西京極 紫の館

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リアリティのダンス  監督/アレハンドロ・ホドルフスキー

2015年01月21日 00時32分27秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ブロンティス・ホドロフスキー
 パメラ・フローレス
 イェレミアス・ハースコヴィッツ

【ストーリー】
1920年代、軍事政権がはびこるチリの小さな村トコピージャ。アレハンドロは高圧的な父ハイメと、息子を自分の父親の生まれ変わりだと信じる母サラと一緒に生活していた。一方学校では、ロシア系ユダヤ人であることからいじめられていた。

【西京極の評価】
独善的で強圧的な男が、放浪の中で己の弱さ愚かさを知り、やがて真実の愛を求めて家族の元に帰ってくる。云ってみれば良くある王道の筋立てなのだが、鬼才ホドロフスキーが撮ると彼ならではのアートに昇華される。(僕は観ていないけれどきっと)『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』に共通するテーマが本作にも流れている(はずである)。ブレない主張。100%理解できなくても圧倒されるのは確か。評価は難しいがこの監督、やっぱりヤバい!

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像/特撮 ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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2 コメント

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そうですよねえ (sakurai)
2015-01-22 09:46:29
やばいんですよ。
やばさ全開。
彼の人生がそのまま投影されてる作品ということで、根源を見たような気もしました。
「エル・トポ」のやばさがまんま続いてるってすごいなあと。
映画的には、「サンタ・サングレ」が私的には一番です。
機会がありましたら挑んでください。
sakuraiさんへ (西京極 紫)
2015-01-22 22:57:45
>彼の人生がそのまま投影されてる作品ということで、根源を見たような気もしました。

幼少期に欲圧されたり、鬱屈があったりすることが
創作のエネルギーになるのかもしれません。
映画の少年アレハンドロが本当に監督自身の体験ならば、
こういう映画を撮るってのも肯けますね。

『サンタ・サングレ』、チェックしておきます!

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