西鎌発、地域ぐるみで教育を考える

西鎌倉地域において、家庭、学校、地域が交流し、連携して子どもたちの教育環境を考える「教育懇話会」の活動記録です。

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教育支援の現場から見える鎌倉の子どもたち(PARTⅡ)

2015-02-21 23:33:46 | Weblog
今年度最後の代表者会は、
七里ヶ丘こども若者支援研究所主宰の
滝田衛さんをお迎えし、
「教育支援の現場から見える鎌倉の子どもたち(PART2)」という演題で、
お話をいただきました。

「PART2」とあるように、
代表者会にお招きするのは、
昨年度に引き続き二度目です。

前回とても心に沁みるお話をいただいたのですが、
代表者会に参加するメンバーの大半が一年で入れ替わるため、

昨年度お話をいただいたとしても、
実は初めてお聞きするという方が多く、

ぜひたくさんの方々に滝田さんのお話を
聴いていただきたいと思い企画いたしました。

滝田さんは、NPOや教育センターの相談員等の立場として、
様々な子どもたちの相談に乗ってこられました。

たくさんの事例をご紹介していただきましたが、
今の子どもたちにとって将来は、
楽しみというよりも不安に思うことが多いこと、
その中で追いつめられるように
日々を過ごしている子が多いんだなあ、と思いました。

グローバル化という名のもとに進む競争社会。
人を平均化し、数値で評価する傾向が強まり、
それになじめない子たちが「不登校」という現象を
生み出している原因の一つのようです。

また競争社会の中で生じる経済格差。
貧困率が高い地域ほど不登校が多いという現実もあるようです。

では私たち大人はどうすればいいか。

大人はとかく子どもたちのために、という思いで
子どもたちを追い詰める言葉を投げかけがちですが、

そうではなく、
かといって単にやさしくすればいいということではなく、

そうした悩みを理解しようと努め、
それを受け止める度量と寛容さが必要なのではないか、
ということが滝田さんの提言でした。

確かに滝田さんには、その悩みをあたたかく包み込む
包容力の大きさが滲み出ていました。

さらにそれを個人単位ではなく、
地域ぐるみで包容力を育てていくことが
大事なことではないか。

だとすれば懇話会の役割は、
そうした土壌を作っていくことなのだということを
再認識しました。



滝田さんのお話のあと、
一グループあたり六人程度の、
五つのグループに分かれて感想を出し合いました。

三十分という時間があっという間に感じるほど、
各グループの話し合いは盛り上がっていました。

その後各グループで話し合ったことを発表していただきましたが、
参加者の皆さんにとってたくさんの気づきがあったようです。

子どもの悩みに向き合い、寄り添って解決していこう、

孤立しがちな現代、地域社会が大切、

親のえがおが大事、

「子どもを理解する」ということの本質を理解する必要がある、

親になると、子どもの頃を忘れるなあ、

あるべき論からこぼれた子どもたちに、地域内で滝田さんのような人が寄り添ってくれるといい、

など、実に様々な意見が出たようです。

中でも私のいたグループで
とても興味深い提案がありました。

グループに滝田さんもいらしたのですが、
滝田さんによると、町内会で会館等を利用して、
学習支援しているという例があるようです。

一方で、子どもたちが気軽に立ち寄る先に
面倒を見てくれる「みんなのお母さん」のような人がいる「たまり場」っていいよね、
という話が出ました。

そこで現在、このまちでもそうですが、空き家が目立ち始めています。
それを町内会などが、その「たまり場」として活用してはどうか、
という提案がありました。

地域ぐるみで子どもを育てる取り組み、というだけではなく、
空き家活用策にもなるので、とてもよいと思いました。

今回は町内会・自治会の代表者もいらしていたので、
参考にしてくだされば、と思います。

グループ討論発表の最後のグループがおっしゃっていたように、
この地域は本当にいい人が多い。

この人たちをつなげ、地域の力として活かしていくことができれば、
さらにまちの包容力を高めていくことができると思います。

徐々に徐々に、でいいから、
懇話会がそうした取り組みを醸成できればと思います。








(文責:日高)
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