京都散策のその4として、通称寺名「くろ谷さん」と呼ばれる「金戒光明寺」について採り上げます。
「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」は、京都市左京区黒谷町にある浄土宗の寺院で、山号は紫雲山、
本尊は阿弥陀如来。承安5年(1175)の創建で、開基は法然。洛陽三十三観音霊場第6番札所。
この寺は、知恩院と並ぶ格式を誇る浄土宗の大本山で、法然が最初に浄土宗の布教を行った地であり、
幕末には京都守護職の本陣となった地でもあります。鳥羽・伏見の戦いで戦死した会津藩士の菩提を
弔っているほか、「春日局」の墓所ともなっています。
この日紅葉はまだ進んでいませんでしたが、月の後半には見事な光景が見られる名所となります。
* ↑ 「山門」 (万延元年(1860)の再建)
* ↑ 右・「三重塔(文殊塔)」 (寛永10年(1633)の建立)
< 京都市左京区 「金戒光明寺」 / 2015.11.5 >