仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

おやじ男優 Z

2017年01月04日 | ムービー
『おやじ男優Z』(2014年/池島ゆたか監督)を見た。
物語は、「早期退職制度を使って会社を辞め、退職金をつぎ込んでスナックを始めたものの、1年で店を潰してしまった52歳の豆田満男(なかみつせいじ)は、妻・知恵(竹下かおり)、一人娘・あかり(星野ゆず)、そして自宅も失って、ネットカフェ暮らしの日々だった。皿洗いのアルバイトをしていた満男だったが、ある日、新聞の三行広告で"AV男優募集"の文字に目が止まる。熊さん(世志男)と名乗る怪しい男から紹介されたのは、"汁男優"という仕事だった。初めての撮影現場でベテランの汁男優、65歳の蜂谷岩男(牧村耕次)、47歳の大前静夫(竹本泰志)と出会い、彼らが"どん底ハウス"と呼ぶ一軒家で共同生活を始めることになるのだが・・・」という内容。
自分たちを"AV界の最下層"と言う2人だが、この世界に流れ着いたのにはそれなりの理由があるらしかった。
蜂谷は自分のことを語ろうとしないものの、大前は東日本大震災で被災し廃業を余儀なくされた電気屋さんで、いつかは事業再開をと考えている。
男に騙されて借金を作ってしまったことがきっかけでAV女優になったという夏目ゆりあ(坂ノ上朝美)も同居することになったのだが、この子はイイ子だった。
(^_^)
自分を嫌悪するあまり、いきなり家を飛び出していった豆田を追いかけて、暗闇ながら気配を感じると、「♪もういいかい?♪もういいかい? もういいよって言ってよ」と優しく呼びかける。
そして、「言いたいこと言うだけで半分くらいは解決するんだよって昔おばあちゃんが言ってた」と豆田を慰める。
3人共いつも笑顔のゆりあには随分と癒されたのだろう。
昭和22年築だという"どん底ハウス"。
はだか電球の明かりは寂しかったが、4人にとっては暖かい光だったのかもしれない。
「汁の皆さん、出番でーす」という台詞や、"汁デビュー"とか"汁"という言葉が妙に面白かった。
これはナカナカに良く出来た作品だった。
(^_^)
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