仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ふくろう

2012年02月04日 | ムービー
『ふくろう』(2003年/新藤兼人監督)を見た。
物語は、「1980(昭和55)年頃。終戦後に満州から引き揚げて東北の山奥・希望ヶ丘開拓村に入植したものの、そこは作物がまったく育たない不毛の土地だった。村人達は土地を棄てて出て行き、最後に残ったユミエ(大竹しのぶ)の亭主も出稼ぎに出たきり行方知れずだ。食べられる木の根や皮も無くなり、飢えたユミエと娘のエミコ(伊藤歩)は家に残った僅かな布で服を作り、絵具で化粧をし、工事現場で働く男達を相手に・・・」という内容。
北方や南方から次々と引き揚げてくる人達に土地と仕事を与えるべく取った戦後開拓政策だったのだろうが、元々畑など作れない山奥の土地がほとんどだったのだろうから、そうそううまく行くはずもなく、多くの開拓農家が離散したはずだ。
「あんた達1軒のために、こんな山奥まで水道も電気も引かなくちゃならない」というような役所の人の台詞があったが、仕舞いには行政的にもお荷物になっていたのかもしれない。
物語自体はフィクションなのだろうが現実の社会で起きたことが背景に見えるだけに、台詞もなんだか重く聞こえた。
散りばめられているユーモアも物凄くブラックだ。
それにしても女は強く、そして男は情けない。
(^_^;)
これは一見の価値がある。
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大竹しのぶ
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2 コメント

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面白そう (さつき)
2012-02-07 17:46:39
解説みてるだけで、観た感じになるくらい表現が上手だね
どもー(^。^)/ (仁左衛門)
2012-02-09 11:15:48
さつきさん、おほめのコメントありがとうございます。
これは是非見てください。
社会とか制度が無意味とは言いませんが、
「生活力」というか「生きようと強く思うこと」が
無けりゃ駄目なんだと思い知らされます。
とはいえ、犯罪を肯定するわけじゃないですよ。

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