仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

さざなみ

2017年05月19日 | ムービー
ましけ映画サークル5月例会は、小○企画『さざなみ(原題45YEARS)』(2015年/アンドリュー・ヘイ監督/イギリス)だった。
物語は、「イギリスの地方都市。週末にケイト(シャーロット・ランプリング)との結婚45周年記念パーティーの開催を予定しているジェフ(トム・コートネイ)の元へ、スイスから一通の手紙が届いた。それは、1962年に氷河のクレバスに落ちて行方不明になっていた女性の遺体が発見されたので確認のために来てほしいという現地の警察からのものだった。その女性はケイトと知り合う前のジェフの恋人で、彼はその女性を"僕のカチャ"と呼んで説明を始めた。随分とショックを受けている様子のジェフは、やめていたはずのタバコを吸い始め、ケイトには50年ほども前に死んでしまっているそのカチャという女性に対し嫉妬のような気持ちが芽生えてきて・・・」という内容。
その手紙を受け取ってからのジェフは、指を怪我したり、元勤務先のOB会出席に消極的になったり、深夜に屋根裏部屋にこもって古いものを探し始めたり、一人だけで街に出かけたりと何となく情緒が不安定。
ケイトは元教諭のしっかりした人のように描かれていたものの、彼と同じように心ここにあらずという感じで、パーティーの準備にも気持ちが入らないのだったが、パーティー数日前の夜に2人で踊ったとても幸せに見える様子からの気持ちの急降下っぷりが、どうにも凄かった。
ガラガラと音を立てて崩れていく。
(^_^;)
良いことと悪いことの振れ幅があまりに大きくて、ついにはケイトもやめていたタバコを吸い始めてしまうのだから、気の持ちようというのは本当に大事なのだと思える展開だった。
また、これまでの人生でほとんど写真を撮ってこなかったので部屋に飾る写真がないと後悔するケイトの台詞があったのだが、実はジェフが屋根裏部屋で昔の写真をスライドにして密かに見ていたのを知ってしまったことも2人のすれ違う気持ちを大きくしてしまったのだろう。
とても静かな展開が続く、ナカナカに面白い物語だった。
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