仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

大空港

2006年01月20日 | ムービー
映画『大空港(原題Airport)』(1970年/ジョージ・シートン監督/アメリカ)を見た。
『金曜ロードショー』がまだ『水曜ロードショー』だった時に何回も見ているので結末は分かっているのだが、字幕スーパーで見るのは初めて。
見る前は、日本語吹き替え版とどう感じが違うのか確かめながらという感じで退屈に見ることになるのか?と思っていたのだが、前に見たのは相当前だったからか、ほとんどのエピソードは忘れていた。
(^_^;)
基本的なストーリーは覚えてはいたが、枝葉の部分で描かれている対立した人間関係がこれほどギスギスしたものだとは思っていなかったので、そこの部分は新鮮だったかな。
誠実な空港長ベイカーズフェルド(バート・ランカスター)と義弟デマレスト機長(ディーン・マーティン)のズルさとの対比は面白かったし、誠実だからといって幸せな良い人生を送っているかといえばそんなこともないというのが、仕事に追われる姿と連動して描写されていた。
トランス・ワールド航空のベテラン整備士ジョー・パトローニ(ジョージ・ケネディ)のいかにも職人っぽい仕事ぶりは熱い。
飛行機のただ乗りを繰り返す婆さん(ヘレン・ヘイズ)もそうだったが、世の中要領よく渡り歩いている奴の勝ちっていうことなのか。
やはり、勝てば官軍なのか。