仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ランダム 存在の確率

2018年04月14日 | ムービー
『ランダム 存在の確率(原題COHERENCE)』(2013年/ジェームズ・ウォード・バーキット監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ミラー彗星が100年ぶりに地球に最も接近する夜。エム(エミリー・バルドーニ)とケヴィン(モーリー・スターリング)は、友人リー(ローリーン・スカファリア)とマイク(ニコラス・ブレンドン)が開くホームパーティーに参加した。集まったのは男女計8人。酒と料理を楽しみながら、彗星にまつわる奇妙な出来事の話題で盛り上がっていたのだが、突然の停電で真っ暗になってしまう。外の様子を見るとやはり辺りは暗闇に包まれていたが、2ブロックほど向こうに1軒だけ灯りがついている家があった。エムと同様に何故かスマホの画面が割れ、壊れてしまったヒュー(ヒューゴ・アームストロング)は、どうしても弟に連絡をとらなくてはならないという。インターネットに接続できず、スカイプも使えないことから、その家を訪ね電話をかけさせてもらうと言うヒューだが・・・」という内容。
灯りがついている他の家を覗くと、なんと自分達がいるという。
数十メートル離れただけの場所に同じ家があり、同じ8人がいるのだと。
これはパニックになっても仕方がないかもしれない。
(^_^;)
謎を解決する鍵は、ヒューの弟が忘れていった『共存の崩壊とシュレーディンガーの猫』というカリフォルニア大学の授業計画のメモらしいのだが、とはいえ、「外に出るな」という弟の助言をすっかり無視してしまった時点で何もかもが動き出してしまったのではないかと思う。
理解できた時にはもう既に手遅れだったのかも知れないというわけだ。
暗闇が疑心暗鬼を増幅させる何とも不思議な物語だった。