手達は「また、大分に戻ってきたい」といった切ないコメントを残して大分を去っていきました。
一方、千葉は下部組織出身の村井と佐藤、地元出身の茶野、プロの第一歩が千葉だった林と多くの選手が「復帰」しました。
また、佐藤によると千葉を出た多くの選手も千葉のことを気にかけており、「いつかは千葉で・・・」と思っているのだとか。

大分も千葉もクラブにもチームにも深刻な問題があったので降格の憂き目に遭いました。
その点は疑いようのない事実だと思います。
ただ、出て行く選手と戻ってくる選手という大きな違いはあれど、共にクラブへの愛情や忠誠心を感じることができる選手がいたオフシーズンではあったと思います。
また、そういった想いが表出した選手はあくまで一部分でしょうから、多くの選手がそういった想いを抱いているものと思われます。

そして、ウチはまだ、そこまで深い愛情と高い忠誠心のある選手でチームの大部分を構成できてはいないと思います。
それが監督の「今季からは生え抜きでクラブに対し愛情がある選手を主将に指名しようと思う」という発言に繋がっているのでしょう。
この発言は特定の選手への「あてつけ」などといった、過去に苦楽を共にした人間への敬意を感じさせないような低レベルな発言ではないと思います。

選手がもっともっとクラブに深い愛情や高い忠誠を抱くようになるには、クラブやチームにもっともっと誇りを持ってもらわなくてはいけません。
その為にクラブやチームが為すべきことは非常にたくさんあるでしょうし、それに必死で取り組んでもいることでしょう。

そして、僕達ができることもたくさんあると思います。
その中でも僕達がクラブやチーム、選手への敬意を忘れず誇りを持つことがとても大事だと僕は思います。





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金成勇、北朝鮮代表に選出

2010-01-14 23:12:21 | Weblog
金が北朝鮮代表に選出。
http://www.sanga-fc.jp/news/20100113-1375.html
これで成勇は2月は全て代表に召集され、チームから離れることになります。
チームの始動の時期に長期間チームを離れることは痛いでしょうけど、それ以上に得るものの大きい1ヶ月になることでしょう。

今回の北朝鮮代表のメンバーの詳細は知りませんが、今後も代表に定着することができれば、同じポジションの鄭大世からは学ぶべきことが非常に多いでしょうし、安英学や梁勇基といったJでプレーする選手からも得るものがあるでしょう。
また、彼らの代表への強い想いを肌で感じることでもっとタフなメンタリティが醸成されるでしょう。

成勇の父・金光浩は在日朝鮮人初の北朝鮮代表で現在は在日本朝鮮人蹴球協会の要職に就く人物です。
今は「金光浩の息子」というフレーズがついてまわっているのでしょうけど、いつかは「金成勇」として認められるような成長をするための一歩となることを期待しています。

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