西京極 紫の館

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恐怖  監督/高橋 洋

2010年08月03日 20時11分19秒 | 西京極シネマ
【主演】
 藤井美菜
 中村ゆり
 片平なぎさ
 
【ストーリー】
幼い頃に見た16ミリ・フィルムの映像に現れた不思議な白い光を目撃してしまった幼い姉妹、みゆきとかおり。死への誘惑に取り憑かれながら成長したみゆきは自殺サイトで同士を募って練炭自殺を図るが、謎の一団によって研究施設に運び込まれる。目を覚ましたみゆきはそこで禁断の領域に踏み込んだ脳実験を繰り返す母・悦子と再会した。姉の行方を追うかおりは、母が“人間が持つ感覚の先にある世界”を探し求めていることを知る…

【西京極の評価】
「感染」「予言」「輪廻」「叫」「怪談」と続いてきた一瀬隆重プロデュースのJホラーシリーズのラストという事で(多少なりとも)期待はあったが、見事な肩すかし。脳に外科手術を施しアチラの世界を見られる様にするっていう設定自体それほど新しいものではない上に、その恐怖の対象が怨念でも怨霊でもないただの“光”じゃ、怖がれって言う方が無茶。予告編では結構怖そうに思えたシーンも本編ではまったく活きてない。一番怖いのが片平なぎさの演技(笑)だからなー。こんなダメな映画で日本のホラーが終焉を迎えたかの様な印象を世間に与えたとすればその罪は決して軽くはないよ。たとえそれが「リング」や「呪怨」といった名作を世に送り出した一瀬氏であったとしてもだ。

【総合評価】 ☆★★★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆★★★★
 演出    ☆☆★★★
 映像    ☆☆★★★
 音楽    ☆★★★★


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