共感・・・No.754

若いときは出会いの数が別れの数よりも
はるかに多いものです。それが歳ととも
に別れの数が増えてきます。当たり前の
事ですが出会いは喜びを、別れは悲しみ
をともないます。誰しも、悲しみよりも
喜びを多く味わいたいと思いますが残念
ながら、そうもいきません。別れにも、
いろいろありますが、身内との死別は特
に悲しいものです。先日、テレビ番組で
英国のダイアナ妃没後２０年を機に二人
の王子が母の姿について話されていまし
た。１５歳の時に母を亡くされた長男の
ウィリアム王子の『悲しみは消えない。
向き合うのみ』と言う言葉が身にしみま
した。年齢、人種、立場を問わず通じる
言葉です。悲しみを秘めた二人の王子の
言葉は実体験している私にとっても共感
する事が多いものでした。身内との別れ
にともなう悲しみとの向き合い方は人に
より、さまざまです。もう一つ、心に残
った王子の言葉は『人の悲しみによりそ
う』です。『悲しみ』には慰めや同情よ
りも『よりそう』事なのですネ。