H28 寒河江市立にしね保育所

ゆっくりおおきくなあれ

子どものことを大事にするということはどんなことなのか

2016年10月16日 | 日記

 子どものことを大事にするということはどんなことなのか。

 7年間、保育所を運営してきて、たくさんの乳幼児の親子を見てきました。それ以前は、養護学校教員、小学校教員として、たくさんの親子を見てきました。送迎時の親の様子を見ていて、あらためて、子どものことを大事にすることとはどんなことなのか、子どものためと思っていることがいいことなのかを考えてたいと思いました。

 あるお母さんには、「子どもを歩かせて連れてきた方がいい」と言ったことがあります。子どもは、いつも抱きかかえられて、荷物?と同じように部屋に来ていました。子どもは歩けるようになると、自分で歩きたくなります。それを歩かなくてもいいからと言っているようなもの。忙しいからという理由なのでしょうが、それが子どもを大事にするということなのかということです。

 もしかしたら、できるようになることを奪っているのかもしれない、と考え始めました。これは、1歳児だけではありません。他のクラスの子どもでも同じです。歩けるのにおんぶをしたり抱っこをしたり。してほしいからしてあげるのだと思います。でも、これはいつもそうでなくてもいいのです。親が同じパターンの方が楽だからです。

 あるお父さんに、いつもおんぶしたり、肩車をするのでなく、時々でいいし、いろいろなパターンの方がいいよと言ったことがあります。いつもいつも同じ。当たり前のようになっていることが、果たして子どもを育てることにはならないのではないかということです。

 子どもをおんぶしたり、抱っこしたりが当たり前にならない方が、子どもの自主性が発揮され、自由度が増すということです。子どもは自由の方がいいからです。保育所に来てまで抱っこしている必要はありません。家でもっとしてちょうだいというのが私の考えです。そうすれば、送迎時に、抱っこやおんぶをせがむことはほとんどないと考えています。

 そして、もう一つ気になるのが、連れてきてすぐに家の人がすぐに帰らないということです。保育所は集団の場です。できるだけ、連れてきたら、職員に任せて、すぐに帰ってください。親が離れられないのではないかと思うほどです。一緒に遊んでいることは避けてください。

 かえって離れられなくなる子どももいます。これも当たり前です。できるだけ一緒にいた方がいいと思っているかもしれませんが、子どもにとってはマイナスです。あっさり保育所から去る、その切り替えが重要です。それが子どもの気持ちの切り替えを育てるのです。心を育てると思っています。

 両親で来る場合もあります。来てもいいですが、送迎だけですから、二人で来る必要はありません。一人で連れて来れます。これも他の子どもの手前もあります。両親がいない子どももいます。あまり、そこまで気にするまでには成長していませんが、そう思う子どもだっています。仕事をしているから保育所に入っているのだから、二人で来ることはないはずなのです。

 迎えに来てくださる時も同じです。一緒に遊んでいくことは、だめです。避けてください。せっかく早くお迎えなのですから、園庭でなく、近くの公園で二人で過ごしてください。ちょっとの時間でも喜ぶのです。子どもが見せたいなんてこともあるでしょうが、それにも付き合わなくていいと思っています。二人で過ごす時間の方がずっと大事と考えます。

 お迎えに来たらすぐに帰ってください。お迎えですから後は時間があるのでしょうが、すぐに帰ることをお願いいたします。これも他の子どもの手前もあります。お母さんが来たのに一緒に遊んでいる様子を他の子どもは見なくていいと思います。遊んでいるけど、迎えに来たら、すぐにでも家に帰りたい子どもの気持ちを考えて欲しいと思います。

 保育所は楽しい場所です。そうなるように、私たちは心がけています。でも、親子が一緒に過ごす場ではありません。参観日などの場合以外は。送迎は早めに、時間をかけずにお帰りください。職員と話をする場合もあるでしょう。それはもちろん必要なことです。子どものためになることですから。でも、送迎を時間をかけずにやることが、子どもを大事にすることだと思います。

 子どもを大事にすることとはどんなことなのか、子どもを育てるとはどんなことなのかを、保育所の送迎時の様子から考えてみました。よろしくお願いいたします。

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