紫有人

 

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加藤久氏、クラブを去る

2010-07-31 00:00:47 | Weblog
ご無沙汰しております。
とりあえず、まとまりきらないので箇条書きで。

・過去にも現在にもスタイルを変えて苦労しているクラブは本当にたくさんあります。
そして、今季のウチも例に漏れず苦しんだ。
ここまでの結果はそれだけのことだったのに・・・

・ここまでの不振は前監督の監督としての能力云々以前に選手の不出来が非常に大きいと思います。

・それはこのところの失点の大きな要因が集中不足などメンタル面に起因しているものとの指摘が内外問わず非常に多いことからもわかる。

・川崎戦後の監督の「グラウンドの中に入ったら、僕らは白線の内側には入れない。気持ちの強さとか忍耐力は、このチームが抱えている一番のウィークポイントだと思っています。その部分はある意味、パーソナリティ、育った環境というか、サッカーの今までのサンガに来るまでの経歴とか。自分に対して持っているイメージがあります。自分から見れば歯がゆいが、それは人間の本質的な部分ですから。それを怒ったことで(気持ちの強さとか忍耐力が)出てくるかといえば難しいと思うし、これは本当に根気というか、自分が一番我慢をしている部分であることは確かです。戦術的にあるいは技術的なことを修正していくということ、練習で発揮できても、アウェイの大観衆の中のような本番になった時、緊張感などに押されて発揮できないというか。今日もジュニーニョが入った時に、ジュニーニョを怖がってしまった部分があった。そういう部分を鍛えていくということは、人間の本質を変える作業でもある。本当に難しいし、このクラブの一番の難しさというのは、そこにあると自分では思っています。ただ、自分はそれを引き受けてやっていますし、選手をもっとたくましい、そういう選手になって欲しいと思っていますし、歯がゆい気持ちを押し殺すというか、そういう毎日でもあるので、我慢するしかないと思っています。そこが変われば、今の勝点で終わっていないと思う。もちろんいろいろな見方はあると思いますが。そこは自分でも難しいと思っている部分です」というコメントはド本音かつ、かなり核心をついた発言だと思います。

・そして、浦和戦。
チームのメンタリティをギリギリで維持していた何かがなくなり、チームの精神性や自信が後半に一気に瓦解したように思いました。

・川崎戦までの状況はそこまで末期的ではなく、逆に川崎戦までの結果を受けスタイルチェンジの失敗を認めた上で、開き直り(理想を捨て、リアリズムに徹するサッカーへの軌道修正)と、ひとつのキッカケ(勝利)があれば、最低限のノルマ(残留)は果たせると思っていた。
が、浦和戦を終えて、最悪のシナリオに向けて進んでいるようにしか思えない。

・「加藤チーム統括、監督は別人、ステージはJ1」が現実的にはベスト。「加藤チーム統括を失う、秋田豊という選手、コーチとして在籍経験のある未来ある人間を失う、ステージはJ2」が最悪。
果たして、現状はどちらかが近いのか?
フロントは最悪のケースを想定し、総合的に判断して人事を行わないといけない。
短期的なスパンと中長期的なスパンでは、中長期的なスパンを重視しないと安定したマネージメントなんてできるわけがない。
フロントは加藤監督を解任するということがクラブを去るということに即刻つながるということはさすがに認識していたでしょう。
ならば、中長期的視野に立って監督解任を思いとどまるべきだったと僕は思う。
そして、それは前述のように最低限のノルマならクリアできたと思うから。

・加藤氏を切ることは中長期的にあまりに大きすぎる損失。
現状、彼以外にクラブの中長期的な絵を描き、それを実行できる人間はウチにはいない。
なので、監督としての力量を考えれば監督解任に動くのは理解できなくもないが、トータルで判断すべき。

・加藤監督解任をすべきでないのは、加藤氏が現場に強いこだわりを持っていたことに起因するんですけど、それは岡田武史氏やG大阪・西野監督といった彼にとって身近な存在が監督としての大きな功績を残していることも影響したのかなぁ。

・そして、今季にスタイルチェンジを敢行したのも、自身の契約年数から考えてクラブのレベルアップの道筋を自分でつけたいという想いもあったのかなぁ。

・さらに中断明けにナビスコスタイルで挑まなかったのは、前述の理由もありニュースタイルにこだわったのではないだろうか。

・それでも僕は解任すべきでなかったと思う。
それは加藤氏のGM的手腕を高く評価しているから。
また、監督としてもウチを初めて3年目のJ1へ導いた人間ですから、ウチの歴史からすれば評価すべきであって、今季も彼を信じれば最低限の結果は残してくれたと思うから。

・監督をシーズン中に代えるということはそれ自体大きなカケです。
さらにウチはそれが成功した経験がほとんどありません。
タイミングが悪いという意見はもっともですけど、現フロントにしてみれば御前試合の前という観点でしか判断していないように感じるのでそういう点ではしかるべきタイミングなんでしょうね。

・現時点で解任は考えていないと発言した翌日に監督解任。
社長の見解を180°変える意見や圧力はどこから来たものなのかわからないけど、それが御前試合の直前ということは間違いがない。

・多くのサポもフロントも我慢が足りないと僕は思う。
いい加減、監督を代えれば事態が好転する可能性があるという限りなく少ない可能性にすべてを託す考えを捨て去るべき。
前任と後任で余程の能力差がないと監督交代で劇的な変化は起こらない。
そして、今のウチが人脈的にも経済的にも前任の監督以上の能力の人間を招聘できるとは思えない。
結果を出すのは選手です。
だから、(代えるでなく)変わらないといけないのは選手です。

以下は僕の1つ前のエントリーの後半部分です。

「サッカーの世界だけに限らず、大きなことを成し遂げるのには大きな我慢が必要です。
しかし、今の日本は目先の結果を重視することにバランスが傾き過ぎていて、我慢が少し不足し、その結果大きな果実を得られていないように感じます。

困難に立ち向かっている現状を打開したり長期的な成長を考えるには、例えどれだけ有能でもリーダーや指導者の能力だけでは無理な訳ですし、リーダーを支え、育てるという意識を前提とした全ての人々の大きな忍耐が必要だと思います。」

・「怒る」ことと「叱る」ことは全く違うもの。
「怒る」のは自分の為、「叱る」のは相手の為。
思うような結果にならず怒っているサポが多く、叱っているサポは少ないと思う。
ブーイングや不満を表明することが叱咤激励になっていない。
怒っても相手には響かない。
勿論、自分の為に怒り、不満を表明するは、それはそれで大いにアリだとは思いますけどね。
そして、そういう自分の為の意思表示はクラブは紳士的かつ丁重に無視していいと思う。

・最後くらいはポジティブに。
岡田武史氏は「途中だから中途半端、底まで落ちたら地に足がつく」という言葉を昨年末の講演会で用いていたようです。
代表のように開き直ってやるしか最悪の結末を避ける道はないでしょう。
あとは選手が開き直れるかどうか。
秋田監督がその手助けをしてやれることがもし出来れば、彼は稀代のモチベーターとしての第一歩を飾れるかもしれませんし、彼の夢にも一歩近づくことになるでしょうね。

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今の日本に足りないものを教えてくれた日本代表、ベスト8ならず

2010-06-30 23:27:28 | Weblog
なかなか更新する時間が取れなかったんですけど、日本の敗戦と休養日というタイミングなんで少し。

まず、大会全体としては、これからいよいよ佳境に入るわけですけど、高地での大会ということが大会全体の流れに大きく影響していることは間違いないと思います。
南米勢が軒並み好調なのも、高地に慣れている面が多少なりともあるでしょう。
そして、日本も高地順化に成功したのが大きいと思います。

日本代表としては、前回大会の教訓がとても生かされていると感じました。
具体的には前述の高地対策も含めピークを見誤らないコンディショニング、チームの和、自分達の力を見極め冷静で現実的な戦略や戦術などが挙げられるでしょうか。

そして、松井。
開幕前は正直、彼がここまでプレー時間を与えられるとは全く思っていませんでしたし、このようなハイパフォーマンスを発揮するとも思っていませんでした。
それどころかキャリアの終焉として、大会後のサンガ復帰さえありえると思っていました。

それがチームが戦術やメンバーを大胆に変更したことにより劇的に出番が増え(劇的な変更がなければ大会での岡崎のような起用法だったのではないでしょうかね)、素晴らしい活躍をしました。
献身的な姿勢や豊富な運動量で華麗さだけでなくハードワークできることを示し、既に両手で足りないくらいのオファーが届いているとのことです。
カメルーン戦を終えた時点で、松井のステップアップは達成されると思っていたんですけど、開幕前には思いも寄らなかったような場所で来季はプレーすることになるでしょうね。
また、パラグアイ戦終了後の駒野への想い溢れる言動も印象に残りました。


開幕前、岡田監督への風当たりは相当に強いものでした。
それが結果を残したことで巻き起こった手の平返しな態度、論調は一向に構わないとは思うんですけど、今の日本に足りないものの1つを大きく示した事象だと思います。

サッカーの世界だけに限らず、大きなことを成し遂げるのには大きな我慢が必要です。
しかし、今の日本は目先の結果を重視することにバランスが傾き過ぎていて、我慢が少し不足し、その結果大きな果実を得られていないように感じます。

例えば、政治や子育ての世界でもそうではないでしょうか?
メディアも国民も自民党の歴代首相に対して不平不満や批判のみを繰り返し、政権交代がなされても、その対象が変わっただけでしていることは全く変わりがありません。
また、直近の目に見える結果や成果を追い求め、長い目で見た人間形成が軽視されている風潮も親の我慢が足りないからのような気がします。

困難に立ち向かっている現状を打開したり長期的な成長を考えるには、例えどれだけ有能でもリーダーや指導者の能力だけでは無理な訳ですし、リーダーを支え、育てるという意識を前提とした全ての人々の大きな忍耐が必要だと思います。

何だかエラそうに吼えてしまったんですけど、自分達の立ち位置をしっかりと見据え、忍耐強く、我慢強く戦った代表を見て、そういった思いを強く感じたので、エントリーしてみました。
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ナビスコ第6節FC東京戦

2010-06-06 23:39:54 | Weblog
「前半は、相手が固めた中に足元にクサビのボールを入れて、相手を背負った選手が奪われてカウンターというのを最もやられたくなかった。」(FC東京・城福監督)
「向こうは当然、ガンガン出てくる状況でしたが、意外と慎重にゲームを進めた印象を持っています。もっと前からプレッシャーを来ることを予想していましたが、リトリートしてきた。うちのカウンターアタックに対してかなり慎重に守備を固めていた印象があります。」(加藤監督)と両監督がコメントしていたように、FC東京がウチのカウンターというものを強く意識したゲームの入りでした。

ウチはドローでも構わなかったわけですから、無理に攻めることもなく慌てる必要はありませんでした。
ただ、後半早々にFKからやや不運な失点を喫し、同点に追いつく必要が出てきました。
先制を許したことで得意の展開に持ち込めなかったことは、今後のリーグを考えるといい経験になったのではないでしょうかね。

閉塞感があるなかで、大きなサイドへの展開で局面を打開しようとしていたのですが、フィードの精度が悪い場面が散見されました。
このゲームでは角田と中山がボランチのコンビを組んでいたのですが、カウンター以外の攻めのケースではボランチの役割がより重要になってくるのは当然です。
そこでキチンと組み立てができなければ、思うような攻撃はできないでしょうね。

大きな展開以外でもリスクをかけて人数をかけて攻めることや、相手攻撃陣との関係性から考えてウチが布陣を動かしても面白かったように思ったんですけど、そういった戦い方をリーグでの再戦も残したカップ戦のグループリーグでは選択しなかったような気もします。

これで決勝トーナメント進出は水曜の他チームの結果に委ねられました。
水曜の結果がどのようなものになろうとも、このナビスコでチーム状況は随分と好転しましたし、自信を持ってリーグに繋げることができたカップ戦だったと言えるでしょうね。







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ナビスコ第5節名古屋戦

2010-05-31 02:31:16 | Weblog
前節、アウェイで新潟に4-1と快勝し、悪い流れを完全に払拭したウチは今節は名古屋と対戦。
前節同様のメンバーで挑み、布陣もそのままに。

試合後に監督は、郭が戻っても3バックを継続するといった内容の発言をしています。
今節の勝利で良いサイクルが始まったと考えていい訳ですから、これを継続するのは当然でしょう。
ブロックを固めてカウンターに徹する戦いに路線変更したとも取れると思うんですけど、リーグでは先制するも追加点を奪えずに逆転されるケースが多々ありました。
そこで攻守のバランスやリスクマネージメントの考え方の修正をしたことが今の結果を導いているのであり、監督の談話にあるように試合展開でカウンター戦術でシフトしているように見えるのだと思います。

試合は、互いに慎重な入り。
ウチは今季はずっと慎重な入り方をしていますから、いつものような入り方だったと思います。
ウチがブロックを作って対応することから名古屋がポゼッションする時間が長かったんですけど、ラストパスやクロスの質が低く名古屋はチャンスを作れませんでした。

ただし、最初の決定的なチャンスは名古屋。
17分、安藤が自陣で決定的なパスミス。
そこから崩されてエリア内で橋本がドフリーになるも失点せず。
開幕当初ならば、このような単純で決定的なミスが失点に直結していたんですけど、相手の個のレベルの低さもあって失点しませんでした。

ただ、個人的には名古屋がW杯や怪我人で思うようなメンバーが組めなかったであろうことから起こったシーンのように思いますし、リーグが再開してそれぞれのチームの主力が出てきたら確実に失点していたでしょう。
今の良い流れや、そういった相手のメンバーの問題もあってラッキーにも失点しなかったんですけど、気をつけたいミスだったと思います。

18分にはバイタルエリアでフリーになったブルザノビッチがミドルを放つも枠外。
ブロックを固めるウチに対して、名古屋は攻めあぐんでいました。

24分にはセットプレーからウチにいい場面が。
左サイドでのFK、キッカーのディエゴの放ったボールはファーサイドへと向かい、そこにはドゥトラがいたんですけど、オフサイド。
セットプレーでファーのドゥトラにあわせるという狙いは第10節・清水戦の2点目でも見られました。
ウチは高さのある選手が多いですけど、相手も高さに強い選手を中央には配するでしょうから、その中央を外してファーで勝負するというシーンは今後も見られるでしょうね。

名古屋も直後に増川のロングフィードをウチの左サイドで小川が受け、中央で叩いて「田中ハヤマ(by渡辺和洋フジテレビアナウンサー)」がクロスも平井の正面というシーンを作っていました。

28分はウチ。
右サイドの角田から太亮へロングフィード、太亮はドゥトラとのワンツーを試みる。
太亮はリターンを貰い、DF2人に囲まれながらも良く粘って再びドゥトラへ、太亮に相手が2人寄せていたので、ドゥトラにはスペースがありそこで強烈なミドルを撃つもGKに阻まれる。
このシーン以外でも太亮は左サイドの高い位置でスキルの高さを発揮していましたし、いい出来だったと思います。
今の布陣での彼のポジションは彼が適役でしょうから、ナビスコで更なる経験を積みリーグ再開に備えてもらいたいものです。

また、多くの選手のミドルの精度がもうひとつな中、ドゥトラのミドルの正確性は目を見張るものがあり、その威力も素晴らしいものがあります。
相手がブロックを形成してきたケースなどで3トップのカウンターが発動しにくい状況では、彼のミドルも大きな武器になっていくでしょうね。
そして、ゴールシーン。
38分、森下のフィードを柳沢が胸で落とし、それをディエゴが右足でダイレクトでリターン、柳沢が左足でミドルを決める。
丁寧な胸での落とし、素晴らしいシュートと柳沢の個のレベルの高さで奪ったゴールだったと思います。

反撃したい名古屋は40分、阿部のアーリークロスを巻がダイビングヘッドであわせるも僅かに逸れる。
ここまでに記述した名古屋の攻撃シーンはウチのミス以外ではミドルかアーリークロスとウチのブロックの前での攻撃しかないということが、何よりもウチのブロックが機能していたということを証明していると思います。

後半も前がかりの名古屋、カウンターの京都の展開。
ただ、集中力、運動量、アイデア、精度、覇気と多くのものを欠いていた名古屋の攻めは脅威でなく、一方でウチはドゥトラ、ディエゴが自陣からボールを運び、それにキレキレの柳沢が絡むというシンプルなカウンターで相手に脅威を与えていました。

46分、ドゥトラが自陣からドリブル、中盤の選手を2人かわして併走していたディエゴへ、ディエゴのファーストタッチが大きくDFにクリアされるもそれを角田がダイレクトでミドル。
角田はフィード、ミドル、繋ぎとチエゴが求められていたであろうプレーをソツなくこなしていました。
このところ結果が出ていることに関して、どうしても布陣変更に目がいきがちですけど、それと同等に柳沢、ドゥトラの調子が上がりディエゴへの依存度が大きく下がったことやボランチコンビの安定なども大きいと思います。

49分、水本→安藤とボールを運び、ディエゴが左サイドに流れながら高速クロス、これを柳沢が素晴らしいファーストタッチからループ気味のシュートも枠外。
もし、このプレーがゴールしていたらなら、間違いなく個としては今季ベストゴールになっていたと思います。
それほどに柳沢のシュートに至るまでのハイレベルで流れるようなプレーは素晴らしかった。
残念ながら宮吉のプレー時間は今後は少し減っていくでしょうね。

いいところのない名古屋は64分に杉本、田口を同時投入し打開を図るも、流れは変わらず。
69分、ディエゴが自陣から中央をドリブルで突進し右サイドの柳沢へ、柳沢はエリア内で仕掛けて1人かわして左足でシュートもDFに当たる。

73分にようやく名古屋。
ウチの左サイドで小川が左足でクロス、DFに当たり高く舞い上がったボールはそのままゴール方向へ、これをファーでフリーの選手がヘッド、飛び出していた平井を抜けるもゴールギリギリで水本がクリア。

76分、自陣左サイドで太亮とディエゴのパス交換から柳沢を経由してディエゴがドリブルからのミドル。

77分、名古屋は小川→花井で3バックに変更。
ウチは柳沢→中山。
86分、ドゥトラ→西野。

そのまま試合終了。
慎重な入りからゲームを進め先制し、そこからはカウンター中心にシフトする狙い通りの試合運びで完封勝利。
3連勝は素直に喜びたいところですが、余りにも名古屋が低調だったと感じました。

また、中断前と同じように個の決定的なミスから危険なシーンもありました。
そういった部分もきっちりと修正していって隙の少ないチームにしつつ、主体的なサッカーを再構築していってもらいたいと思います。






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日韓戦

2010-05-25 01:01:15 | Weblog
Jクラブのサポには、「代表には関心がない」という人も多いようですけど、それではJも盛り上がらないと思います。
Jクラブのサポがマイクラブの為にできることは、マイクラブへ愛情を注ぐことだけではないと僕は思います。

多くの国民よりもサッカーへの想いがあるJクラブのサポが(例え、マイクラブの為でも)代表にポジティブな関心を持たないと、いつまでたってもサッカーは文化にならないでしょうし、根付かないと思います。

で、日韓戦。
現時点での順当な実力差が出たゲームでした。
失点シーンに象徴されるように個の能力やフィジカルで勝る韓国代表が格の違いを見せたゲームだったと思います。
サッカーにそれほど関心のない方に多い認識だと思いますが、韓国は格上という認識がないと東アジアを含めたホーム2連敗は受け入れられないものでしょうね。

ただ、批判の多い岡田監督ですけど、当然自分達の立ち位置というものをよく理解しており、そこからサッカーを構築している面があると以下のコメントからも強く感じます。

「韓国のようにトップに入れて、こぼれ球をひろってつなぐことができればいいが、うちはそれがなかなかできないので、中盤で相手の組織の中に入っていくというのが狙いですが、それがプレッシャーがゆるくなった時に入っていけたら連動性が出ると思っています。」

「後半(スペースが)空いてきた時に(ボールを)まわすなら可能だと思いますが、前半ある程度守備的な選手でやって、後半(ボールを)まわせる選手を使うとか…そういう戦い方も視野に入れなくてはいけないと感じました。」

このゲームで明らかに別格だった智星に代表されるような個の能力が高く、フィジカルの強い選手がいない今の日本に韓国のサッカーを真似することは到底できません。
また、いまから本田中心のチームにしたり、稲本をアンカーに置くシステムをベースにするのも遅すぎて選択肢にさえならないと思います。
岡田監督が自分達の立ち位置を踏まえて構築したスタイルを貫いて、コンディションを整えた選手で本番を挑むだけでしょう。

酷評されるであろう中村俊輔ですけど、彼以外にもコンディション不良の選手は多かったと思います。
ただ、コンディションの重要性を僕達はドイツで痛いほど知った筈です。

ドイツでは直前のドイツ戦で大健闘しました。
ただ、コンディションのピークがいったいどこにあったかと問われれば、グループリーグ初戦になかったことは明らかです。
で、本番の結果はご存知の通り。
現時点でコンディションに難がある選手が多いことはドイツを思えばかえって良い事だと思います。

本番も含めて、結果を見てどうこう言うのは簡単です。
ただ、今季のJクラブのACLでの惨状も含めて、日本の立ち位置を多くの人がもっと認識しないといけないようにも思います。
結果を恐れずに、考えに考えて決めた道を信じて進むしかないと僕は思います。


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ナビスコ第3節・C大阪戦

2010-05-23 01:55:03 | Weblog
観戦していないのでポイントだけ。

やはり注目すべきは3バック採用でしょう。
今季掲げているスタイルやコンセプトを元に守備の安定(リスクマネージメントの面の修正)を図ることを第一義に考え、さらに郭の代表招集やこのところの3トップの破壊力を考えるならば、この3バックはありえる選択肢でしょう。
基本的に布陣というものは、いかに自分達のサッカーを表現するかといった観点から編成されているものでしょうから、コンセプトやスタイルよりも後から生まれているものだと思います。

監督は3バックについて、「今サンガにいる選手の持ち味というか、特徴を考えれば、これが一番いいのかな、という風にも考えています。」と発言しています。
この「今サンガにいる選手」というのに郭は含まれていません。
今回、増嶋をセンターで起用したことについても監督は、増嶋のリーダーシップ(≒統率力)に期待していたと発言しています。
リーグでは郭にそういった面を期待している部分があると思うので、そこも「郭不在ありき」の構成だったのでしょうから、今後3バックがチームのベースになるかどうかは不透明ですけど、ナビスコでは継続されていくでしょう。

ただ、「流れの中で誰がどこにポジションを取るかという、そういう感覚を磨いていけば、そんなにフォーメーションは重要ではないと思っています。」とあるように、ポジショニングやポジションバランスが重要で、配列はさほど重要でありません。
やはり、チームのスタイルやコンセプトを十分に表現するために選択されたものだと思います。

これは「アウトサイドのポジションの選手が、簡単に言えば10ヤード前にアタックをスタートできる。彼らの特徴を生かすというか。どうしてもやっぱり、ハーフェーラインを越えて相手陣内に入ったら強い選手たちですけど、逆に自陣に引っ張られた時に、1対1の応対とかはそれほど得意でない選手たちですので、3枚いれば、彼らもある部分安心感を持って攻守に上がるだけでなくて、守備の時も、自分の対面の選手にアプローチにいく時、自分に近い位置にカバーがいるという感覚があると思うので、それは安心感をもたらすのではないかなと思っています。」とあるように、サイドの選手がよりイキイキとプレーできる環境を整え、サイドを高い位置に張らせることで目指している方向性とはやや乖離しているであろう「攻撃は3人にお任せ」な前後分断サッカーからも脱却できる部分もあるでしょうね。

リーグ前半の守備の崩壊は人数をかける攻めのリスクマネージメントが上手くいかなかった部分(≒ボランチの問題)が大きいのでしょうから、そういう点ではスタイルやコンセプトはそのままに視点を変えて(3バックにして)リスクマネージメントの修正を行っているのだと思います。
そして、4バックでもアンカーがDFラインに入って中央が3枚になることはこれまでも多々あったので、逆に3バックから4バックへ移行させるのもリスクマネージメントさえきっちりと取れれば難しくないと思われますし、3バックでリスクマネージメントがきっちりと取れれば、それを4バックでも生かせると思われます。

やはり今回の3バック採用は、守備の安定(リスクマネージメントの部分の修正)やコンセプトであるサイド攻撃の徹底などをチームに根付かせる為の措置のように感じます。

ようやく結果も出たことですし、ここから続くナビスコで更なる修正とレベルアップを図り、より良い状態でリーグ再開を迎えてもらいたいものですね。



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第12節横浜FM戦

2010-05-16 00:45:13 | Weblog
監督の采配力と今季におけるチエゴの重要性を再認識できたゲーム。

ウチは郭、中山が出場停止で水本と森下がCBコンビ、太亮がLSBでチエゴ、安藤、角田が3ボランチでした。
開始前から太亮のサイドを狙われる不安が正直ありました。
前半最初はどうなることかと思ったんですけど、ドゥトラのゴールで潮目が変わり、それ以降はアウェイの早い時間で先制したことでリトリートしてスペースを埋める守備を徹底することができ、守備の安定感は生まれていたと思います。

しかし、40分にPKを与えて同点に追いつかれる。
その後は横浜FMのリズムとなったんですけど、ここで崩れることなく1-1で前半を終えられたことは大きかったと思いますし、ナーバスなメンタリティも少しは改善されてきていると思います。

後半、互いに運動量が落ちてきたところで中村俊輔の創造性溢れるシュートのこぼれ球を兵藤が詰めて横浜FMが逆転。
このゲームでほとんど良いところがなかった中村俊輔ですけど、あのシュートだけは素晴らしかったと思います。
あのシュートでウチは一瞬止まってしまって、こぼれ球へのリアクションが遅れた面は確かにあったように感じました。

ウチは76分に柳沢→宮吉、チエゴ→弘堅。
失点前の安藤→片岡とあわせて布陣を3バックとし、メンバーも動かしてゴールを奪いにいきました。

すると、80分にドゥトラのミドルのこぼれ球を宮吉が決めて同点に。
左足で落ち着いて抑えたシュートでした。
交代出場した僅かな時間で結果を出し、しかもそのゴールが貴重な同点ゴールですから高く評価できるゴールだったと思います。

宇佐美よりも重松よりも宮吉やって。

その後、ウチは勝ち越しゴールを奪うチャンスがあったんですけど、これを弘堅が決められず。
シュートまでの流れも弘堅のシュートまでの動きも良かっただけにあのシュートは決めて欲しかった。

弘堅はあのシュート以外は悪くはなかったんですけど、試合を動かすことを期待されて投入されているので、あの場面できっちりと仕事をしないと評価できないと思います。

監督の采配について。
過去、監督の試合中の巧みな修正で幾度となくウチは勝ち点を拾ってきました。
しかし、リアクションでなく主体的なサッカーの構築を図っている今季、監督のそういった相手への対応はあまり見られません。
ただ、自らが動いてゲームの流れを強引に変えようとするときに監督のその采配は生かされていると思います。

このゲームでは、片岡を投入して3バックに変更し、増嶋、太亮の両サイドを高い位置に押し上げ、さらにはメンバーチェンジをすることでゲームを動かしました。
(それだけに弘堅のシュートが決まっていれば、監督の采配が恐ろしいまでにハマったゲームになっていたでしょう。その残念さは監督の試合後の談話にも表れていると思います。)
また、9節の大宮戦でも早々に個のミスで失点するも、布陣を変更することで流れを引き戻しています。
大宮戦もこのゲームも監督のそういった采配が勝利には結びついてはいないんですけど、このような効果的な采配を積み重ねることでチームの幅も広がると思いますし、監督のそういった采配で勝ち点を「奪う」(「守る」、「拾う」でなくて)ゲームが今後、生まれると思います。

ドゥトラの調子が徐々に上ってきたことで4-3-3の布陣を採用しているんでしょうけど、3ボランチの構成がまだしっくりきていないようにも感じます。
中断明けにそういった布陣を形成するかはナビスコで窺い知れるでしょうけど、3ボランチにゲームを作れる選手を配置しないと前後分断になってしまうでしょうね。

このゲームでは安藤がその役割をできる選手だとは思うんですけど、彼はアンカーの位置にいたので守備重視でした。
チエゴが本来のアンカーで安定したプレーができるならば、安藤もしくは中山が中盤でゲームメーカーとして力を発揮できるのでしょうけどね。

ナビスコでは、太亮、弘堅、ダン、金(宮吉はもはや、ここに列挙してはいけないレベルだと思います。)といった若手に経験を積ませること以上にチエゴをチームに完全にフィットさせることを最優先課題としてもらいたいと個人的には思います。
チエゴがアンカーとして確立し、大剛が完全復調したときにチームは上昇気流に乗ることができるでしょう。

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第10節清水戦

2010-05-06 00:23:46 | Weblog
監督の強い決意と覚悟を感じたゲーム。

完全に悪い流れにいる状況ですけど、個人的には今季これまでのサッカーをまだまだ追求するべきだと思います。
これくらいでブレて昨年までのサッカーに戻っていては、クラブのステップアップなんて永遠に叶わないと思います。

スタメンを見た時点では、3バックでリアクションサッカーと思っていました。
しかし、いざキックオフすると4-3-3。
3トップに柳沢、ディエゴ、ドゥトラで3ボランチは角田、チエゴ、片岡、LSBに中山。

中山のLSB起用に関して、監督は守備よりも攻撃面を考えて森下でなく中山を起用したといった旨の発言をしています。
ここまで非常に好調な首位・清水に対しても引くことは一切せず堂々と自分達のサッカーをぶつけにいったわけです。
しかも、それが前半は奏功しました。
しっかりとしたプレッシングでボールを奪い、そこから3トップが攻めるというプラン通りだったと思います。
ゴールを挙げるべき選手が挙げたゴールでしたしね。

しかし、前半を0-2で終えた清水は後半の頭から2枚替え。
中盤でゲームを作れる兵働とスピードのあるRSB・辻尾を投入。
ウチのプレスを掻い潜りゲームを組み立てつつ、LSB・中山のサイドを狙う意図は歴然でした。
ただ、ウチはこれには対応しませんでした。

これまでならば、ウチは即座に相手にあわせて修正することが多かったんですけど、このゲームに限らず今季はあまりそういった交代は見られません。
ただ、これは意図的にそうしているものと思われます。
相手の手を封じる手段を講じるのは、これまでの監督の修正を思えばやろうと思えばすぐにできると思います。
なので、そうでなくあくまで主体的にゲームを進める力を養っているのでしょう。
途中でスタイルを捨ててゲームを終わらせたり、リアクションなスタイルに変更するといったことはこれから本道になるこのスタイルを成熟させてから身につけるものという考えなのではないでしょうかね。

とても苦しんでいる最中ですが、この先にしかクラブのレベルアップはないと僕は思います。
目先の勝利に拘ったり、いつまでも中位を彷徨ったり、J1残留を大きな目標に掲げる状態で構わないなら、ここまで主体的なサッカーにこだわる必要はないでしょう。
しかし、ACL出場を目標にするならば、主体的に相手を崩すサッカーをベースにしないと目標を達成することはできないでしょう。

なので、まずはそこをきっちりと作り上げ、そこから枝葉になる柔軟性のあるサッカーへと昇華させていくのだと思います。

ところで、試合後に1失点目のPKで精神的にチームが大きく揺らいだと監督、選手が口々にコメントしています。
確かに判定自体は厳しいものですが、ありえる判定だと思います。
ただ、そこで気持ちの切り替えで出来ず、続けざまに失点してしまうのはメンタル面での課題であっても、この悪い流れに陥っているからこその面が強いと思います。

まさに監督が言うように最大限の努力を払いつつ歯を食いしばって耐えるしかない状況でしょう。
下手に動いて良くなるような状況とは決して思えません。

僕達サポもクラブやチームと共に1つの目標に向かってもがき苦しむのも、いいのではないでしょうかね。
正直、そろそろにして欲しいですけどね。




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第9節大宮戦

2010-05-03 00:41:39 | Weblog
個のミスで先制を許すも監督得意の修正でリズムを奪い返し同点に追いつく。
しかし、そこで試合の流れを完全に掌握できずに、またも個のミスから失点し敗戦。
ただ、染谷ばかりがクローズアップされていますが、問題は彼「だけ」ではないと思います。

ウチは前回のショッキングな敗戦を受けて、メンバーを変更してきました。
LSBには染谷、さらにはドゥトラと宮吉もスタメン。
痛恨のミスで試合を決定付けた染谷ですが、党首は彼の起用を以下のように推測しています。

『大宮は右サイドに左利きの橋本早十を起用している。警戒されるのは「縦への突破」より「中へ切れ込む動き」だ。「絞り」「ビルドアップ」を期待して染谷を起用したんだろう。』
http://blog.livedoor.jp/augustoparty/archives/51441097.html
ちなみにこちらのエントリーの日本人の好きなサッカーと嫌いなサッカー、そしてその背景にあるものへの考察には非常に共感を抱きました。
http://blog.livedoor.jp/augustoparty/archives/51439543.html

論理的な説明ですし、監督にもそういった意図があったものと思われます。
ただ、相手がそういった対策を講じてくることは大宮も間違いなく承知で、それを逆手に取る手段もプランニングしていたでしょう。
そのような状況でウチがそのポジションの対決で勝負を決められたんだと思います。

では、何故そこで負けたのか?
染谷個人の責任というものは当然大きくあるのですが、チームとして彼我の戦力の見極めが足りなかったと評することもできると思います。
「勝負に関しては非常に甘い部分が出ている」選手や、「考え方を変えられないままゲームに臨んでいる」選手がいるのならば、そうでない選手を選択するのも監督の仕事です。

チームには本当に様々な事情があるのでしょうけど、間違いなく最終的な責任を負うのは監督です。
しかし、個人的には最近、監督のインタビューや報道で特定の選手の個に敗戦の大きな要因が挙げられているような傾向が強いと感じています。
確かにこのゲームの染谷の出来は到底、評価できるものではありません。
しかし、彼を起用したのは監督ですし、殊更に彼の不出来を強調するようなコメントを残すのは、彼の今後を思うと萎縮しやしないかと素人ながらに思うのです。
まぁ、ヘタレな僕と別次元の彼の反発心や強いメンタリティを知っているからこその発言なんでしょうけどね。

例えば、前節の山形戦では郭の消極的な姿勢を監督は問題視していました。
その発言を受けてかどうかはわかりませんが、このゲームでの郭は勢い余ってカードを貰うほどにアグレッシブな姿勢で闘い、ゴールも奪っていました。
山形戦後の監督の談話を郭が知らない訳がありませんし、監督が自分の発言が選手にどういった影響を与えるかを考えないで喋っている訳がないですからね。

試合はそんな失点からの入りも、ウチが徐々に盛り返す。
大宮・鈴木監督は「向こうがシステムを若干変更して守備に混乱が起きた。」「運よく1-1で折り返すことができた」といった発言をしています。
事実、前半の終盤はウチがペースを握り続けていましたし、誰の目にもウチの方が良いサッカーをしていました。
そして、そういった流れを強引に作り出した大きな要因にシステム変更は挙げられるでしょう。

ただ、ウチは今季そういった自分達の良い流れの時間帯で決めきれずに、その結果勝ち点を落とす試合が続いています。
これまでウチは「負けないサッカー」や「相手の良さを消すサッカー」にバランスを傾けていたので、自分達から仕掛けてスコアを動かすことがまだまだ未成熟です。
なので、このゲームも「モデルチェンジに苦しむ下位チームの負け試合」と捉えることができるでしょう。

では、この状況から抜け出すにどうしたら良いのでしょうか?
この試合を見るまでもなく柳沢もドゥトラも大剛もベストパフォーマンスにはほど遠い状況です。
得点を取るべき時間帯に最も必要とされる「仕掛ける選手」が少ないのですから、今の状況を改善するには彼らのパフォーマンスの向上が強く求められるでしょうね。
さらに言えば、彼らが復調してもすぐに歯車が好転するわけではないでしょう。
個人的にはゲームの組み立てがやや単調になっているようにも思います。

ここはボランチの組み合わせにも問題があると僕は思っています。
このところ、起用されている片岡はCB的資質の強いアンカータイプです。
一方で角田は前線への飛び出しと後方のスペースのケアが主な仕事で、前線への積極的な飛び出しで3点を挙げています。
そして、角田の仕事は昨シーズンまでは主に佐藤が受け持っていました。

僕は昨年、「勇人のパートナーはアンカー的な能力とゲームメイカー的な能力の両方が求められる」とホザいていました。
そこから考えると、佐藤が角田に代わっただけですから、パートナーに求められる資質も変わらないと言えると僕は思います。
しかし、片岡はCB的な資質の強い生粋のアンカータイプです。
監督は片岡は安定したビルドアップができる選手とも評しているようですけど、ゲームメイキングまではできるタイプではないと思います。
そういった面も攻撃面でもう一押し足りない部分にあるではないでしょうかね。

ただ、安藤もリーグ戦では先発ゼロの状況です。
まだまだ昨年のような状態ではないとの判断なのでしょうし、チエゴもまだ慣れさせている状況です。
中山という線もアリなんでしょうけど、前線の選手のコンディションも十分ではない状況で、角田が目に見える結果を残している訳ですから、ここは難しいところなんでしょうね。
個人的には開幕前の監督の構想に沿った形であろう「チエゴ・アンカー」の完全復活が待たれるところです。

ゴチャゴチャと書き連ねてきましたが、簡単に言えば、
「柳沢、ドゥトラ、大剛といった仕掛ける選手がまだまだで、その上に今季のキーマンと目していたチエゴがゲームに出場できないような状況では、リスクをかけた守備だけが残り守備陣が耐え切れていない」のが、現状なのではないでしょうかね。

何にせよ、リスクを背負って人数をかけてショートパスを繋ぐサッカーはそう簡単にできるものではありません。
ウチよりも圧倒的な戦力を誇り、世界的にも有名な監督を招聘した浦和でさえモデルチェンジには苦しみ、昨シーズンは信じられない連敗を重ねました。
そう思うと、ウチが苦労しないわけがないですよね。

今はまだ順位を気にする季節でもないですし、最低限の結果が確保できていない現状が続く事態が起こったときにどのタイミングで現実路線に戻すかという問題も当然、監督の頭の中にはあるでしょうから、今はこのスタイルを追求してもらいたいと思っています。


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第8節山形戦

2010-04-27 00:08:46 | Weblog
更新が遅れたの簡単に。

昨年までなら1-0で勝ったと思います。
ポイントは77分の山形の選手交代。
山形は布陣を変更して(ワンボランチにして2シャドーに)、リスクを背負って得点を奪いにきました。
昨年までなら相手にあわせて修正し、守備的な選手を入れ試合を終わらせていたと思います。
しかし、このゲームではそうはしませんでした。

監督は「一つの方法としては最後に、そういう(守備的な選手)を入れるという方法もあると思います。ただ、今日は自分はそれを選択しなかった」と発言していますが、この選択がミスだったと僕は思います。

今季のウチは昨年までのような守備的な戦いをベースとはしていません。
攻めるスタイルを追求するのはクラブがレベルアップするには欠かせないことだと思いますし、それ自体には何ら問題がないと思います。
ただ、このゲームではそれを意識しすぎてしまったのではないでしょうかね。

これまで多くの下位クラブがステップアップを目指して、方針転換やスタイルチェンジを図っては失敗しています。
スタイルチェンジを図るも頓挫し、元の守備的なスタイルに戻り下位を彷徨っているクラブもあれば、泥沼に陥り降格してしまったクラブもあります。
それだけタイトルを狙えるクラブへとレベルアップすることはとても困難だということです。

そして、今季のウチはそれに挑んでいるのです。
その過程で苦い経験は必ずするのでしょうけど、このゲームにおいては監督が「負けなくてもいい試合」と表現したままのゲームだと思います。

スタイルチェンジを図りながらも、しぶとくしたたかに勝ち点を重ねないとこの困難な取り組みは成功しないでしょう。
そして、このゲームにおいては77分以降は今季のスタイルをあっさりと捨て去って、今後の為に勝ち点を稼いでおくべきだったと僕は思います。

攻撃的で美しいサッカーはやや過大に評価され、リアリズムに徹したサッカーは低く見られがちです。
しかし、このゲームのように勝ち点を失ってしまっては、それ以前の問題になってしまいます。
また、例えば鹿島は試合を終わらせることも、引いてカウンター狙いに徹することも、強引に攻めることもできるチームです。
そういったチームが完成度の高いチームであり、安定して好成績を収められるチームだと思います。
そういう意味でこのゲームでは今季からのスタイルへのこだわりが悪い方に出てしまったように感じます。

ただ、監督や多くの選手が語っているように、今のサッカーは決して間違っていないと思いますし、このスタイルを追求していくべきだと思います。
やっているサッカーは間違っていないけど結果が伴わないという状況が長く続けば、精神的に不安定な状態になってしまいミスを誘発し、負の連鎖にドップリと嵌ってしまう怖れもあります。
しかし、そういったリスクをかかえてもチャレンジしないと成功は手に入れることはできないでしょう。

ただ、監督は強い信念と粘り強い精神の持ち主だと思うので、必ずこの挑戦を成功させてくれるでしょう。


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