H29寒河江市立にしね保育所

ゆっくりおおきくなあれ

『どうか忘れないでください、子どものことを。』35

2017年05月14日 | 日記

 子育てを一生懸命している親御さんがほとんどです。いろいろ迷いながら、自分の子どもを育てるために、どうしたらいいだろうと悩むこともあると思います。いつも書かせていただくのが、「シンプルな子育て」です。子どもがしてほしいことをしてあげる。それが基本。極端な話、それだけでいい。

 今回の佐々木氏の言葉はそうしたところがあります。「してほしいことをしてあげる」というよりも「してほしそうなことをしてあげる」ということになるのかもしれないけど、これがいいかなと。これができるようになると、劇的に子どもとの関係が良くなると思います。ぐずぐずいうことが少なくなると思いますね。でも、これが過度になってはいけません。

 ぜひ、お読みください。


 【黙って好きなものを出すよりも「なにが食べたい?」と希望を聞いてあげましょう】

 何か子どもに問題が起きて、それに気づいたお母さんにはいつもこう言っています。遅すぎることなどないのですよ、気づいたときから始めればいいのですよ。

 子どもが何を要求しているのか、じっと見てあげてください。お風呂に入って水遊びをしたいというのなら、身体を洗うのは適当でもときにはしばらくつきあってやろうとか、甘ったれてグズグズしているのならとりあえず抱っこしてあげる、忙しいのに泣いているならおんぶして家事をする、眠る前にぐずるなら、もうそういう年齢ではないと思ってもしばらく寝付くまで添い寝をしてあげればいい。小学生の中学年だろうが、添い寝をして本を読んであげればいい。

 乳幼児期に足りなかったかもしれない、という部分に気づいたらできるだけ追加してあげたらいいと思います。

 大きくなってか子どもがなにをしてほしいのかわからない、というのなら、ちょっとしたコツをお教えしましょう。「なにが食べたい?」と聞いてください。子どもの好物がわかっていても、黙ってつくって出すのではなくて、「なにが食べたい?」「なにが好き?」と聞いてからっくってあげるといいと思います。子どもは、毎回「ハンバーグ」と一言うかもしれない。「ええ?・またハンバーグなの?と言いながらでも、何度でもつくってあげればいいのです。

 毎日、三食聞くことはできないでしょう。けれど、時々でも「さあ、晩御飯のお買い物に行こうと思うけれど、なにが食べたい?」と聞いてあげてください。親が食べさせたいものばかりではなくて、子どもが食べたいものをつくってあげてください。

「あなたが食べたい、と言ったものをつくってあげたよ」「欲しい、と言ったものを買ってきてあげたよ」という応え方をすることは、とてもいいことです。

 お菓子を買うときだって、「今日は買い物に行ったときになにかお菓子を買ってあげるけれど、なにが欲しい?⊥と言って、欲しがるものを買ってあげればいい。常に子どもが好きそうなものを先回りして手の届くところにおいておくよりも、子どもはずっと喜ぶと思いますよ。


<太田コメント>

 子どもの気持ちを先回りしてしまう方が多いように思います。子どもにとっては、自分がしてほしいことを先にしてくれるのですから、さすがお母さん、お父さんということになるのですが、そこまで先を読まなくてもいい。子どもは年齢によって、発達段階によって要求は変わってきます。先を読んでしてあげてはいけません。

 子どもが自分でできることが増えてくると特にそう。「一人で!」「自分で!」というようになります。それを先回りにして親がやってしまうことがよくあります。そうすると、親子のバトルが始まる。親はかえって面倒だから、時間がかかってしまうからとしてあげてしまう。大人の都合になりますから、これはいただけません。

 そうすると、そうした「一人で!」や「自分で!」という自分でやろうという気持ちは小さくなってくる。自分でする必要がなくなる。だから、だんだんしなくなってきます。当たり前です。先回りして大人がやってくれるのですから。子どもの成長を阻んでしまうのです。これは、子どもの成長・発達にとっていいことではありません。

 どんな場合もそうですが、あまり、先を読まずに子どもの様子を見ていればいい。子どもがしてほしいというのを待っていればいいのです。その方が、ずっと子どもが育つのです。自分で自分のことをしようとする子どもになります。

 佐々木氏の言葉を繰り返します。

 子どもが何を要求しているのか、じっと見てあげてください。お風呂に入って水遊びをしたいというのなら、身体を洗うのは適当でもときにはしばらくつきあってやろうとか、甘ったれてグズグズしているのならとりあえず抱っこしてあげる、忙しいのに泣いているならおんぶして家事をする、眠る前にぐずるなら、もうそういう年齢ではないと思ってもしばらく寝付くまで添い寝をしてあげればいい。

「水遊びにつきあってやる」「抱っこしてあげる」「添い寝をする」そんなことでいい。年齢がどうだろうがしてあげればいい。子どもに問題を感じるならば、すぐにこうしたことをしてあげればいい。小学生だって、中学生だって。「大きくなったんだから」とか、「お兄ちゃんなんだから」なんて言う言葉は禁句、絶対言ってはいけないのです。

 子どもが成長してくると、親にものを言わなくなることがあります。小学生高学年、中学生、高校生。もちろん、大人になってもそうです。こうした場合のコツを佐々木氏は、食べたいものを聞くことをすすめています。これはとてもいいです。食べることは必ずしなければならないからです。毎日だからです。特に、してほしいことを言わない子どもの場合、あまり親の言うことを聞かない、聞かなくなった子どもには、特にいいです。ぜひ、してあげてください。

 食べたいものを聞かれるのです。うれしいと思いませんか。大きくなると「何でもいい」という子どもがいます。そうした場合は、「カレーとハンバーグ、どっちがいい?」と2択にすればいいのです。こうしたコミュニケーションの取り方で、聞いてあげる、接するといいように思います。そして、それが叶えてもらったという喜びがあるのです。子どもは、うれしいとは言わないのですが、自分が食べたいものを用意してくれたという気持ちが残ります。

 これは簡単です。毎日はできないかもしれませんが、極力こうしたパターンを増やす。日曜日だって、メニューを考える手間も省けます。しかも、子どもの成長・発達にとって有効なのですから。作るのが苦手な方は、買って来ればいい。そんなにいつもいつも作ろうと思わなくていい。食べさせたいものを考えるよりも、食べたいものを用意してあげた方が楽かもしれません。

 我が家はそうしてきました。今でもそうです。子どもが大人になり、遠くで仕事をしていますから、たまに帰ってくる時には、必ず聞きます。事前に聞けない場合は、食べさせたいものを2つ用意しておいて、直前に2択で聞く。時には、その2つということもあります。それでいいと思っています。親の食べさせたいという思いが伝わるように思いますね。

 どうしても先回りしてしまうお母さんはいませんか。先回りして準備することは、子どもの気持ちを考えていると思っているでしょうが、子どもの気持ちとしては反対の気持ちになってしまうことをご理解ください。それよりも、子どもがしてほしい、食べたいというのを待てばいい。言わないなら聞けばいい。食べるということ、そして毎日のことだから、毎日できる。それが有効と思いますね。

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