チャレンジャーのサッカーで敵地快勝!
GW期間中、リーグ上位クラブとの対戦が続くサンガ。
ここで結果がついてくれば自信もつくし、上位進出が現実味を帯びてくる。
GWを「ゴールデン週間」にするか「ガッカリ週間」にするかが懸かっている。
まず緒戦は2位のセレッソ。その戦力は間違いなくJ1クラス。
ここキンチョウスタジアムは昨年も来たが、フォルラン祭でボコボコにされた。
そもそもセレッソとはアウェイで勝った記憶がない。
前節の徳島の様にガチガチに引いてくる事はありえないが、
前節今季初黒星を喫したこともあり、連敗阻止に向け全力で攻めかかってくるだろう。
前日の京都新聞のコラムにもあった「球際の強さで勝負」出来るか、
挑戦者としての闘い方が出来るか、注目したい。
【サンガのスタメン】
GK:菅野
DF:石櫃、菅沼、下畠、本多
MF:堀米、佐藤健、アンドレイ、山瀬
FW:ダニエル・ロビーニョ、イ・ヨンジェ
SUB:清水、齊藤、國領、田村、エスクデロ競飛王、有田、沼
前節のミスもあり、古巣との対戦で名誉回復を図りたかったソメは無念のベンチ外。
どうやら前日練習中に怪我をしたらしい。
脳震盪養生中の祐治もまだ復帰出来ないし、守備陣は緊急事態。
翔吾が久しぶりにセンターバックに。
ベンチにもDFは齊藤クンただ一人、ヤバくないか?
近距離アウェイなので、アウェイゴール裏はほぼ満席。
西京極でも久しく経験できない密集感を味わえてサポの雰囲気は良い。
サポ連主導で企画した初のアウェイコレオグラフィーも上手くいった。
あとは試合だが…
【試合感想】
試合の入りは最高だった。
サンガがすべての局面で高い集中力と積極性を発揮。
ボールへのアタックもセレッソを完全に上回っていた。
的確なチャージでインターセプト、早いボール回し。
セレッソは自分たちのサッカーが出来ないまま訪れた開始8分、サンガのCK。
キッカー堀米のボールは絶妙な軌跡を描きつつゴール前へ…
決して観易くないキンチョウスタジアムのゴール裏、
なおかつ遠いサイドで誰が決めたのか良くわからなかったが、
ボールがゴールネット上部に突き刺さったのだけははっきり確認出来た。
決めたのは…アンドレイ!!
(どうやらスゲー見事なボレーシュートだったらしい)
いけるゾ、サンガ!
先制を許したセレッソは、焦りのせいか中盤を省略し、縦に長いボールを入れ始める。
何度もコーナーキックのピンチを迎えたが、
守備陣(特に本多)が踏ん張り前半を無失点で乗り切った。
サンガのボールを追い回す運動量がハンパなかったので
後半最後までスタミナが続くのかがやや心配…
だがこの日のサンガに限って言えばその心配は杞憂でした。
後半開始3分でいきなり得たコーナーキック。
再びキッカーとなった堀米がまたしても絶妙のボールをゴール前へ。
これを空中戦で競り勝った本多がヘッドで叩きつける様に決める!
なんと、なんと、2点差!
サッカーにおいて2点差は一番危険なスコアと言われている。
それは追いかける側が一点でも返すと勢いに乗り、
追われる側は精神的プレッシャーからミスを犯しやすくなるからだ。
そのピンチ、ペナ内で犯したファウルで与えてしまったPKのシーン。
♪きょ~と~のゴ~ル守り抜け すげ~のたかのり すげの~たかのり~
きょ~と~のゴール守り抜け すげ~のたかのり すげのたかの~り~♪
アウェイ席を埋め尽くしたサンガサポの祈りのチャントの中、
見事に応え、新守護神・菅野が足一本でPK阻止に成功!
ボールがはじき出された瞬間、サポーターは大騒ぎとなった。
勝った!
この瞬間に勝利は確信した。
しかしピッチで闘う選手たちはそんな余裕はなかっただろう。
最後まで集中力を切らさず、セレッソの嫌がるプレイを続けている。
そして試合終了のホイッスル。
あとは歓喜のみ。
試合終了後、殊勲の主将・菅野が挨拶に来てくれた。
ようやくサポと新守護神との絆が結ばれた気がした。
勝ち点3は積み上げたものの順位はまだ14位のまま。
だが、この勝ち点3は大きい。
チームにとっても、我々サポにとっても。
この試合で見せた集中力と気迫、それを続けていく事。
結果はその先にある。
今のところGWは「ゴールデン」な感じですw
【試合結果】
C大阪0-2京都
【観客数】 14,883人
【得点者】
京都 : アンドレイ8、本多48
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:菅野8
DF:石櫃6、菅沼6.5、下畠6、本多7
MF:堀米6(87分 國領-)、佐藤健5.5、アンドレイ7、山瀬6
FW:ロビーニョ5.5(68分 エスクデロ6)、イ・ヨンジェ6(78分 有田5.5)
【今日の私的MOM】
菅野 孝憲 : 圧巻のPK阻止で試合の主導権を離さなかった