西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

花戦さ  監督/篠原 哲雄

2017年06月09日 22時26分21秒 | 西京極シネマ
【出演】
 野村 萬斎
 佐藤 浩市
 市川 猿之助
 森川 葵

【ストーリー】
戦国時代の京都。花を生けることで世の平穏を祈る「池坊」と呼ばれる僧侶の中でも、専好は名手とうたわれていた。そのころ、織田信長亡きあと天下を手中に収めた豊臣秀吉の圧政が人々を苦しめ、専好の友であった千利休が自害に追い込まれる。専好は秀吉に対して、力ではなく花の美しさで戦おうと立ち上がる。

【西京極の評価】
歴史ドラマの妙味は大枠で史実に忠実でありながら、その隙間隙間に如何に自然な形で独自解釈を入れ込んでいるかである。歴史上の人物の掘り下げ、キャラ付けも大事だ。その意味で本作は話の筋立てもキャラクターもいかにもステレオタイプで薄っぺらい。特に酷いのは典型的な暴君然とした秀吉だ。本当の秀吉はもっと複雑な性格であるべきだし、こんな単純な暴君が、生け花で改心する訳がない。せっかくアスペルガー症候群っぽい池坊専好というキャラを萬斎が熱演しているのに台無しだ。大がかりなセットも合戦シーンもなく、豪華俳優陣のギャラで製作費のほとんどが消えたと思われる。萬斎と森川葵の目力だけが印象に残る映画だった。

【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆★★★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆★★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

人気ブログランキングへ
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (15)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« そうじゃないだろ | トップ | 6/11 第18節 FC町田ゼル... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

西京極シネマ」カテゴリの最新記事

15 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
花戦さ (2016) 127分 (極私的映画論+α)
 主人公は発達障害?
映画  「 花戰さ 」  (徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”)
この映画は、”ホントの話”などと書いてあるものもありますが、あくまで伝説を面白可笑しくフイクション化して映画化されたものです。でも、すべてが”根も葉もない話......
花戦さ (あーうぃ だにぇっと)
花戦さ
花戦さ〜森川葵が可愛い (佐藤秀の徒然幻視録)
公式サイト。鬼塚忠原作、篠原哲雄監督。野村萬斎、森川葵、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、高橋克実、山内圭哉、和田正人、吉田栄作、竹下景子。「利休にたずね......
花戦さ (花ごよみ)
鬼塚忠の同名小説が原作。 監督は篠原哲雄。 舞台は京都。 織田信長から、豊臣秀吉へと 移行した時代。 花僧である池坊専好が、 花の力をもって秀吉に挑む。 野村萬斎が池坊専......
『花戦さ』 2017年4月17日 東映試写室 (気ままな映画生活 -適当なコメントですが、よければどうぞ!-)
『花戦さ』 を試写会で鑑賞しました。 【ストーリー】  戦国時代の京都。花を生けることで世の平穏を祈る「池坊」と呼ばれる僧侶の中でも、専好(野村萬斎)は名手とうたわれて......
花戦さ ★★★★ (パピとママ映画のblog)
戦国時代末期に活躍した実在の花僧・池坊専好を主人公に、千利休との友情と、亡き友の無念を晴らすべく時の権力者・豊臣秀吉に花で立ち向かっていく姿を描いた鬼塚忠の時代小説『......
花戦さ (だらだら無気力ブログ!)
ちょっと個人的にはイマイチだったかなぁ。
『メッセージ』『花戦さ』をユナイテッドシネマ豊洲4,9で観て、両方コミュニケーシ...... (ふじき78の死屍累々映画日記)
金曜日と土曜日に見た2本をまとめてレビュー ◆『メッセージ』 ▲白鶴「まる」にシン・ゴジラ第四形態が乗り移ったみたいな宇宙人のメッセージ。 五つ星評価で【★★★★宇......
花戦さ (映画と本の『たんぽぽ館』)
芸術は人を動かせるか * * * * * * * * * * 戦国時代に実在した池坊専好という花僧のストーリー。 茶道もそうですが、華道についても 戦国時代にもう確立し......
「花戦さ」 (NAO日和)
~いざ勝負!~ 2016年  日本映画    (2017.06.03公開)配給:東映      上映時間:2時間7分監督:篠原哲雄原作:鬼塚忠脚本:森下佳子音楽:久石譲美術:倉......
花戦さ (Fine, Peace!)
野村萬斎さん主演。 戦国時代、池坊専好のお話。 利休が死ぬのがわかっていたから、その辺りから切ないです。 貴一さんの信長は、なかなかいい感じかも~。 蔵之介さんの利家もよ......
映画・花戦さ (読書と映画とガーデニング)
2017年 戦国時代に実在したという花僧・池坊専好(野村萬斎)が時の天下人・豊臣秀吉(市川猿之助)に“花”で単身立ち向かう姿を描いたエンタテイメント時代劇 萬斎さん...
『花戦さ』 (キュートなバアサンになるために)
                      公式サイト  天正元年戦乱で人々が苦しむ京の都の中に頂法寺六角堂に花僧として花を活けることに喜びを感じている僧池坊専好は織......
花戦さ (映画好きパパの鑑賞日記)
 生け花中興の祖ともいうべき池坊専好が主人公。予告編やポスターからは一休さんのようにぎゃふんとやっつけるのかと思ったら、結構シリアスな場面もありました。生け花、茶の湯......