西京極 紫の館

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スポットライト 世紀のスクープ  監督/トム・マッカーシー

2016年04月27日 20時33分26秒 | 西京極シネマ
【出演】
 マーク・ラファロ
 マイケル・キートン
 レイチェル・マクアダムス
 リーヴ・シュレイバー

【ストーリー】
2002年、ウォルターやマイクたちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナー「Spotlight」を担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだったが…

【西京極の評価】
信仰心が薄い我々日本人には理解しづらいテーマではあるが、アメリカ人が精神的な拠り所の暗部を描く凄味を感じる。昨年度アカデミー作品賞を獲っただけはあります。聖職者の歪んだ欲望は、そのはけ口とされた者の心を壊す。それも深い部分を。その責任を感じ、常忘れずにいて欲しい。世に“先生”と呼ばれる皆様、宜しくお願い致します。そしてマスコミの真の存在意義。こちらもゴシップばかり追いかけている下衆い日本のマスコミ関係者の皆様、一度自らを省みてくださいませ。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

追記:
それにしても邦題の「世紀のスクープ」って…なんだかB級コメディみたいでイメージ悪く、損してると思う。もうちょっと硬い副題にした方が良かったのに。

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6 コメント

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Unknown (atts1964)
2016-04-27 22:53:58
TBありがとうございました。
アメリカの良さというか、怖さというのは、こういう自浄作用?が働くところのような気がします。
圧力に屈しな勝ったチームは、大したもんですが、氷山の一角で、世界的なスキャンダルだったのには驚きでした。
こちらからも、TBお願いします。
atts1964さんへ (西京極 紫)
2016-04-27 23:13:06
コメントありがとうございます。

>氷山の一角で、世界的なスキャンダルだったのには驚きでした。

その数の多さには僕も驚きました。
日本の坊主も実は似たようなものだったりして…
生臭坊主…なんて言いますしね。
TBありがとうございます (すぷーきー)
2016-04-28 19:30:22
そう!おっしゃるように、日本のマスコミはゴシップのイメージです。
教会の罪を暴いたスポットライトの記者はすごいですね。
日本にもカトリックの教会がありますが、日本ではどうだったんでしょう?
すぷーきーサンへ (西京極 紫)
2016-05-03 00:28:56
コメントありがとうございます。

>日本にもカトリックの教会がありますが、日本ではどうだったんでしょう?

日本ではそんなおぞましい事件は起きなかったと信じたいです…が、事実はどうなんでしょう?
Unknown (ayame)
2016-06-09 11:10:53
西京極 紫さん、こんにちは。
「六日の勝負」のayameです。TBをいただき、ありがとうございました。

ブログ拝読しました。「世に”先生”と呼ばれる皆様」のカテゴリーには、たぶん東京都知事も入るのでしょうね。日本のマスコミも、“マスゾエ・スキャンダル”だけで終わらせることなく、政治資金の闇の部分に「スポットライト」を当てるだけの勇気を持てればと思いますね。御意。
ayameさんへ (西京極 紫)
2016-06-10 21:41:35
コメントありがとうございます。

>「世に”先生”と呼ばれる皆様」のカテゴリーには、たぶん東京都知事も入るのでしょうね。

はあ、もちろん入りますw

ただ、アノ方の場合は、シリアスだとかどうとか言うより、人間として…セコい。
なので追及するまでもなく、ご自分でお辞めになられるべきか、と。

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